「喜納昌吉&チャンプルーズ」の80年6月発表、2nd「BLOOD LINE」を聴きました。
僕が聴いたのは、サブスク配信音源、16年リマスター、ボートラ2曲付。
喜納昌吉&チャンプルーズは、ウチナー・ポップを確立した沖縄のバンド。
メンバーは、喜納昌吉、喜納友子(昌吉の前妻)、喜納啓子(昌吉の妹)ほか。
このアルバムは、名曲「すべての人の心に花を」を含む2作目。
久保田麻琴、細野晴臣、ライ・クーダー、チト河内等豪華メンバーが参加し、ハワイにて録音。
1曲目「ジンジン」は、三線を前面に出した、女性ボーカルによるウチナーグチの軽快なロック・ナンバー。ゲストのライ・クーダーがスライド・ギターを演奏しています。
2曲目「アキサミヨー」は、沖縄の方言で、悲しい時、びっくりした時、助けてほしい時などに思わず口にする言葉をタイトルにした曲。
3曲目「花のカジマヤ」は、1曲目のシングルB面。テンポの良いウチナー・ポップ。
4曲目「ニライ カナイ」は、ようやく喜納昌吉のボーカル曲。タイトルは、沖縄などに伝わる理想郷。波の効果音のイントロが良いです。
5曲目「イヤーホイ」は、喜納昌吉の渋いボーカルの曲。
6曲目「すべての人の心に花を」は、代表曲中の代表曲。「花~すべての人の心に花を~」の曲名で有名ですが、「花」は後から付けられた副題です。このオリジナルは、喜納友子がボーカル、ゲストのライ・クーダーがギター、スライド・ギター、マンドリンを演奏しており、ちょっとボサノヴァ風のアレンジです。この後、何回か再録されておりますが、このオリジナル・ヴァージョンが一番良いと思います。
7曲目「ミミチリ坊主~ダンジュカリユシ」は、1分半以上イントロが続く曲。メドレーで、後半はお囃子と指笛入り。
8曲目「クレージー カチャーシー」は、BEGINの「オジー自慢のオリオンビール」等にも通じる(元歌かな?)ポップ・ナンバー。「カチャーシー」は沖縄の踊り。
9曲目「ヤンバル」は、6曲目のシングルB面。喜納昌吉と女性コーラスによるファンキーな曲。
10曲目「すべての人の心に花を (2016 MIX) 」は、ボーナストラック。
11曲目「すべての人の心に花を (Instrumental)」は、ボーナストラック。部分的に、かすかに喜納友子のボーカルが聞こえます。
Youtubeで「すべての人の心に花を」の音源を見つけたので、ご紹介しましょう。
同じくYoutubeの「花~すべての人の心に花を~」のライブ映像です。
オリジナルに参加していたライ・クーダーがスライド・ギターを弾いています。
同じくYoutubeの「ジンジン」の音源です。