プカレットのネーミングの由来は、プカシェルから来ています。


プカシェルが自然に出来たことは前に述べました。


プカレットは人工的に作られたものです。

ヒーシーネックレスをばらして1ケ1ケを樽の中にまとめて入れます。

この樽は動力で動きます。

数時間廻すことにより、貝と貝がこすれて角が取れて丸みを帯びてきます。

この出来上がった状態が若干ですが、

プカシェルに似ているところからプカレットの名が冠せられたのです。

現在ではプカレットの呼び名はフィリピンでも

死語になりつつあるようです。

なお、

樽の中に入れて磨く方法は日本、台湾でも貝に限らず取られていると思います。

我々はガシャに掛けると呼んでいます。

台湾では触媒に竹のチップを樽の中に入れていました。

通常、ヒーシーネックレスは24インチ(60cm)ですが、

プカレットは16インチ(40cm)です。

下の写真は白ヒーシーとピンクヒシーのプカレットです。

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ヒーシーネックの由来は、HE,SHE(彼と彼女)から来ていると

思います。

先ず作り方は、下の写真の上の白いヤタラのように貝を四角く

カットして中央に穴を開けます。その貝を1m余りの長い板に針金

を張り、つまり一弦琴のように張るわけです。その張った針金に

先ほどの四角く切った貝を90cm位の長さに通します。

これをグラインダーに当てて削りますと貝は針金を中心にして丸く

姿を変えて行きます。このように非常に原始的なやり方ですので、

途中で貝は割れて飛び散り90cmの長さが最後は60cm位になる訳

です。太さは職人の目分量ですので、直径4-5mm、2-3mmと

アバウトの表記で売られています。

このような作りをヒーシーネックと言い、材料の貝の違いによって

様々な色のヒーシーが出来る訳です。

例えば、上から3番目の黒いヒーシーは黒タイラギ(ペンシェル)で

す。因みにタイラギ貝は東京以南で採れます。諫早湾のタイラギ漁

が有名です。この貝の形がペン先に似ているのでペンシェルと呼ば

れています。下段のヒーシーはカキの一種でピッケル貝です。フィリ

ピンではハマーシェルと呼ばれています。これはハンマーシェルを

略した呼び名です。いずれも登山のピッケル、またはハンマーに似て

いるところから名づけられています。

他にマガキ、グリーンシェル、メロンシェル、バイオレット、クチムラサ

キ、白蝶、黒蝶などのさまざまなヒーシーがあります。


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白ヤタラと下3本ヒーシー







白蝶貝(MOP=MOTHER OF PEARL)にはオーストラリア産と

東南アジア産(主にフィリッピン、インドネシア)の二種類に大別される

と思います。

オーストラリア白蝶貝は東南アジア産に比べてやや小ぶりですが、

貝殻の色は白くて、厚いと云う特徴があります。従って彫刻ものには

最適です。東南アジア白蝶貝はやや大きくて、最大の違いは磨いた

貝殻の表面が黄色味を帯びていることです。従ってオーストラリア白

蝶に対してGOLD-LIP MOP(黄蝶貝)と呼んで区別しています。

貝殻の全てが黄色ではなくて、内側はオーストラリア白蝶のように白

い真珠光沢があります。

下の写真の彫刻物三点はオーストラリア産の白蝶に彫刻を施した物

です。上のは菊の彫刻をした直径60mmのコンパクト用のものです。

下段のコンパクトは50mmの彫刻貝を嵌めたものです。いずれも40

年位前に日本で作られたものですが、今では作る職人も居ないと思

います。中段の花と鳥の彫刻は(45x45mm)ペンダント用に台湾の

職人に作らしたものです。

右側の白蝶の磨いた貝はフィリッピン産のもので、いわゆるGOLD-

LIP MOPです。写真の撮り方が下手で申し訳ありませんが貝の口元

(写真の上部)の部分が黄色味を帯びています。

MOP=MOTHER OF PEARLについて、真珠の母と直訳して、

従ってマベ貝、アコヤ貝、イケチョウ貝等いずれも真珠を作るので含ま

れると解釈されている方もいるようですが、一般的に諸外国では南洋真

珠の母貝=白蝶貝のみを指すのが定説です。


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