ほんとなかよし -49ページ目

ほんとなかよし

本紹介ブログ(と格好つけてる読書感想ブログw)
ノンジャンル手当たり次第読んだ本を紹介♪

ネタバレ自重・的外れで独断偏見に満ちているけど
読んだ誰かが読書をちょっとだけ好きになるブログ

だったらいいな・・・

17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」以後、あまりにも有名になったこの数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」への挑戦が始まったが―。天才数学者ワイルズの完全証明に至る波乱のドラマを軸に、3世紀に及ぶ数学者たちの苦闘を描く、感動の数学ノンフィクション。


内容 「BOOK」データベースより


数学の中でも数論と呼ばれる超難関領域の話題であるにも関わらず、中学~高校の基本的数学知識さえあれば読み進める事が簡単、それでいて物語の進行や展開に魅了されるのだから驚くばかりです。同じ数式を扱った作品で有名な例を挙げるならば「博士の愛した数式」だろう、博士の~も数学の難解さを感じる事は無く、むしろ数学に興味が沸くように物語が進行する。読み終えた人は何故か数字そのものを愛する人間に生まれ変わってしまう。そして博士の~がフィクションならばフェルマーはノンフィクションなのである。事実は小説より奇なり!フェルマーの最終定理に関係した数論学者の人生は物語として十分な輝きを放つほどの波乱万丈な姿を見せる。数式に魅せられた人間の人生に魅せられる。本書を読み終えた人が数学の世界に踏み入れたいとまでは思わないまでも数学に魅了される人間の心理であったり数学の存在意義の様なものを得ることが出来るのではないでしょうか?さて、私自身は大学で物理学を専攻していた。数学の世界を知らないだけにひとくくりにして話をするのはどうかと思うので自然科学と大雑把に話を進めると、僕はこの世の中で一番神の存在を実感しているのは自然科学関係者ではないだろうか?神なんて話をすると途端に寛容不寛容の話が繰り出されるしどう神を定義するかでも話は変わるので、単純に人が踏み込めない領域とイメージしてもらいたい。自然科学者ほど人間の限界を知る存在は無く、その限界点や線こそが神の領域なのである。そう言うと人は神になりたいのか?等と傲岸無知だなと馬鹿にされそうではあるが・・・それは到達可能と楽観視出来るむしろ無知な指摘と言える、本書の概略を読むだけで数学の歩む道の真理探究への道の険しさと困難さ、果てしなさが伝わってくる。それは数学だけではない、物理でも化学でも生物でも永遠に到達点を見つけることなど出来るのだろうか?と思わざるを得ない道である。謎があり続ける限り人は人であり続けるといった言葉を残した偉人がいたようないなかったような。大いなる謎の一つ、フェルマーの最終定理。本書は人間の探究心の偉大な記録。

公開初日に観てきました♪


※ネタバレは極力避けますが、観賞前の人は見ない方が無難ですwそれ以前に読む価値もないけど・・・


宮﨑あおい最高ですねぇ~なんともまぁ~優しい妻を演じる事か、あぁ~声だけで癒されてしまう。はい!宮﨑あおいのファンだから観にいきました!何か文句ある?うんキモイって意見には賛成だなw会場見渡しても、嵐櫻井くん目的で見に来ましたって女子が沢山いたお 同じだよ!えっへん(いばるなw神様のカルテは本屋大賞か何かを受賞したって事で購入した経緯があり、その後大好きな宮﨑あおいが主演を努めるって事で前々から注目していた映画でした、念願かなって初日に観にいってしまったw原作神様のカルテは続編も出ているので、映画で興味を持った方は是非原作2冊読みもオススメします。さて、映画につっこみいれればキリがないですよね?特に原作と比較なんてしたらキリが無い程の指摘点や思惑外を見つけてしまって始末に終えなくなりますものね・・・


ぜって~砂山次郎は要潤じゃないもの・・・いや要さんを悪く言ってるんじゃないですよ あくまでイメージwタヌキおんのにキツネおらんがなぁ~続編作る気あるんかいなぁ~それにラスト!あんなんあった!?ぬっふ~あんなん言われてみたいわぁ~くっそ~うらやまし過ぎるwwwwww


はい興奮して、下手にネタバレしない内に適当にまとめて締めちゃいます。映画神様のカルテ、是非見てください 僕の動機のようにファンだからって理由でもなんでも良いです。そして素直に感動して涙を流しちゃえばいいんじゃないでしょうか?映画評論や原作比較なんてやっても不毛です、一つの作品を目に焼き付けて心に書きとめて受け止める。小難しい事やトリックなんて無くても映画で人は感動するし涙を流す。現役医師が原作の神様のカルテ それは日常にある大切な何かを思いださせてくれる作品ではないでしょうか? 原作を読み返したくなりました。

