コロナと寄る歳波でご無沙汰です。

 おかげさまで何とか日々暮らしています。

ニュージランドが原貝の輸出を認めた時にコーリャングレ

イド、ジュエリーグレイド各1トン輸入しました。

時、既に当社の職人は他界していました。フィリピンに送り

込んで破損品はアクセサリーのパーツに使い完全なものは

そのまま磨かせました。

フィリピンに、メキシコ貝、次にパウアシェルと送り込んで

パーツを作らしたのが走りで、その後フィリピンの華僑が

輸入しだした訳です。ただし彼らが輸入しているのはコーリ

ャングレイドのみです。当時で価格差が4倍の違いででした。

 

白蝶貝の整理、12mm珠、シズクなど、

50年ほど前にミセスポンセから仕入れたパーツ、ステンレ

ス枠に白蝶貝をベースに他の貝を嵌めこまれています。

ジャカルタで仕入れた黒蝶貝のカメ、30年くらい前に仕入

れたものですが表面に超音波で」プルメリアなどの図が

彫られています。フィリピンより進んでいると感心しました。

当時、台湾では超音波での同じ技法でのカメオを仕入れま

した。

タルタカラ、

関西のネックレスの職人から仕入れたメキシコ貝の

スクラップ、いわゆるC級品で職人さんが処分に持て余して

いたものです。みかん箱一箱幾らで数箱買いました。

30年ほど前です。全てフィリッピンに送り込んで磨かせま

した。

見事にシェルオパールの輝きを出してくれました。

この職人もすでに他界しましたが腕の良い職人でした、

韓国からパウアシェルの製品も随分仕入れましたがシェル

オパールと呼ばれています。良いネーミングだと感心します

がパウアシェルは別名ヘリ採りアワビと言われ中心より外回

りつまりへりが美しい貝です。

メキシコ貝は別名クジャクアワビと言われ中心はオパールの

輝きそのものです。

いずれにしても両者とも貝の美しさは甲乙つけ難いです.

 

台湾で仕入れた上の様なガラスケース(8X13cm)が100個

くらいあります。

上の様にそれぞれの品を入れてみました。

サンゴモドキです。やはり30年くらい前にフィリピンから

仕入れました.

 

ガラスケースに入らない大きさのサンゴモドキです。

タツノオトシゴと貝、サンゴなど盛り合せて見ました。

タツは台湾から仕入れたものですが今は不可能です。

漢方薬の材料として扱っていたようですが特別に1万個程

分けてもらいました。ほとんどはそのまま1個売りで卸まし

た。

ホネ貝は入るものが限られています。大体10cmくらいの

物です。

サンゴモドキのガラスケースに入らないものは海苔のケース

に入れました。更に大きい物もあり、ケースに悩んでいます。

今ではサンゴモドキの仕入れは不可能です。

この業者も20年ほど前に廃業したと聞いています。

珊瑚のシズクをピアスにしています。

丸玉、チュウリップ、彫入りのパーツなどがありますが

暇に任せてマイペースでやっています。

上は台湾から仕入れた深海の枝サンゴです。高さ23cm位

です。50個仕入れて鎌倉と横浜元町の自店で売りましたが

即売でした。3個のみ残しています。

連日の暑さで働く気力も失っています。

 

少しづつですが原貝の整理に手を付けています。

白ナルトボラ       (800円)

ミヒカリコウロギ      (800円)

ゴボウラ (500円)。

オオジャコ貝(片面)左右60cm。30kg以上?

ワシントン条約で輸入禁止品です。

ヒレシャコ貝ペア(左右35cm、重さ6kg)

シャコ貝類はいづれも禁止商品です・

トウカムリランプ10インチ(25cm)。

トウカムリランプも何個作ったでしょうか。貝は8”、9”、

10”と仕入れて当初は8”ランプがスタートでした。

オウム貝ランプ13cmです。

タイガー模様がはっきりしています。

ヤシ貝ランプです。

軒先に1個のみ転がっていました。名前も判らず永くその

ままにしてありました。

ランプにして見ようと思い塩酸に浸けて磨き完成しました。

ウズラミヤシロ貝とヤシ貝ランプです。

これくらい大きなウズラミヤシロ手にしたのは初めてです。

18cmです。売りあぐねています。

いづれは手放すつもりです。

トウカムリの残っているのはほとんど10インチです。

テング貝10インチランプです。

左からオウムガイ磨きランプです。貝自体の大きさが16cm

です。中央の原貝ランプの貝自体の大きさは13cmです。

右端のオウム貝磨きは17cmです。

17cmの貝は20個くらい在庫があります。」

ランプの貝が13cm、中央の磨きが17cm。右端の磨きが

22cmです。22cmの貝はインドネシア産です。

昔、オウム貝の22cm級とアラフナオオニシ貝の65cm級

など輸入しましたが今では数個のみ残しています。

 

ヤシ貝ランプです。左から18cm、18cm、22cm

です。22cmの貝は重くてプラスチックの台だけでは危な

いと思い更に木の台を付けました。

右の22cmは肉厚で非常に重い貝です。

裏側には写真のように成長脈の断層があります。

左が22cmのランプで隣のヤシ貝は30cmの磨きです。

これは1ヶのみ在庫として残してあります。

左がフィリピン産の17cm、中央と右がインドネシア産の

22cmと25cmです。25cmの皮付きは成長し過ぎて表面の

タイガー模様が薄くてオウム貝独特の美しさがありません。

 

