ウクライナにチャレンジャー2戦車用の劣化ウラン弾を悪びれることもなく供給したイギリスに続いて、やはりアメリカも 劣化ウラン弾の供給を決定したようです。

 

これは私のブログの過去記事でも エイブラムス戦車用の劣化ウラン弾が昨年10月時点で 発注されていたことを書いています。

アメリカは 劣化ウラン弾をウクライナに供給する、ともしないとも、何も発表していませんでしたが、ブルガリアの独立ジャーナリスト、ジュリアナ・ガイダン・シーバさんが連邦調達台帳の中から劣化ウラン弾の発注書を見つけたのです。

 

 

エイブラムス戦車は アメリカがウクライナに31両を送る と発表していますが、現時点では アメリカ国内で準備中のようで、まだウクライナに届いてはいません。ただ、アメリカが今回供給する劣化ウラン弾は エイブラムス戦車専用というわけではなく、すでにウクライナが持っているブラッドレー歩兵戦闘車用の砲塔からも撃つことができるものです。

 

ウクライナは すでにこのブラッドレー歩兵戦闘車を6/4から始まった反撃作戦ですでに20%は失いました。

しかし、このブラッドレー歩兵戦闘車は全部で109両が送られていますので、その約20%(21両)を失っても まだウクライナ軍は88両ほど、この歩兵戦闘車を持っていることになりますし、さらに新たに15両がアメリカから送られるようです。

 

これはロシア軍にとっては 戦闘に参加しているロシア軍兵士、ドンバス地域の民兵へダメージを与える というだけでなく、住民投票の後、ロシア領として併合した4州の環境を汚染するものですので、絶対に許しがたい行為だと思います。

 

イギリスが大量に送ったチャレンジャー2戦車用の劣化ウラン弾は ウクライナ西部の都市の倉庫に集められた時点でロシアが察知してクルーズミサイルを使って倉庫を爆発させました。

 

 

 

イラク、コソボ(セルビア)、ボスニア、シリアで劣化ウラン弾を使ってきたアメリカ、イギリスは 「わずかな放射線しか発しない為、劣化ウラン弾は無害」などと嘘を言っています。しかし、ロシア軍のミサイル攻撃の1日前から劣化ウラン弾を大量に保管した倉庫付近では放射線レベルがかなり上昇していました。そしてロシア軍がミサイル攻撃をして倉庫を爆破させたことにより、放射性物質が爆風とともに上昇し、ポーランドや西ヨーロッパ方面へと流れましたが、ポーランドで放射線のレベルが上昇したことも ポーランド政府によって隠されました。

 

 

 

 

今回のアメリカが劣化ウラン弾を送る決定をしたことについて、ロシア側がどのように対応するのか・・・。おそらくイギリスから劣化ウラン弾が運ばれてきた時と同じように、衛星でアメリカからの航空便、船便を常時監視することでしょう。そして東部地域の最前線へと届く前に、倉庫に入ってきた時点でミサイル攻撃を行う可能性が高いと思います。

 

劣化ウラン弾の使用は 戦っている兵士だけでなく環境へも長期間に渡って残留し、癌発生率の急上昇を引き起こすことは

イラクやセルビアの事例で明らかです。シリアに対しては アメリカは劣化ウラン弾は使わない と約束していながら使用した という事例があります。(情報源はこのビデオ

 

 

 

 

米英はウクライナの地が劣化ウラン弾で汚染されたとしても 彼らの国民がそこに住むわけではないし何とも思わないのでしょう。しかしイラクでの戦争では 作戦に参加した米英の兵士まで癌の発生が頻発していて、イラク戦争に陸軍軍人として参加したジョー・バイデンの長男の故・ボー・バイデン氏も その犠牲者の1人だと思われますが、そのようなことがあっても まだ懲りずに、劣化ウラン弾で他国を土地を汚染し続けるとは 無責任極まりない犯罪だと思います。