CX543便、羽田発で香港経由セブ行きでした。


昨年の11月パスポートを更新しました。10年有効の

パスポートです。10年生きる自信はないですが、旅行の

回数は減っておりページの増補はしませんでした。


羽田では先ず両替、邦銀のレートと某国の銀行レート

では81銭の差がありました。2,000ドルで1,620円

の違い。

両替を済ませてJALのラウンジで水割りを飲み搭乗。


香港発CX921便はアップグレードでビジネスクラスの

座席をもらいました。

機種がA330でこの座席は初めてでした。通路側から

窓に向って足を投げ出しフラットなベッドになります。

長距離の旅には快適だと思います。

残念ながらセブまでは2時間余りです。


①A330のビジネス座席。
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今回は15日(日)がビサヤ地方最大の祭りシノログがあり、

私の手違いで定宿がフルブックとなり、以前のホテルに

チェックインすることになりました。

十数年振りの宿泊です。ただしセブに来れば毎朝ここで

朝食を摂っていますのでスッタフは顔なじみです。


14日(土)は仕事。午後5時にTM氏ホテルに迎えに来て

くれ、氏がメンバーであるカジノエスパーニョで飲食。

ここの食事、酒のつまみ等美味です。

カジノと名が付いていますがカジノはありません。

最近、念願かなってここのメンバーになられた日本人の

ご夫妻も来られていました。ご主人とはゴルフ仲間です。


15日はシノログで交通渋滞が予測されゴルフを中止。


ミセスポンセ生前の時はママさんが1月10日生まれで

そのあとすぐに私の誕生日なので、このころはいつも

セブでした。


②シノログ(マンゴアベニュー)。


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シノログで渋滞の人込みをかき分けてミセスポンセの

墓参り。しばらく墓苑で時を過ごす。

③ミセスポンセ夫妻の墓。
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いつも入口の花屋で花を買います。こちらの希望の

花を生けてくれてそれぞれ50ペソ(100円位)です。

夜は台湾人のヘンリーと日本レストランで夕食。


社から台湾高雄のコー氏が亡くなられたとのFAX。

確か80歳になられていたと思う。

ご令息の順得君にお悔やみの電話をする。

今年も敬老運賃の新幹線で会いに行きたく思って

いたのに残念。寂しい限りです。


19日はセブから香港経由で台湾入り。

香港、台湾間もビジネスの席をくれる。

今夜は久し振りに欣葉で紹興酒に台湾料理と考えて

いたので残念だが機内食で済ます。


23日は中国の旧正月の春節。

20日は仕事を終えて台湾のアメ横、

迪化街にカラスミを買いに出かける。

④迪化街の人込み。
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落花生やらスイカの種の炒ったものなど山のように

積んで売っている。


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アメ菓子も山のようにして売る。道行く人が1個2個

無断で摘んで食べて行く。店の者も何も云わない。

台湾人のおおらかさである。


20日の夜は欣葉で紹興酒1本としらすとしじみの

味噌煮込み、干し大根と卵の焼き物に空心野菜の油

炒めを肴に飲む。

帰りは夜市で沖縄のタンカン(みかん)を買ってホテルで

食す。

タンカンと云えばセブでは中国産のポンカンがそのまま

ポンカンの名で売られている。今回もシノログで沢山

売られていた。見た目ははポンカンだが味はわが郷里の

ポンカンに似て非なるものである。


⑤今回はタカセの、ハチジョウタカラのツノの大きいので

先が破損しているものを持参して修正してもらいました。
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⑥それとヤコウ貝の芯の部分で15x40mmのツノを

作らせました。
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⑦白蝶貝のツノのキャップの無い物を持参して横穴を

開けてもらいました。1,000個位ありますので

写真のようなネックレスを作るように指示してきました。
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帰国して倉庫の中を整理していますと白のプカレットが

若干とグラデーションが若干見つかりました。

⑧プカレット(35年前の物です)。
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プカレットの作り方は以前のブログに書きました。

