良くないことが、良いことを連れてきた | 愛の夢のつづき

愛の夢のつづき

指が楽に動き、音が美しく響くピアノ奏法と
楽譜を深く感じ取る音楽表現法を
札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

人は進化できます。具体的な進化の方法をお伝えしています。
羽生結弦選手 浅田真央さんを応援しています。

ベル東京・大阪・札幌のピアノレッスン、オンラインレッスン連絡先など 

ピアノレッスン内容・方向性 

野谷恵 音楽プロフィール

 

・・・にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへにほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ クリックして頂けたら嬉しいです。。

 

 

 

前記事に、ご心配くださった方、

 

お祈り下さった方、

 

ありがとうございます。。

 

 

 

こういう機会に、自分の人生を振り返ると、

 

とても辛かったことは、

 

その後、重要な、良いことにつながっていった、

 

ということが、よくありました。

 

 

一番大きかったのは、

 

左腕神経を傷めて完治しなかった怪我です。

 

この怪我のお蔭で、

 

こんなにも少ない力でピアノが弾けるのか、、

 

というところまで、辿り着けました。

 

 

 

30代のうちから、

 

ハンガリー人の恩師の先生方のお蔭で

 

弾き方が原因で手の痛い方を

 

弾き方を変えることで治せましたが、

 

それが、さらに進化したのは、

 

40代で、この怪我を抱えてからでした。

 

 

そして、

 

4回に及ぶ、突発性難聴。。(^^;)

 

発症というか再発ということのようですが、

 

4回目が一番酷かったのです。

 

 

2008年秋、

 

東京で、エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクールの

 

入賞演奏会直前で、その後、

 

12月には札幌で、

 

演奏活動30周年記念リサイタルが

 

控えていました。

 

 

ピアノの音が耳に刺さるほどつらい、

 

聴覚過敏状態になり、

 

さらに、突難は右耳(特に高めの中音域)で、

 

左耳はその後、メニエールになって

 

低音域がやられました。

 

めまいもあって、酷い状態でした。

 

エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクールの

 

入賞者披露演奏会では、

 

人生最悪か、2番目か、みたいな

 

ボロボロの演奏をしてしまいました。。。

 

 

それなのに、その演奏を聴いて、

 

習いたいという方が来られたのです。

 

 

いくらなんでも、

 

あんなにミスだらけの演奏で、

 

どうして、私に習いたいと思ってくださったのか、

 

不思議だったので訊いてみました。(^^;)

 

 

すると、、、

 

生演奏を聴きなれているので、

 

(生演奏だと有名演奏家も結構ミスはあるので)

 

ミスは気にならないとのこと。

 

それより、

 

何が違うのか、うまく言葉にはできないけれど、

 

何かが全然違った。。

 

その何かが知りたくて、習いに来た、、というような

 

趣旨の話をしてくださったのです。

 

 

これは、演奏を聴いて下さる方にとって、

 

ミスのあるなしで演奏の価値が

 

決まるわけではないという、

 

一応、分かっていたつもりだったことを

 

もっと深く考えるきっかけになり、

 

演奏への意識が変わったような気がします。

 

 

そのまま、「音がつらい」状態での、

 

演奏活動30周年記念のリサイタルは、

 

そこまでボロボロではなかったものの、

 

思い通りには弾けませんでした。

 

 

でも、

 

大学病院の担当の先生と奥様が来てくださって、

 

クラシック好きでキタラ通いされる奥様が、

 

「今年キタラで聴いたリサイタルの中で

 

一番良かった!」と

 

感激してくださっていたとのこと、

 

嬉しかったです。(^^)

 

 

そして、音楽専門誌「音楽現代」で

 

ご好評を頂いたのでした。。

 

*********

 

音楽専門誌”音楽現代” 2009年2月号より

 

 札幌を活動拠点に全日本クラシックコンサート、

エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクールなど

多数のコンクールに入賞を重ねている野谷恵が、

演奏活動三十周年を記念するコンサートを開いた。


過去に左腕神経を患い、現在は突発性難聴という

アクシデントを抱えながら、

野谷のピアノに対する真摯な姿勢が

ショパンやリストの作品を通して伝わった。

 

