我々は生まれた時に体に入って来た腸内細菌を一生持ち続けます。
基本のパターンは変わりません。だから、母親の腸内細菌は、その子の一生に大きく関わってくるとも言えます。
腸内細菌は、やせ菌、デブ菌というように、厳密に区別されているわけではありません。
腸内細菌も、ダイバーシティ(多様性)が大事だと言われています。
肥満の人は、細菌の種類が少なく、偏っているのが非常に問題です。ゆえに、特定のデブ菌が増えているようにみえるわけです。
デブ菌(ファミーキューテスなど)は、
- 食べ物から栄養を取り出す力が強い。同じ量を食べても、肥満の人の方が太ってしまう。
- リーキーガットの原因にもなり、やはり太りやすくなります。
逆に、
やせ菌(ビフィズス菌・バクテロイデスなど)は、
- 短鎖脂肪酸を作り出す。
- 腸の中を弱酸性環境にする➔デブ菌が少なくなります(繁殖できない)
食べ物によって、やせ菌を増やすことができます(その64:食物繊維の項へ)
腸内細菌によいエサを与えて、ダイエットに味方してもらおうではありませんか。
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