札幌から路線バスを乗り継ぎ、2017年2月に函館本線余市駅(北海道後志管内余市町)に達しました。今回はその続き。余市駅から長万部駅までのバス乗継旅、第三話です。
・札幌をスタートしたときの記事はこちら ⇒ [リンク]
・前回のお話(岩内市街地散策)はこちら ⇒ [リンク]
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2日目の午後は岩内から寿都までバスに乗ります。
寿都の日帰り温泉施設までの距離は約37キロ。
岩内バスターミナルからは札幌、積丹、倶知安、寿都方面へのバス路線があり、札幌、積丹方面は中央バス、倶知安、寿都方面はニセコバスが受け持っています。
乗り場も方面別に4つあり、
1番 寿都方面
2番 札幌方面
3番 積丹方面
4番 倶知安方面
となっています。
券売機で切符を買って乗車。
切符には北海道中央バスと書いてありますがニセコバスにも乗れますよ。
発車まで時間があるので、道の駅で買ったたら丸焼き(クリーム)をいただきます。
もちもちした薄皮で、中はクリームたっぷり!
岩内はニシンで栄えた港町ですが、ニシンが獲れなくなくなった後はスケソ漁に転換して繁栄を維持しました。そのスケソをPRキャラにしてゆるキャラの大会に準優勝。そしてタイ焼きなんかほとんど買ったことのない私にこのお菓子を買わせる岩内人のしたたかさ(笑)
いろいろ学べた岩内訪問でした。
2017年7月8日(土)
岩内ターミナル 12:13
↓ ニセコバス 雷電線
↓ 寿都ターミナル行き 1310円
ゆべつのゆ 13:09
寿都行きの便は1日6便。
バスは国道229号(雷電国道)を西へ。岩内市街地を通り抜けます。
岩内は昔ながらの商店がちゃんと残っていますね。
市街地が終わると海岸線に沿って走ります。このあたりの海岸は雷電海岸と呼ばれています。
右手に積丹半島が見えます。
ビンノ岬を過ぎると雷電トンネル(3570m)、弁慶トンネル(1048m)と長いトンネルが続きます。
弁慶トンネルの名前は弁慶の薪積岩という奇岩に由来しています。
弁慶の薪積岩は、奥州平泉を脱した義経と弁慶が雷電海岸に来た時、暖をとるため切って積んだ薪が化石化したものだといわれています。
弁慶トンネルを出ると雷電温泉郷。
雷電温泉郷は19世紀前半からの歴史ある温泉地なのですが、営業しているのは1件だけで他の建物は廃墟となっています。
立ち寄ろうかと思っていたので、寂れているのが残念です。
雷電温泉から先も長いトンネルが続きます。
その中に刀掛トンネルというのがあり、その名前も弁慶に由来しているそうです。
トンネルの近くに弁慶の刀掛岩という奇岩があり、それは雷電海岸を歩いていた弁慶が休憩の際、岩をひねって刀をかけたものだと言われています。
トンネルの連続区間が終わると蘭越町です。
バス車内に目を向けると英語表記が多いですね。
ニセコは外国人に人気のリゾート地なので、そのためでしょうか。
尻別川を渡ると寿都町。
汐路と書いて"おしょろ"と読む難読バス停があります。
人口約4000人。地方自治体として全国で初めて風力発電施設を建設した町です。
寿都の中心市街地は寿都湾をはさんで西側にあります。そこまでは行かず、湾の奥にある湯別温泉で降りることにします。
東に天狗山と観音山綺麗に見えますよ。
ゆべつのゆに着きました。
バスは玄関前に乗り入れます。ここでは私を含む2人が降り、4人が乗りました。
こちらの温泉は硫黄泉と塩化物泉の2種類が楽しめるんですよ。料金は500円。
しかも、北海道を路線バス乗り継ぎで縦断しようとすると、かならずここで乗り換えなければならない、バス乗り継ぎマニアの名所でもあります。
先人のバス乗り継ぎ旅に思いを寄せてお風呂を楽しみました(笑)
お風呂の後は遅めの昼食です。
天ざるラーメンをいただきます。
ざるラーメンを初めて食べました。
北海道らしい黄色いプリプリ縮れ麺に和風のツユ。
とても美味しいのですが、縮れ麺を持ち上げると周りの麺がひっかかって一緒に持ち上がり、少々食べにくいです(笑)
(2017/7/8)
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