その28で、「糖を摂りすぎると脂肪になる」という話をしました。
その他にも、糖を摂り過ぎると、短期的には「血糖値スパイク」、慢性的には「糖化」という問題が生じます。
今回は血糖値スパイクについて。
血糖値を上げるのは糖質だけ、と考えて結構です。
たんぱく質、脂質による血糖値上昇は無視できるレベルです。
下の図を見てください。
糖質を摂りすぎていない方の血糖値の波は穏やかです(図:青線)
糖質を摂りすぎると、血糖値は140mg/dl以上に急上昇しますが、インスリンが大量に出るので、血糖値は急降下します。
この血糖値の動きを血糖値スパイクと呼びます(図:赤線)。
では、なぜ血糖値スパイクはいけないのか?
- 満腹感を打ち消します⇒すぐにお腹が空きます⇒太ります
- 血糖値が160mg/dl以上だと糖化が急激に進みます
- 血糖変動幅が大きいほど活性酸素が作りだされます(酸化ストレス)⇒細胞にダメージ
- 血糖値が180mg/dl以上だと血管(内皮)が傷む⇒臓器にダメージ
血糖値を急激に上げないことが、ダイエットや体を健康に保つためには重要です!
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