糖を摂ると、中脳から“ドーパミン”が出て、脳(側坐核)の報酬系を活性化し、私達に快感を与えてくれます。
コカインやモルヒネなどの麻薬、ニコチン、アルコールも同じように作用しています。
当初は少量で満足していたものが、徐々に効かなくなり、もっと欲しがるようになり、やがて依存に陥り、中毒になります。どうりで我々は糖を摂ることに惹かれるわけです。
また甘味は、脳内麻薬と呼ばれる“エンドルフィン”を出させます。
エンドルフィンは鎮痛・抗不安作用があり、幸せで、ゆったりとした気持ちにさせてくれます。そういう意味では、甘いものは疲れを癒してくれます。
しかし、その効果はせいぜい30分です。
その後は疲労感が増し、さらに甘いものを欲しがることになるでしょう。
糖質は本質的に癒してはくれないわけです。
中毒から離脱するには、やはり糖を控えるのが(糖質制限)一番です。
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