これもビンテージものです。


次はフィリッピン、バリ、台湾です。

1年振りのバリに少し期待しています。



寒くなりました。

北国では雪の便りですが南国育ちの私にとって

寒さは苦手な季節です。

北国の方々の精神力の強さに頭が下がります。


この時期になりますと、セブ、バリ、沖縄が恋しくなります。


沖縄のバスが12月25日以降は節資源のため車内の

冷房を中止させてもらいますと書かれた公告を思い出し

ます。

そしてキャセイ航空のセブ便、バリ便の時刻表を眺めて

日本脱出の機会を窺っているこの頃です。


寒さに耐えながら南の国に想いを馳せて、

ヒーシーネックについて話させてもらいます。


ヒーシーシェルは先ず貝を1x1cmくらいの四角にカット

してから作られます。

作り方は前回のブログ“11月のセブ”でお話ししました。


①左から白、ピンク、紫の四角くカットされたヤタラ型。
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現地ではホワイトローズ、ピンクローズ、

バイオレットローズと呼びます。それぞれ天然の色です

ので貝の種類は違います。

この呼び方も現在はあまり使われていません。


ヒーシーは私の知る限り十数種類はあるはずです。

太さは4/5mm,2/3mmの2サイズです。太さに幅がある

のは手作りだからです。

よくお客さんから全て2ミリサイズに出来ないかとの要望を

いただきますが、貝の種類によって割れ易すかったりして

統一は不可能です。


②クチムラサキサンゴヤドリ貝。
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上がそのままの貝で、下は芯を残して外側を

スライスしたものです

大きさは2cm余りの小さな貝です。


③クチムラサキから作られるネックの種類です。
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左がマクタンリリィ(ゆり)、次がマクタンローズ(ばら)、

中央がマクタンオーキッド(らん)、その右がセブビューティ(

セブ美人)ヒーシー、最後がセブビューティプカレットと

呼ばれています。

しかしこの呼び名も今では死語となっています。


マクタンオーキッドは②の写真のスライスされた芯の

部分で作られます。

マクタンリリィは今は作られていないと思います。


④セブビューティプカレットとマガキ貝のプカレット。
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プカレットはヒーシーをバラしてガシャにかけて作り

ます。

ガシャに掛けるとはヒーシーを糸から抜き取りバラバラに

木樽に入れて、電動で樽を回して貝と貝が擦り合い

角が取れてボタン状になります。

それを再度糸に通して上の写真状にしたものです。


ヒーシーと違った美しいネックです。

ビンテージ物で売り惜しみをしていた商品です。


ヒーシーは原則60cmですがプカレットは40cmの長さ

に仕上げられています。

プカレットは他に白、レッドリップもあります。


しかし現在は全てのプカレットは手にすることが

不可能です。
手間がかかり過ぎて作ることが敬遠されているようです。


白のプカレットは2-3,000本持っていましたが従業員が

ヒーシーとプカレットと混同しヒーシー価格で売り払い、

現在残っていません。かなりの損失でした。

上の紫、ピンクのプカレットも同様に売られたのですが、

現在は紫が100本、ピンクが300本位残るのみです。


⑤エッグシェルヒーシー。
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⑥ムーンシェルヒーシー。
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⑤のエッグシェルヒーシーは白とところどころ茶、黄色の

ヒーシーが混じり合った美しいヒーシーです。

手持ちは300本位でシェルワールドのみで販売して

います。
⑥のムーンシェルヒーシーは白トミ貝から作られた

ヒーシーですが艶やかな色をしたヒーシーです。

糸でいえば絹糸の光沢でしょうか。

これも5ー600本位の手持ちです。近じかシェルワールド

に出そうかと思っています。

⑤、⑥のネット販売も検討させていただきます。


④のプカレット⑤のエッグシェル⑥のムーンシェルの

製品は現在手にすることのできないビンテージものの

はずです。

珍しい物、興味のある物があれば、手持ちがある

にも拘わらずついつい仕入れ過ぎるきらいがあリます。


年のことを考えますと在庫整理を急がねばならない時期が

来ているように思います。


ヒーシーの価格も当社の値段は他社の半値か3分の1の

価格のはずです。

よいアクセサリー作りに利用していただければ

有り難いと願っています。


⑦ヒーシーのグラデーションネックレス
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プカシェルとエッグシェルヒーシーのグラデーション。
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白ヒーシーと青サンゴ、白ヒーシーとペンシェルのコラボ。
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白ヒーシーと赤サンゴのコラボ。
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白ヒーシーとメタルまたはメロンシェルのコラボ。
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白ヒーシーとトルコなどのコラボ。
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青サンゴのグラデーションなど。
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ハマーシェルヒーシーの染めとトルコ石のコラボ。


