白蝶貝(MOP=MOTHER OF PEARL)にはオーストラリア産と
東南アジア産(主にフィリッピン、インドネシア)の二種類に大別される
と思います。
オーストラリア白蝶貝は東南アジア産に比べてやや小ぶりですが、
貝殻の色は白くて、厚いと云う特徴があります。従って彫刻ものには
最適です。東南アジア白蝶貝はやや大きくて、最大の違いは磨いた
貝殻の表面が黄色味を帯びていることです。従ってオーストラリア白
蝶に対してGOLD-LIP MOP(黄蝶貝)と呼んで区別しています。
貝殻の全てが黄色ではなくて、内側はオーストラリア白蝶のように白
い真珠光沢があります。
下の写真の彫刻物三点はオーストラリア産の白蝶に彫刻を施した物
です。上のは菊の彫刻をした直径60mmのコンパクト用のものです。
下段のコンパクトは50mmの彫刻貝を嵌めたものです。いずれも40
年位前に日本で作られたものですが、今では作る職人も居ないと思
います。中段の花と鳥の彫刻は(45x45mm)ペンダント用に台湾の
職人に作らしたものです。
右側の白蝶の磨いた貝はフィリッピン産のもので、いわゆるGOLD-
LIP MOPです。写真の撮り方が下手で申し訳ありませんが貝の口元
(写真の上部)の部分が黄色味を帯びています。
MOP=MOTHER OF PEARLについて、真珠の母と直訳して、
従ってマベ貝、アコヤ貝、イケチョウ貝等いずれも真珠を作るので含ま
れると解釈されている方もいるようですが、一般的に諸外国では南洋真
珠の母貝=白蝶貝のみを指すのが定説です。