彼女のやさしい息づかいから生まれる

柔らかで深みのある響きが奏出されたのが、
ショパン/バラード第三番と

メラルティン/悲しみの園より《雨》。 


特に後者は、力みのない

淡い光のアルペジオにのせ、

叙情豊かな旋律が心を和ませた。


全身全霊で弾ききった

リスト/バラード第二番は、

音楽の流れに戸惑いも感じたが、
鬼気迫る低音部の半音階進行が印象的。


ラフマニノフ/幻想的小品より前奏曲《鐘》は、

雄渾なスケール感と律動感、さらに強奏による

和音の連打で展開されるロマンティシズムが、

彼女の音楽に対する情熱を如実に物語っていた。


     (八木幸三氏  『音楽現代 2009年2月号』より) 

 

***(引用終わり)

 

 

本当に、本当に、つらかったので、

 

全国誌でこういう風に書いて頂けて

 

感無量でした。

 

 

 

その時のフライヤーです。

 

 

 

お世話になっていた某大学病院耳鼻科の

 

担当の先生が、地元のTV番組で

 

突発性難聴についての解説をされた際には、

 

「突発性難聴の患者さん達の希望になるから」

 

・・・という嬉しい理由でお話しを頂いて、

 

『突発性難聴を抱えながら活動するピアニスト』として

 

夕方の番組に出演させて頂きました。

 

 

辛いことを乗り越えて、がんばっていると、

 

良いこともあるな、、と思いました。(^^)

 

 

私は、元々ポジティブな人間ではないです。

 

根はネガティブですが、

 

こういった今までの人生経験に教えられて、

 

良くないことが良いことを連れてくることもあると、

 

知ったのでした。

 

 

 

 

物事は、受け止め方ひとつで

 

どれほど変わるか、

 

そして、それが、

 

どれほど人生を変えるか、、という動画をご紹介します。

 

 

 

画面右下の歯車マークをクリックすると再生速度を変えられます。

 

ラッキーさんの動画は、1.5倍速でも聴きやすいです。

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

■いつもクリックありがとうございます音譜  

                Megumi(野谷 恵)

 

ピンクハートにほんブログ村 クラシックブログ ピアノへブログ村ピアノ

 

イエローハートにほんブログ村 クラシックブログへブログ村クラシック    

 

ハートにほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへブログ村スケート・フィギュアスケート

 

グリーンハーツ人気ブログ・ピアノ 

 

 

■最近の記事(下にチャリティーコンサート演奏動画があります)

 

自粛解除+練習会レッスン付+癌かも・・

 

話すことの大切さ/大人は、常識、先入観、思い込みを捨てて、進化していく

 

ピアノの先生など子供に関わる方々と、心の疲れた大人の方々へ

 

コロナ禍の生演奏+合唱おうち練習用配信/工夫できる柔軟な考え方

 

練習量より大事なこと/奇跡の受験生の新たな出発

 

進化できると信じる根拠 + マルチタスクとコルチゾール

 

弾き方の違う2つの「嵐」

 

東京国際芸術協会新人演奏会に門下生が出演します。チケット送料無料にて・・

 

伝わった想い

 

検査結果と今後+ピアノの音色は指で出す

 

■会計報告4/難病の治療方法が見つかるようにと祈って・・

 

■会計報告3/羽生選手 in 光と愛つうしん/コロナ医療へ一番多く

 

■会計報告2/真央さん支援・被災児自立支援組織

 

造影剤で撮影

 

■会計報告1+羽生選手ファンの方からエンジェルナンバーを知って・・

 

寄付が届き続けました+会計見守り係 

 

反響メール2+今度こそホントに〆切りますよ~(^^)

 

反響メール+〆切後も寄付を頂いて、、(^^) 

 

■チャリティーコンサート記事です♪

 

野谷の演奏です。2つの動画、少し音色が違います。弾き方が少し違うのです。

↑の記事の下の方に、オンラインチャリティーコンサートの全部の動画があります。

 

 

2003年からこれまで、札幌と東京で開催してきたチャリティーコンサートの記録です。