先日のブログで迷いネコの飼い主が見つかったという話をかきましたが(そのブログはこちらです→☆)
解決したかのように見えたのですが、まだまだ続きがありました
飼い主見つかって良かったと喜んだすぐその後に「私のいなくなったネコに似ている」と連絡がありました。飼い主二人になって、どちらも自分のネコだといったらどうしよう
と思いましたが、とりあえず、見に来ていただきました。
見に来た女性は、ネコを見たとたんに、自分のネコではないとわかってがっかりして帰っていきました。
これで終わったと思ったのですが
しばらくすると
ネコちゃんの様子がおかしくなりました。
薪を運ぶ袋の中に隠れていたり、夜中にやたら甘えたり。。。
遠くをみて物思いにふけっていたり。。。
どうも様子がおかしい。
私は、ネコちゃんが別れを察しているように思えました。
それから二日ほどして、ある男性が訪ねてきました。
その男性は、2年前までこの家に住んでいた人で、ネコちゃんは、その人の娘さんのネコで、「レイラ」という名前だということでした。
いままで、どんな名前で呼んでも反応しなかったのに「レイラ」と呼ばれると反応しました。
ネコちゃんは、もともとここに住んでいたのです。そして、自分の家に帰ってきたのですね。そして、近所を転々としてえさをもらっていた訳です。
その人のおうちは、私の家の隣にある2400坪の湿地帯の向こうにありました。ネコちゃんは、この湿地帯を渡ってきたのでしょうか?
娘さんがすぐやってきて、ネコちゃんを抱きかかえて、ゲージに入れようとすると逃げてしまいました。
すぐには帰ってきそうもなかったので、その日は、ゲージを預かって、ネコちゃんが帰ってきたら連絡することにしました。
しばらくして、ネコちゃんは帰ってきましたが、いままでの安心した様子はなく、すぐに逃げ出してしまいます。わかっているのですね。。。捕まえられることが。。。
でも、何度かそれを繰り返した後は、安心して戻ってきて、また、何事もなかったかのように、リラックス状態になりました。
それは、私たちが、「今日は帰ってこなかったことにしよう」と決めたからです。テレパシーでわかっているのですね。
数日前から様子がおかしかったのも、この日が来るのを予測していたのですね。
そういうことがわかると返したくない気持ちがわいてきましたが、本当の飼い主さんが迎えにきているのに返さない訳にはいきません。それに私たちはもうすぐ日本に帰ってしまうので、その先のことを思うと飼い主さんのもとに戻るのが最善のように思えました。
さすがに翌日には、返さない訳にはいかないので、ネコちゃんが家にいるときに出れないようにドアを閉めて、迎えに来てくれるように連絡しました。
今度は、その娘さんのお母さんが迎えにきました。そして、そのお母さんは、「誰かこのネコを飼ってくれる人を知りませんか?」と言ったのです。実は、娘さんは、これから別の場所に引っ越すのですが、ネコちゃんを飼うことができる環境ではないので、家に置いていくことになるのだそうです。もちろん、そのお母さんが面倒を見てくれるのですが、でもすでにネコが3匹もいるし、犬もいるし、お母さんとしては、もし、誰かが飼ってくれるのであれば、それはありがたいということでした。
とは言うものの、私たちが飼いますという訳にもいかず、ネコちゃんはゲージに入れられ、飼い主さんの家に戻っていきました。
ネコちゃんがゲージの中で鳴いた一声がなんともさみしそうで。。。
ずっと心の中に残って離れませんでした。
ハートに響く声だったのです。
最後のさみしそうな鳴き声がハートに届いていたので、ネコちゃんが帰りたくないのは、はっきりとわかりました。
「帰りたくないと言ってもねえ~」
私たちがここに住んでいるのであれば、もちろん、引き取るのですけど、11月には日本に帰るので。。。。
ここで、近所を回ってえさをもらって生きるのはどう考えても心配でした。
冬になると寒い。雪も降るし、野生動物(クマもパンサーもいる)
危ない、
寒い、
食べ物がない
どうやって生きていくんだ~
飼い主さんが見つかったのだから、そこに帰れば安全だし、飼い主さんはネコちゃんを大事にしているし、
他に方法があるようには思えませんでした。
長くなりそうなので、また続きを書きます。。。