今年も残すところ、あと2日となりました。
2015年は皆さんにとって、どのような年だったでしょうか?
私にとっての2015年は、一見地味ですが、中身が非常に濃い充実したものとなりました。
もしかしらた、AKIRAの力に目覚めた年かも?(((゜д゜;)))
様々な職種の人との出会い、量子力学から哲学や神話、はては妖怪談義や自然との共生まで包含するようなフィールドワークを通じ、様々な事を得ることができた年でした。
私が若い頃から”師”と仰いでいる20世紀最高の哲学者であり、不世出の思想家でもあったマネジメントの大家P.F.ドラッカーは、今から20年以上前にこのように言っていました。
「現在は最も夢想的な未来学者と言われる人達でさえも、想像すらできない未来へ向けた変化の時代である。それは人類史において我々がほとんど経験したことが無い、最大級の構造的な文明の変化の時代という意味でだ。間違いなく我々は新しい社会の到来に立ち会っている。」
この言葉を受けたインタビュアーである小林薫氏が、”その新しい社会は、いつ頃に姿を表わすのですか?”と質問したところ、
「2015年頃である。」
とドラッカーが答えていたのを今でも鮮明に憶えています。
リンク 小林薫氏ーWikipedia
この文章を読んで、それが正しいかどうか、首を傾げる方は多いと思います。
それどころか現在の社会に、構造的・質的に根本的な変化が既に起こっていて、現在も着実に進行中である、などという実感を感じている人はかなりの少数派でしょう。
しかし、長年社会を観察してきた私には、経済を構成する生産要素の重要度における各素因(ヒト・モノ・カネ)の比重と、それらを認識し生産性を上げる為に必要な人間の認知構造の変化が、既に後戻りできないところまで進んでしまったことがハッキリと観えています。
殆どの人が気づいていない、根本的な変化が既に起こってしまったということが。
これこそが”ポスト資本主義社会”とドラッカーが呼んだ社会であり、”ネクスト・ソサエティ”というものが到来するための、過渡的状態の第一段階にあたるのだと確信しています。
今後この変化の結果が誰の目にも明らか(物理的な姿として)になる、十数年から数十年の間(私の予想ではもっと早くて数年後)に、我々は多くの想定外と思えるものを観ることになるでしょう。
そのような乱気流の中にあって、気付いた人から順番に新しいことを始めていくことでしょう。
新しい社会を構築する真の「イノベーション(革新)」と呼ばれる活動を。
上記で意味するイノベーションとは、現実の物理的生活における生産及びサービスまで含む、あらゆる人間が営む政治・社会・経済・精神活動の全てに係るものとなります。
真のイノベーションを伴う人間の活動、それはとてもエキサイティングかつ、挑戦的なことです。
変わりゆく時代の要請、その要請に対しての回答を出すことほどに、楽しいことはあるでしょうか?(まあ、人にもよるでしょうけど。笑)
多くの変化を受け入れる準備が出来た人にとって、それは想像するだけでワクワクするような経験となるのでしょう。
私自身が考える2016年のテーマはズバリ!
「イノベーションと女性の時代※」です!!
※ここで言う「女性の時代」とは男性化した女性が現代の男性型社会に適応して、男と同様の能力を発揮するという意味ではありません。
新しい文明を構成する世界全体の社会構造が、「女性型」にシフトしていくという意味です。
身近な例で言うなら、雄のボス猿が頂点に君臨する「お猿さん社会」(ちなみに来年は申(おさるさん)年。)から女王バチが群れの中心に位置する、「蜜蜂型社会」に変貌していくというイメージですね。
”猿の惑星”から”昆虫の惑星”になるという意味ではありませんので悪しからず。
来年はとても楽しい年になると思います。
来年は、こんな素敵な出会いもあったりするかも?!^▽^)
本年は大変お世話になりました。
また来年もよろしくお願いします。
皆様の来年が良い年になりますように。^人^)
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「もしドラ」の第2弾!!
オススメ本でありますので、年末年始に読んでみては如何でしょう?^^b