10月7日に我が家にやってきたネコちゃん。最初はのぞき込んでいるだけでした。シャスタでは近所のネコや犬が庭に遊びにくるのはよくあることなので(羊や牛まで遊びに来るので。。)、そのときは、近所のネコが遊びに来ているのだと思いました。
でも、この子は、ずっと窓からクリスタルを眺めていて、「入れて~」と泣くのです。
その後もやってくるのですが、どうもおなかがすいているよう・・・
えさを与えるとそのまま住み着いてしまいました。
近所のネコだと思ったので、家の中に入れると帰れなくなるので、来た時だけえさをやって何日か過ぎましたが、ずっと離れないので、どうも。。。迷いネコかもということになり、Siskiyou Humane Society Adoption Centerに相談に行きました。
私たちは、11月には日本に帰ってしまうし、その頃には冬の寒さがやってくるので、私たちが帰ったあとのことを考えると、安易に我が家で飼う訳にはいきませんでした。
Siskiyou Humane Society Adoption Center では、飼い主のいないネコや犬を保護して、新しい飼い主にを探してくれます。日本のように殺処分されることはありませんし、センターで保護されても狭いゲージに閉じ込められている訳ではなく自由に庭を散歩したり、ひなたぼっこしたりしていました。
Siskiyou Humane Society Adoption Center では、今はいっぱいなので引き取れないけれど、私たちが帰るときまでには、なんとかなるでしょう。ということだったので、それでは、それまでの間、我が家で保護することにしようと一緒に住むことになりました。
一番良いのは、飼い主さんのところへ戻ることなので、チラシを作ってあちこちに貼りにいったり、知り合いに頼んだり。。。出来ることは試みました。
私たちの心配をよそにこの子はどんどん我が家になじんでいきます。もう何年も前から住んでいるかのように。。。。すっかりリラックスしています。
でも、この子は、私たちの言うことは理解しているので(普通に日本語で話しているのですが)ダメと言ったことはしないし、置いてあるクリスタルなどにちょっかいも出さないのです。気ままに散歩に行って、おなかがすいたら帰ってきて、昼寝して、また出かけて・・・すり寄って膝の上で寝る日もあれば、知らん顔して椅子の上で寝ている日もあり・・・という生活が続き、日本に帰るときにSiskiyou Humane Society Adoption Center に預けるのは忍びないなあ~と思い始めた頃、ある男性が我が家に訪ねてきました。
この子の飼い主さんです。飼い主というよりは、この子は、我が家と同じように、今年の春に彼のところにやってきてそれ以来住み着いているらしいのです。そのおうちは本当にご近所でした。でも、彼のところ以外にも同じようにえさをもらっている家があるようで、何軒かを掛け持ちしているようなのです。我が家にやってきてからも、何度かは彼の家に戻っていたようです。そういえば、昼間ずっといなくて、帰ってきてもえさをほしがらない日がありました。。。よそで食べていたのですね
ようは、このあたりでみんなで飼っているネコだということがわかりました。
そして、その人は、ニーナの知り合いで、ニーナのネコを預かっていたこともある人だったのです。遠くからやってきたネコだとおもっていたのに灯台下暗しの感じです。。。
でも、これで安心して日本に帰れます。シャスタの冬は厳しいですから。