世界は「あなたに此処にいて欲しい」と思っている

〜 亡くなったいのち (兄について) 〜

 

あるテレビ番組を見ていたら、

主人公のが 流産して病室で泣き悲しんでいたのです。

 

その時、小さい頃の記憶が甦ってきました。

 

僕が生まれる前に、

母親が流産した事がありました。

 

母親は階段を転げ落ちて、

その時にお腹の中にいた赤ちゃん、

僕の兄が流産したのです。

 

そんな事があった事も知らずに、

小さい頃僕は、

  

階段を転がり落ちて死ぬ夢を何度か見たのです。 

 

 

その時の階段を転げ落ちていく

恐怖の気持ちは今でも鮮明で、

 

きっとあの時のリアルな夢の情景は、

兄が経験した事だったのです。

 

大きくなって母から兄の流産の話を聞いて、

それまで話を聞いた事も無かった兄の事だったけど

急に親しみが持てるようになりました。

 

見えない兄が応援しているから、

僕はこうして此処に生きている

のだと思えるようになりました。

 

 

母親は人前では涙を流さない人ですが、

流産した時、テレビ番組の主人公のように

泣いて悲しんだのだろうか、

そう思うと切なくなります。

 

僕が今生きているという事、

それは兄を含めて、

 

これまで亡くなった沢山の命があったからなのだ

そう思うと、

感謝の気持ちがあふれます。

 

『世界は「あなたが此処にいて欲しい」と思っている』

僕がそう信じてやまない思で、

妊婦さんや子ども達に関わっているのも、

 

流産で亡くなった兄がいたからだと思います。

 

兄は死んでしまったけれど、

僕の心の中では大きな支えとなって

生きる力を与えてくれています。 

 

「生きている人は、

死んでいる人の応援がなければ、生きていけない」

 

亡くなった兄を思うと、本当にそう思えて

亡くなっていても「あなたに此処にいて欲しい」

そう思えて 心が暖かくなります。

 

瞑想をする方には、

そんな幸せな気持ちを感じて欲しいと思っています。