夏のこの時期に活躍するリネン（麻）シャツ。
お持ちの方も多いと思います。
肌触りも良くて通気性も抜群なので夏場の装いで大活躍な素材です。
そんな麻シャツですが、こんな言葉を耳にしたことはありませんか？
「麻はシワの感じも雰囲気あってカッコイイですよ」
「麻特有のシワがオシャレに見えますよ」
などなど。
確かに麻のシャツやパンツにはシワが入りやすいです。
では、そのシワって『オシャレ』なのでしょうか？
以前、お客様でシワシワの麻シャツを着ていらっしゃる方がいました。
聞くと、店員さんに上のようなことを言われたため、シワが入っている方が良いと考えて洗濯後にそのまま着ているとのことでした。
私物のカプリシャツ。
上の写真は私物の麻シャツを洗濯→乾燥させただけの状態です。
シワの表情はよく分かりますが、正直このまま袖を通すのは僕はオススメしません。
なぜなら、この状態では対面する人に失礼に当たると考えるためです。
服装は自分を表現するツールです。このレベルのシワでは「あなたにはこんなテキトーな格好で会いますよ」と言っているようなもの。
良い印象は持たれませんよね。
なので、僕は麻シャツであってもアイロンをかける派です。
では、「シワの感じも雰囲気あってカッコイイ」とはどういうことでしょうか？
これは、着ているうちに入るシワは麻特有でいい感じに見えるということです。
2017.7月 ミラノのカフェで。
上の写真は過去のものですが、袖をたくし上げたりすることでシワが生まれています。
また、体の動きによって前身頃にも自然なシワが入っていますよね。
雰囲気あるシワというのは、洗濯・乾燥でできてしまったシワではなく、着用する中で人の体の動きによって生まれるナチュラルなシワのことを言うと僕は考えています。
麻シャツや麻パンツをお持ちの方、これから買おうと考えている方の参考になれば幸いです。
下記の動画でも麻シャツの使い方、合わせ方についてお話していますので、あわせてご覧ください(^^)
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いかがでしたか？
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