2025年10月に読んだ本(^_-)-☆
2025年10月に読んだ本は、10冊・・・3日に1冊のペースでした(^_-)-☆読んでいてスラスラと読める本、なかなかページが進まない本・・・いろいろでした。10月の読書メーター読んだ本の数:10読んだページ数:2974ナイス数:39まんがで読む古事記の感想『古事記』をまんがで読むという内容で確かに分かり易く書かれています。奈良時代につくられた日本最古の歴史書は、上巻・中巻・下巻の三巻から成り、上巻に太安万侶が書いた序文があり、『古事記』の成立について書かれています。この本では、主に上巻の神がみの物語と、中巻に含まれるヤマトタケルノミコトの伝説をまんがにしています。国生み・神生み、天の石屋戸、ヤマタノオロチ退治、国作り、国譲り・天孫降臨、ニニギノミコトの結婚、海幸彦と山幸彦、ヤマトタケルの伝説について主要人物と分かり易い説明とまんがで構成されています。読了日:10月01日著者:館尾冽,岩元健一,久間月慧太郎,亀小屋サト命のビザを繋いだ男 小辻節三とユダヤ難民の感想杉原千畝の「命のビザ」を手に日本へ逃げのびたユダヤ難民は6,000人。滞在期間はわずか10日間だった。日本へ逃げのびたユダヤ難民を命を賭してナチスの手から救ったもうひとりの日本人・小辻節三について語った一冊です。「命のビザ」のその後について、小辻節三についてもっと知られなければいけないと強く感じました。読んでいた思わず目が潤んで来ました。読了日:10月04日著者:山田 純大シン読解力: 学力と人生を決めるもうひとつの読み方の感想あなたや私が国語や数学が不得意だったのは、私たちのせいじゃない。私たちに才能がないからでも、頭が悪いせいでもない。単に『それぞれの教科の教科書を読めるようになるための手段とトレーニング法が確立されていないせいだ。』と。学校の勉強にも、仕事にも活用できるリーディングスキルテスト(RST)について、分かり易く説明してくれます。巻末の大人のためのトレーニングは、なるほどと感じる内容です。読了日:10月13日著者:新井 紀子シドモア日本紀行: 明治の人力車ツアー (講談社学術文庫)の感想首都ワシントンのポトマック河畔に日米友好の桜を植えることに尽力したことで知られる紀行作家エリザ・ルーアマー・シドモア女史によって書かれた明治時代の中の約20年間にわたる写真・挿絵入りの人力車による日本の旅の記録です。横浜~鎌倉・江ノ島~東京~日光~富士山~東海道~名古屋~京都~奈良~大阪~神戸~瀬戸内海~長崎と日本人でも知らない人いるような事柄まで詳細に書かれています。ここまで詳細に記録するなんてすごいなぁ~と感じました。読了日:10月15日著者:エリザ・R・シドモア対馬の海に沈むの感想長崎県対馬市で起こった在るJA職員の死をめぐって、JAグループという組織に巣くっている問題を追及していくノンフィクション。「事実は小説よりも奇なり」ということわざがあるが、まさにこのフィクションはそんな印象です。個人の問題なのか、組織の問題なのか、いろいろと考えさせられます。読了日:10月18日著者:窪田 新之助日の名残り 隅田川御用帳14 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 ふ 7-14)の感想藤原緋沙子の小説を初めて読みました。女性の書く時代小説も初めてでしたが、とても面白く読ませていただきました。脚本家として活躍していて作者ということで、テレビの時代劇を見ているような感じがしました。深川の門前通りにある寺宿『橘屋』をメイン舞台にした小説。『橘屋』の女主人・お登勢と浪人の塙十四郎が仲間と協力しながら解決していく物語は、三話(「日の名残り」、「再会」、「爪紅」)ともにそれぞれに楽しめました。それぞれのタイトルが物語のキーポイントのように感じました。読了日:10月20日著者:藤原 緋沙子アメリカの新右翼:トランプを生み出した思想家たち (新潮選書)の感想2024年の大統領選挙でカマラ・ハリスを破り、2025年1月、第二次トランプ政権が始まった。トランプによってMAGA(Make America Great Again)の政党に作り変えられたといわれる共和党・・・。トランプに関わる政治家や知識人たちについて書いている内容を読んで、ますますトランプ政権がどうなっていくのか、よく分からなくってしまう印象を持ちました。読了日:10月21日著者:井上 弘貴なぜ女系天皇で日本が滅ぶのかの感想旧皇族の憲法学者である竹田恒泰氏と反皇室勢力に詳しい論客の門田隆将氏の長時間に及ぶ対談記録。八月革命説(1945年(昭和20年)8月のポツダム宣言受諾により、日本において革命が起こり、主権の所在が天皇から国民に移行し、日本国憲法は新たに主権者となって憲法制定権力が移行した国民が制定したと考える学説)についてもお二人の視点で語られている。男系で皇統を維持してきた理由について語っている。歴史教科書の検定の問題についても語っていて、考えさせれられます。読了日:10月23日著者:門田隆将,竹田恒泰大正浪漫乙女恋譚抄の感想天花寺さやか先生、卯月みか先生、みちふむ先生、望月麻衣先生の4人の短編。4つの短編、どれも素敵なストーリーでとても面白く読ませていただきました。寺花寺さやか先生の作品は、どれも面白くて、たくさん読んで来ましたが、他の先生の作品もこれからは読んでみたいと思います。読了日:10月25日著者:アンソロジー,望月 麻衣,天花寺 さやか,卯月 みか,みちふむ日の名残り ノーベル賞記念版の感想2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の著作を読んでみました。イギリスの執事がかつて仕えていたダーリントン卿からアメリカ人のファラディ様に変わり、ファラディ様のフォードで一人旅をする日記風の物語。読み進むほどに物語に引き込まれる感じがしました。執事の仕事がどういうものなのか、心構えから主人に対する姿勢まで伝わってくる物語でした。村上春樹氏の解説もとても素敵な内容でした。読了日:10月29日著者:カズオ イシグロ読書メーター おしまい(#^^#)