オウム貝を縦に3分割した外側の部分です。17cmです。

ランプの13cmと比べてタイガー模様が下の方に「後退して

います。

アラフラオオニシ貝、65cmです。インドネシアから輸入

した物です。大体50cm余りがほとんどでしたがこの貝は

特別大きいので手元に残しました。

オウム貝は22cm余りの物の磨きを輸入しました。

皮付きの物は見た目が美しくなく数個のみ輸入しました。

17~8cm前後の物は皮付きも磨きもフィリピンからの輸入

でした。

 

ランプ用に途中まで穴を開けたトウカムリ、テング貝などが

ありますが涼しくなって仕上げます。

 

 

相変わらずメジロがミカンを求めて飛来してきます。

 

今年は本サンゴの整理に取り組んでいます。

50年余り掛けて仕入れたもので一口にサンゴと言っても

従来のサンゴでは白、ピンク、赤、血赤と深海サンゴなど

品質は様々です。

いずれも宝石サンゴでいわゆる造礁サンゴ(六放サンゴ)と

区別ができますが深海サンゴは比較的に50年ほど前に市場に

出廻ったサンゴです・

サンゴのイヤリング用パーツです。

彫り物で梅、バラ、アヤメ、星、プルメリアにハート、丸玉

シズクの各サイズと多種あります。

40~50年前に土佐と台湾から仕入れたものです。

従って当時の仕入れ価格しか覚えていなくて現在の価格は

把握していません。

長く放置していましたが今年は製品化します。

血赤サンゴの枝です。ペア出来るものはイヤリングに他は

ペンダントにします。

私が持っているサンゴでは一番品質の高いサンゴです。

やはり深海サンゴの枝もありますので同様に処理します。

白サンゴの桜彫りのペンダントトップです。

これも貴重品ですが現在では深海サンゴの色付きが好まれ

ます。サンゴ屋さんでは白サンゴの価格が遥かに高いはず

です。

チタン針を付けてイヤリングにしたり大きいものはペンダン

トにしています。

これらのサンゴも従来のサンゴと深海サンゴとは区別する

べきですが私の取引先では悩ましいところです。

さざ波チエーンに丸玉、枝サンゴを組み合わせてネックレス

に仕上げています。

やはりサンゴは足が速いです。

 

深海サンゴのチュウリップパーツです。

ヒートンを付けてイヤリングにします。

血赤枝サンゴです。やはりイヤリングに仕上げます。

 

さざ波チェーンと丸玉サンゴを組み合わせてネックレスです。

ヒーシー価格が値上がりです。旧知の問屋さんからの注文

ですが価格設定に悩むところです。

グリーンシェルヒーシー4~5㎜も300本余り思わぬところ

から出てきました。

2011年、東京から藤沢に引越した際に膨ンなな在庫で最後は

適当に箱詰めした結果です。

 

今年は必要最小限の仕入れで模様眺めです。

ボーンクジラ尾です。塩酸処理をしましたら艶が亡くなり

フィリピンで艶出しを500個してもらいましたが10数個

残っていましたので自分で艶出しをしました。

メキシコ貝20x20mm、40x40㎜の四角です。

いずれも貝の内側からクジャク模様です。

個の貝は外側からではこの様な模様は採れません。

亡き職人さんが残してくれたものです。

フィリピンに持参して枠を作りペンダントの材料にと思い

ましたがやはり螺鈿細工の作家の方に向くのではないかと

取り敢えずパーツ売りをしてみます。

昔職人がホテルに売りに来た白蝶貝のパーツです。

いわゆる黄蝶貝でなくて白蝶貝です。螺鈿細工の作家の方

には重宝ではないかと思います。

これも30年以上前に台湾で作らしたものですがパーツ売り

では今一つでしたがキーホルダーして卸しますと好調で残り

少なくなりました。完売しました。

天然石のサザレですがこれもネックレスにして売り出します

と好評でした。

アメジスト、メノー、紅水晶、シチュリン、ガーネ、インド

ヒスイなどでインドから輸入した物です。

白蝶貝、黒蝶貝、マベ貝、イケチョウ貝のプルメリア、

モンステラのパーツの残りを製品にして卸しています。

ペンダント用のメタル枠が6種類、200個位出てきました。

本サンゴ、本真珠を付けて完成品で卸しています。

真珠は三重産ですがB級品です。

本真珠が出てきて淡水パールを思い出しました。

香港から輸入した物です。これも製品化してみます。

プルメリアリーフのMサイズでペンダントを作ってみました。

クロチョウ、マベ、イケチョウ貝です。

手前下が白蝶貝、黒蝶貝の4~5mmのヒーシーです。

上は12~13mmのジャイアントヒーシーです。

45年くらい前にミセスポンセから仕入れたものです。

いわゆるジャンクヒーシーです。

当時はプカ、ヒーシーの類は全て仕入れました。

 

本来はパーツ売りをしてクライアントの皆さんのデザイン力

で良いアクセサリーを作っていただくのが本望です。

80数年も続けていますと上のように眠っているパーツ類が

出てきます。

かっては都内のデパート数店舗で完成品の販売を手掛けて

いましたので、乏しいデザイン力ですが完成品にも頭を使っ

ていました。