移転したお陰で⑦のヒーシーのグラデーションネックの

各種類が見つかりました。

2個のみかん箱に入っていましたので7ー800本は

あると思います。

一番下のハマーシェルとトルコ石のネックはエスニック調の

色合いで、今でも欲しくてサンプルを持参してオーダーを

掛けましたが不可能の返事でした。





11月はフィリッピン行きの月です。

キャセイ便で羽田ー香港ーセブの航路は、

昨年の11月以来7回目の羽田発です。


羽田での為替は某国の銀行のレートが

0.61円邦銀のレートより安いのでここで両替。


セブでは毎回のようにタクシー代が値上がり

している感じです。もっともフィリピンではと

云った方が正しいのでしょう。


セブ滞在の6日間はビールを控えました。

ウイスキーも1本止まり。TM氏と2晩、

台湾の友人と1晩、外で飲みましたのであまり

自慢にはなりそうにありません。


仕事の方は3社から頼まれたパーツ作り、

貝、ヒーシーネックなどの仕入れ、当社のパーツ

作りなどで終える。仕入れ値の値上がりなどで

卸値を改定せねばならないようです。


依頼されたパーツはおおむね良い出来栄えと

思いますが、依頼者のデザインですので

ここに載せる訳にはいかずです。

いくらサンプルが良くてもフィリッピン相手のビジネスは

如何にサンプル通りの商品を依頼者に納品出来るか

が問題です。


①今回新しく仕入れたパーツ。
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上の左2つのパーツはピッケル貝とマベ貝、タイラギ貝を

貼り合わせた通し穴のパーツ。マベ貝の方はすでに

仕入れていましたが、タイラギの方は初めてです。

上のカメはボーンとツノで左肩に穴を開けた物を作って

いましたが今回頭に横から通し穴を開けてみました。


中段の白い貝のダエン大小はオオム貝で出来た物で

すでに仕入れ済みですが磨きがとても良かったので

再度仕入れしました。

右のシズクはメキシコ貝を持参して作らした物です。

これも好評で再々度の作りです。


下の2つの黒蝶貝のパーツは新しく作らしました。

35x60mm位の大きさです。


今回は朝の散歩がてらに旧ポンセの家のあった

通りを尋ねました。

それとヒーシーネックの作業現場を訪ねました。


②Don Gil Garcia St.かってのポンセの家跡。


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建物の形は似ているが定かではない。1階は車の

後方部分が店で、前方部分の奥に事務所があった。

ここに60名位の人々が生活をしていました。

ミセスポンセの家族、店員、そしてミセスポンセの

甥、姪達を学校に通わせていました。


③家の前に大きなジャックフルーツの木があった。

この丸い印が木の跡と思われる。
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④ジャックフルーツ。ちょうどシーズンなのか街角で

売られていた。
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売り子が甘いよと云うが余りうまっかった記憶はない。

大きいので小さく刻んで売られていた。
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⑤フィリッピンでの私の免許証。

中央にponce capitol site とミセスポンセの名がつけられた

地名が私の免許証の居住地になっている。
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⑥ヒーシーの穴開け作業。左足の内側に縦斜めに

紐が見えるがこれを左足で上下してドリルで貝に

穴を開ける。
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四角くカットした貝に上で穴を開けます。
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それを針金に通して竹を弓のように張りグラインダーに

当てて貝が丸くなるまで削ります。

35年前と違うのは板に一弦琴のように貝を張って

削っていたのですがこれが竹に変わったことです。
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上の写真はデモンストレーションをしてもらったので

手も写真もきれいですが実際に削っている現場は

貝の粉で一面はモウモウとして手も頭も眉すら

真っ白になって作業しているはずです。

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丸くなった貝を釣り糸に通せば完成です。
作業工程は35年前と変わっていませんでした。


気の遠くなるような作業を経てヒーシーは完成します

が、労働に見合った正当な対価が支払っていられるか

いつも疑問に思います。


今回は体調のことも考えて台湾に寄らず香港から

直接羽田に帰国しました。


やはり台湾料理と紹興酒を嗜めなかったのは

寂しいかぎりでした。

2012年1月の楽しみとしましょう。