その28で、「糖を摂りすぎると脂肪になる」という話をしました。
その他にも、糖を摂りすぎると、短期的には「血糖値スパイク」、慢性的には「糖化」という問題が生じます。
今回は糖化について。
なぜ糖化はいけないのか?
糖は非常に反応性が高い物質です。
高血糖になり、たんぱく質とくっつくと、AGEs(終末糖化産物)になります。
イメージとしては、ホットケーキを焼く時と同じです(メイラード反応)。
ホットケーキを焼くと、キツネ色になりますね。それは、糖とたんぱく質が加熱により反応した結果です。
体の機能を調整するパーツは“たんぱく”でできているため、糖化が起きると、その機能が悪くなります。
またAGEsは酸化を促し、活性酸素を作りだす。活性酸素は体にとっては毒にもなり、炎症を引き起こしてしまう。
そうなると細胞を傷つけてしまうので、糖尿病の原因になるのはもちろん、癌化、老化、心疾患、認知症さえも引き起こすと言われている。
糖化・酸化・炎症はワンセット。
糖化する状態、すなわち、高血糖にしないことは、身体の健康を保つ上で大変重要なポイントになります。
*青太文字の箇所をクリックすると関連する情報も見ていただけます