本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
しばらく前に帯広図書館の本棚で著者が石井裕之さんだから手に取りました。
※ どれも2年近く前に読んで紹介した記事なので稚拙な文章ですが自分の成長の証を載せる意味を込めて紹介しておきます。
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コールドリーディング/石井裕之
「心のブレーキ」の外し方/石井裕之
「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法/石井裕之
引き寄せの法則/マイケル・J・ロオジエ
【本書紹介のねらい】
本書には大きくふたつの目的があります、①人を動かすために必要なカリスマ性をあなたに身につけてもらうこと、②チームメンバーたちの特性を一瞬で見抜き、上手に褒め、叱り、効果的に指導するためのノウハウをマスターしてもらうこと。
カリスマ性を身につけて介護現場でぜひ役立てましょう。
【気になった抜粋】
チームとして望ましいパフォーマンスを達成するには、チームをまとめるリーダーの役割を誰かが担わなくてはなりません、ということは、リーダーとチームのどちらが先かと言えば、その重要性において、チームのほうが先だということです。
「人を仕事に合わせる」のがマネージャーです、一方、リーダーは、自律的なチームを作る役割を担っています、つまり、チームメンバーの特性を活かしつつ、その場その場の状況に合わせて、「やるべきこと」を自分で考えることのできるメンバーを作ること、それがチームリーダーの仕事なのです。
イチロー選手は王貞治監督の下でプレイすることについて、こう語りました、「僕は、王監督のチームだから力になりたいと思いました。あの方は人間として素晴らしいんです。嘘のない方なんです。」、イチロー選手は、王監督が「どういう指導をするか(DO)」ということにはまったく言及していない、監督が「どういう人か(BE)」ということだけがモチベーションになっているのです。
女の子に向かって「笑って!」と言うよりも、たとえば、「ペットの犬のことを思い出して!」と声をかけたほうが、自然で魅力的な笑顔が撮れるのだそうです。
【響いた抜粋と学び】
人は誰でも自分のことを理解してくれる人を求めている。
部下を育てる「承認力」を身につける本/吉田幸弘
にもありました。自分のことを理解してほしいのです。福祉の現場ではよく「相手のことを理解するなんてできない。理解しようとする姿勢や気持ちが大事だ」と言われます。
お客様にとって人生の最終章に出逢った専門職にほんの数分、人生80年の中の最後の数年を共にしただけで理解されるわけがないからそのような言葉が出ます。
相手のことを理解することは確かにできないのですが、理解しようとすることはできます。
じゃあ、その姿勢や気持ちってなんだ? となると相手を認めることにつながるのだと思います。
会話で言えば相手の意見や想いに対して「そうですよね」「〇〇さんは△△と考えているんですね」と伝えることで理解してくれているとお客様は感じることができるのです。
合いの手のようにリズムだけでうなずいたりせず、相手の話にじっと耳を傾け、大切なところだけ深くうなずくことを心がけてみてください、それだけで、あなたにはカリスマの落ち着きと余裕が漂いはじめます。
誰かを受け入れてあげる、肯定してあげる、「そのこと自体」はどんなサトルティを構成しているでしょうか?そうです、「あなたが誰かを受け入れてあげるとき、あなたは必ず相手よりも大きい存在だということ」です。
話を聴くときについつい「うんうん、それでそれで?」と倍速ビデオのように速くうなずいていませんか? その姿を見た瞬間喋っている相手が何を感じるのか知っていますか?
「この人は俺と(私と)話すのが面倒なんだ」「時間がないんだ」「忙しいんだ」
と直感するのです。相手はあなたが自分の言葉に耳を貸しているだけで話を聴いてくれていないと思うのです。
高齢者介護の現場では特にありがちな光景でしょう。せめて生活相談員の僕くらいはゆっくり話を聴こうと思い(現場が忙しいのは確かですから)、ゆーっくりうなずきます。0,8倍速にしてください。
うなずきもポイントを絞り、相手の言葉を適宜繰り返します。
それだけです。
傾聴とは「耳を貸す」のではなく「相手の言葉を心に染み込ませる」ことです。
「人は、自分よりもゆっくりと動く人を、自分よりも偉いと感じてしまう」のです、映画でも、ヤクザの親分が走って登場することなどありません、おもむろに、ゆっくりと出てくるから迫力がある、親分らしい感じがする。
下っ端のヤクザ、新卒のビジネスパーソンほど走ってます。せかせか動くとすぐ動いてくれる便利な奴と感じます。もちろん、悪い印象ばかりではありません。
命に関わる緊急事態以外では「大変お待たせしました」「今行きます」とゆっくりお客様と対応することがのぞましいのかもしれません。
対応するお客様はあなたを偉い人と感じ、「ありがたい」と肌で感じるのです。
同じ対応でも「ありがたい!」という気持ちが高い方が相手にとってもいいのではないでしょうか?
人は無意識に自分の右側にいる人に従いたくなります。
並んで歩く時、会議のときには右側に座ってみてください。まずは実践です。
意味合いを間違わなければ、介護をする時も若干右側からすることで無意識にあなたに介護されるのが心地よくなるのかもしれません。
握手をするとき、相手の掌と密着する程度の力を入れながら、お互いに握り合った右手に、あなたの左手を「上から」乗せるのです、上から乗せることによって、あくまでもあなたのほうが主導権をもつ立場にいることをさり気なくアピールすることができます。
フラットな関係でいたいときは左手を添えるのは横にしましょう。
「不安は、仮に態度に出てしまったとしても、決して口に出さないこと。」
個人のことで言えば不安を口にしたほうがあなたは楽です。しかし、チーム全体として考えるならば口に出された仲間にとっては悪影響です。
あえて言葉に出さないからいいのです。あなたが口に出すのは介護現場ではなく別の場面、日記など誰の目に触れないものに書き綴りましょう。
早速試したくなる実践が多かったのではないでしょうか?
【編集後記】
先日「人間関係がよくなるコーアクティブ会話術」に参加した後にカードマスター(質問使い)の佐々木留美さんにこれからの書店革命について引かせてもらいました。
引いた3枚のカードはこちらです。
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「和・超・成」……和をもって、仲間の絆、十勝の文化人が集う場所作りをして、今までの書店の概念を超えて、成長・成功する。
いいカードを引き当てたなぁとテンションが高くなってます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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帯広市内や近郊にお住まいの方で本書の購入を検討した方はぜひ「ザ・本屋さん」での購入をオススメします。
書店での書籍購入は本をもらうだけではなく帯広の書店存続……つまり「帯広市とその近郊、十勝」の文化・教養を高めることにつながります。
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配達地域……帯広市内(大正、川西除く)、札内地区(全域)、音更地区(大通・木野・希望が丘・共栄台・桜が丘・新通・鈴蘭・住吉台・柏寿代・東通宝来・北明台・北陽台・緑が丘・元町・柳町・雄飛が丘・緑陽台)
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