その87:良い油、悪い油を整理しておく | 肥満治療を行う外科医のブログ

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*オメガ~、を詳しく知りたい方は日清オイリオのHPを参照してください

 

油をとることは、健康のためにも、ダイエットのためにも重要です。

日常で目にする商品で、良い油悪い油を紹介していきます。

 

 

オメガ9系のオリーブオイル

間違いなく良い油です。料理にも、サラダにも、何にでも積極的にかけて使用しましょう。

 

オメガ3系の油もよいですね。魚脂のEPA、DHAやエゴマ油、アマニ油です。

  • EPA・・血液をサラサラにします。神経の栄養分にもなります。
  • DHA・・脳の発達、構成に重要です。中性脂肪やコレステロールも下げてくれます。
  • EPADHAに多く含まれます。魚の缶詰にも多く入っています。
  • 油の酸化ですから、EPAやDHAはカプセルに入っているサプリを摂る方法もあります。
  • エゴマ油やアマニ油は熱や光に弱く、酸化しやすい油ですから、開封したら早めに使いきるか、もしくは酸化防止の容器に入っているものを使用しましょう。

 

日本人なら飽和脂肪酸(バターや肉の動物性脂肪)も良い油と言えるでしょう。

  • 心臓病との関係性ははっきりしていませんし、脳卒中のリスクを下げると言われています。
  • 欧米人については飽和脂肪酸の評価が分かれています。彼らは、かなりの飽和脂肪酸を摂りますから、動脈硬化との関連も懸念されています。

 

オメガ6系の油はリスクがあるかもしれませんが、極端に制限しなければならないほど悪くはないと思います。

  • 我々がよく購入している、揚げ物や炒め物、焼き物に使用する油で、大豆油、コーン油などがあります。
  • この場合も、酸化した油(空気にふれた)、体に良くないので、避けましょう
  • 具体的には、使い回す油や、一度揚げたものを再度温めて食べる行為など。酸化があるところには炎症が起こります。

 

トランス脂肪酸悪い油です。

  • トランス脂肪酸は動脈硬化症を進め、心筋梗塞などを増加させると言われています。
  • 日本は諸外国と比較して、食生活におけるトランス脂肪酸の平均摂取量が少なく、相対的に健康への影響は少ないであろうという前提のもと、表示の義務化は見送られています
  • 現時点では自分で自分の身を守る必要があります
 
 

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