こんばんわ。
昨日は野菜の日、「831」で野菜の日です。
この日に合わせて、仙台若林区、名取市にまたがる地域で、津波により田畑が塩害で作れなくなり、植物工場を立ち上げた、「さんいちファーム」の野菜の販売会が、昨日丸ビルで開催されました。
彼らを応援する会が環境ベンチャーの田宮嘉一さんを中心に立ち上がり、私もメンバーとして参加しております。
津波により全てを流された彼らには何も残らず茫然とする日々を送っていたと聞きます。
しかし、このままではいけない。こんなんでは地域そのものが地盤沈下すると危惧したそうです。
しかし塩害を受け、瓦礫まみれの田畑では何も作れません。
土壌改良をして、再び作物が作れるようになるには、10年くらいの月日が必要です。
しかし、還暦を過ぎた彼らには10年も待てる余裕はなかったのです。
補助金を得て、賛同者に出資してもらい、それでも借金がある状況でありますが、今年5月に600坪の植物工場3棟が完成し、6月から出荷しております。
私も昨日初めて食べました。
リーフレタス、ロロロッソ。非常にシャキシャキ感があり美味しい野菜です。
植物工場のメリットは、①周年栽培可能、②建物の中なので天候、災害に対して影響を受けにくい。③無農薬、洗う必要がない。手間がはぶける。④台の上で栽培するので作業者の姿勢が無理がない、などです。
デメリットは初期投資がかかることです。
震災から、まもなく1年半。
ボランティアのやり方も変わってきています。
まだまだ必要ですが、彼らが自立することを支えるのが重要になっています。
我々、一般消費者が出来ること、
農作物に限らず、彼らの製品を利用し地元にお金を回すことです。
被災地の経済が好転すれば、都市部にも良い影響を与えます。
「さんいちファーム」に限らず、他でも生産しておりますので、
我々が
「この製品を購入すれば、被災地の経済を向上させることが出来る」という
信念を持って利用して頂きたいと思います。
もし、品質等に不満あれば、生産者に申し出てください。
これは慈善事業ではないのです。
苦情を得て生産者も努力し向上していくのですから。
皆で実践して、この国の閉塞感を吹き飛ばしましょう。
全ては皆さんの行動にかかっています。
まずは、行動しましょう。