シエナ・スパイロ:またまたUKから大型女性シンガー登場
先日取り上げたオリヴィア・ディーンに続き、またまたUKから大型の新人女性シンガーが現われました。その名もシエナ・スパイロ。このほど、初のアルバムを発表しました。Visitor / Sienna Spiro26年発表05年ロンドン生まれのスパイロ。子供の頃から音楽に親しみ、10歳から曲づくりを始めていたそうです。21年からTikTokに自らの歌唱動画の投稿を始め、これがたいへん話題となりました。24年にはシングルを、25年にはEPを発表。そしてこの度のアルバム発表に至りました。前述のディーンがウィスパリング系とすれば、このスパイロは絶唱系。パワフルで伸びのあるヴォーカルは、一度聴いたら忘れられないインパクトがあります。音楽的にはエタ・ジェイムズやフランク・シナトラ、00年代初頭のヒップホップに影響を受けたそうです。【収録曲】 ① This Is My House ② We're Not in Love ③ Great Expectation ④ Die on This Hill ⑤ He's Not My Baby, I'm His ⑥ Pure ⑦ The Vistor ⑧ Time, You & Me ⑨ You Stole the Show ⑩ Mono No Awareアルバムから4枚目のカットとなる最新シングル③"Great Expectation"は、跳ねるようなピアノをバックに、マイナー調のしっとりとしたメロディを、ややハスキーなヴォイスで歌い上げるナンバー。徐々にバンド・サウンド、ストリングスと音に厚みを持たせていきます。https://www.youtube.com/watch?v=l9bcOMJVJb0&list=RDB452TVVco2Q&index=2UKシングル・チャートで初のトップ10入りを果たした④"Die on This Hill"。サビでの彼女の歌唱力に圧倒されます。アコースティック・ギターのイントロから始まる⑥"Pure"は、中盤からストリングスが入って来る心に沁みるナンバー。https://www.youtube.com/watch?v=jaCxgxTScjc&list=RDjaCxgxTScjc&start_radio=1アルバム・タイトル曲でシングル・カットもされた⑦"The Visitor"。ストリングスを全編にフィーチャーした厳かな雰囲気のナンバー。ここでもスパイロは伸び伸びと歌っています。https://www.youtube.com/watch?v=LiYb4WGbp5Y&list=RDLiYb4WGbp5Y&start_radio=1ジャジーなギターをバックに歌われる⑩"Mono No Aware"。日本文学への造詣もあるのでしょうか、意外なタイトルです。切々と歌われます。https://www.youtube.com/watch?v=J9YTABP_rsE&list=RDJ9YTABP_rsE&start_radio=1彼女のヴォーカルもさることながら、打ち込みやサンプリングを使っていない(と思われる)サウンドも彼女の持ち味をより磨いているように感じます。