こんにちは^^


今日は午前中にひとりで『哀れなるものたち』を観てきました。




近所にシネコンがあるので、息子が学校から帰ってくるまでに観に行けるのサイコー!(´∀`)


なんでこの映画を観に行きたかったかというと、


•ポスターの色が綺麗で気になった

→ブルーが綺麗!


•“胎児の脳を移植された成人女性の冒険”という言葉に惹かれた→“今を新鮮に生きる”感じの映画なのかなー?と気になった。


からです。


いつものように話の内容をほとんど頭に入れずに観に行きました。(評論じゃなく、自分の感覚を大事にしたいから)


結果、まぁまぁ面白かったです。観て良かった!!


色が美しかったし、世界の美しさって何だろう?善悪とは?自分に正直に生きるとは?を帰り道考えていました。


アッシュブルー?の色が綺麗。


•善悪でジャッジせず自由に生きていきたい方
•美しい色を感じたい方
•ボッシュやダリの絵画の世界観が好きな方
•自分に正直に生きたい方

にはオススメな映画かな、と感じます。


常に“今の自分に正直に新鮮な毎日を生きる”主人公ベラは、映画“パーフェクトデイズ”の平山にも通じるものがあると思いました。


今回はネタバレも大いに含めて感想シェアしますので、嫌な方はお控えくださいm(_ _)m


ざっくりあらすじです《ラスト以外大いにネタバレ有り〼》↓


【起】
場所はロンドン。川に身を投げて自殺を図った若い女性を天才外科医が川で見つけた。その若い女性の脳を取り出し、胎児の脳(その女性は妊娠していた)を移植。

“体は大人の女性、脳みそは胎児”の女性はベラと名付けられ、実験体として、外科医の自宅で過ごしていた。家の外に出ることを禁じられた生活に、精神的に成長していくベラは外の世界への憧れを募らせていく。

そんな時、ベラと外科医のアシスタントであるマックスが結婚する話が持ち上がる。マックスは“美しい痴人”のベラに最初から惹かれていた。マックスとの結婚契約書作成のため、自宅にやってきた弁護士ダンカンもベラに惹かれ「リスボンに行こう」とベラを誘い出す。マックスと外科医ゴッドを残し、ベラはダンカンと外の世界へ飛び出す。

【承】ダンカンとベラはリスボン→船旅と過ごしていく内に、最初ベラを遊んで捨てようと思っていたダンカンは彼女に本気になっていく。

ベラは船の中で友人もでき、様々な体験を通してどんどん成長していく。本気になったダンカンからの束縛を嫌うようになり、心はダンカンから離れていく。ダンカンがカジノで大勝ちした金をベラが貧しい人たちの寄付として船員に渡したことでダンカンは一文なしに。船旅の途中、2人は降ろされることに。

【転】2人がたどり着い場所はパリ。一文なしになったダンカンはベラに当たり散らす。ベラは自分の意志で娼館で働くようになる。ダンカンはベラが身体を売ったことを「女として最低なことをした」と激怒。2人は別れる。娼館で出会った同僚の社会主義の女性と友人になり、ベラは自立の道を歩んでいく。そんな中ロンドンから「外科医ゴッドが永眠する、帰られたし」という手紙が届きベラはロンドンへ帰国。

待っていたのは、衰弱したゴッドと、アシスタントのマックス、そして2人目の実験体の女性だった。ベラは自分が過去に何をされたかの記録を読み、ゴッドとマックスをモンスターたちと言い放つ。でも今もベラを愛しているマックスとは理解し合え、結婚することに。

【結】
ところがマックスとベラの結婚式当日、「ヴィクトリア(ベラの生まれ変わる前の名前)の夫だ」と名乗る男がダンカンに連れられてやってくる。ベラは夫についていってしまう。

夫と共に帰宅した邸宅で明らかになったこと。
ヴィクトリアが自殺した理由とは、、、?!

最後が「ハッピーエンド風」に映るけど、違うよね?狂ってるわ〜って感じました(笑)


元夫は⚪︎⚪︎になっちゃったわけで(-。-;


全編通して、とにかくベラが正直!!イノセントって道徳的な善悪じゃないよね、、と改めて思いました。


ベラがエッグタルトを「2つは食べるな」と言われても食べて嘔吐するシーンとか(自分で食べてみたいと思ったんだね。美味しかったんだね)


マックスと結婚したい、と自分から言っといて、その後に出現した元夫に着いていく時にマックスに「追いかけてこないで!」と言い放ったり(夫のところに行きたかったんだね)


結局夫のところからマックスのところに戻ってきたり。(夫が嫌だったんだね)


スラム街の悲惨な状況を目の当たりにして大泣きしたり、リスボンで歌を聴いて感動の涙を流したりと、本当にベラはイキイキしている!


善悪なし!罪悪感なし!先入観なし!常に今の自分の気持ちに正直。そんなベラが魅力的!


ベラのドレスの色もとっても素敵!特にブルーが!!この色の世界を観れただけでも良かったかな〜って。


(ベラが外の世界に飛び出すまではモノクロ画面なんだけど、カラーに切り替わる最初のシーンが確かダンカンとのセックスシーンだったのは、ここからカラーかい!ってなりました笑)


世界観が気持ち悪い感じは否めないので、夫は↑のフライヤー見て「気持ち悪い」って言ってました。好みは別れると思います。


映画って自分がいいなって感じるところが一つでもあればいい。


最初にヴィクトリア(ベラが生まれ変わる前の名前)が着ているドレスの青がめちゃくちゃ美しかった!


過去や、周りの目を越えていけば、人間すぐに生まれ変われるんだろうな、きっと。





らくしゅみ

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