アメリカだ、中国だと右往左往しているあいだに、世界経済のルールは一変していた。世界をさまよう四〇〇〇兆円の「ホームレス・マネー」がいま、大挙して新興国へと向かい繁栄の種子を蒔いている。ところが相も変わらずバラマキや借金を続ける無策な政府に、おとなしく従う日本人…。なぜ金融緩和も財政出動も効果が出ないのか?ウワサ一発で国が吹っ飛ぶ今日的バブルの正体とは?企業も個人も、日本人が「チェンジ」すべきはその世界観。お金の動きをいち早く読み、日本がふたたび大発展するための戦略を語る。


内容「BOOK」データベースより


私が読書を習慣付けて早5年程です、思い返せば最初の2年はビジネス本や経済本を中心とした新書や実用書ばかり読んでいました。今読み続けているような現代小説や準古典小説なんて目もくれずに社会を知ろうと必死になってもがいていた新社会人時代だったのかなと懐かしく思います。さて、経済系?特にお金に関する書物に対する僕なりのスタンスから述べなくてはならない。

①知識や雑学として読むには良いが実行したり啓蒙するつもりで読む気は無い。スポーツで例えると、経済活動自体は実戦で経済関係書物はサッカーでいう所のフォーメーション指南や戦術論でしかない。と思っています。どの程度の試合規模を語るのかで階層が異なるだろうし、いかに名監督でも常勝などありえないし必勝法などありえない。その上日々進化する経済を知るに書物は遅すぎます。出版される頃には世界の情勢が変わっているなんて事はザラです。本書でも、原子力に関する所感が述べられていますが東日本震災~福島原発事故以前の原子力感に基く内容で現行日本で同じ事を述べるには+α以上の発言が求められる事は必死です。あくまで出版もしくは原稿時点での理論と思って受け止める姿勢を持って読んでいます。

②そもそも経済がわかる人間ならば新書など買わない宇宙ロケットが飛ぶ所を思い浮かべてください。わお!感激。ロケットの歴史は~で予算が~円でって話はとても楽しいですよね?国家の威信を掛けた冷戦ロケット抗争などは胸が熱くなる。では、ロケットが飛ぶための物理学を学んでみよう!と考える人がいるでしょうか?最初は高校物理からお勉強だ♪って本が新書で発売されます、ロケット発射までの理論全10巻・・・誰も買いませんわな、いや買わないなんて事は無いかw実際シリーズ化されれば売れるかもしれないですね、でもベストセラーにはならないでしょう。ロケットに乗って飛んでみたいなぁ~興味が有る。その程度の人が読むのが新書です。ロケットがどうやって飛ぶのかの理論などは二の次です。本来経済は高学歴集団特に近代経済は数学物理学系統が金融工学を駆使して組み込まれた商品を投資の最前線でスパコンを使う集団が数百分の1秒単位で売り買いを繰り返す超高度世界。それをたった数百ページの新書で解ろうってんだからおめでたいものです。せいぜいその最先端にいる人間の思惑や考えに触れることができてなんぼって所でしょう。


さて①と②の理由で私は新書をあまり評価していません。否、新書は自分の無知や無能を再認識するツールであると考えておりますw馬鹿な私も少しは底上げできれば千円の価値があるかもね。


長くなりました、本の感想を述べておきます。世界中のお金の流れが変わった、現在のお金事情が丁寧に書かれており、その中で日本の置かれる現状であったり問題点が書かれている、辛辣で歯に衣着せぬ政権批判も痛快で良い。それでいて、今後の日本の可能性であったり褒めるべき点が書かれている所も評価が高くなる所だと思います。けなす!と褒める!を上手に使いこなす良作で読後もお金や経済に興味が持てる、勉強したくなるそんな一冊。

第二次大戦下のニューヨークで、居並びセレブの求愛をさらりとかわし、社交界を自在に泳ぐ新人女優ホリー・ゴライトリー。気まぐれで可憐、そして天真爛漫な階下の住人に近づきたい、駆け出し小説家の僕の部屋の呼び鈴を、夜更けに鳴らしたのは他ならぬホリーだった…。表題作ほか、端正な文体と魅力あふれる人物造形で著者の名声を不動のものにした作品集を、清新な新訳でおくる。


内容 「BOOK」データベースより


タイトルの中編小説「ティファニーで朝食を」を筆頭に、「花盛りの家」・「ダイヤモンドのギター」「クリスマスの思い出」と収録された翻訳小説。 各話を通じて受けたカポーティ作品の印象は逃避行!ティファニーではおよそ常識や調和といった平凡生活から乖離した魅力ある女性が主人公として描かれているし。花盛りの女主人公は人生の苦境から愛という素敵な居場所へ見事に移住している。ギターでは獄中という不自由な空間からある種同性愛的なユートピアへの脱獄(結果実らないのだが)、クリスマスは子供時代から大人への精神的成長や変遷が見事に描かれているように思う。訳者あとがきに最高の表現があったので利用すると、「イノセンスの翼」が作品に垣間見られる。これほどに作品を的確に表現した言葉は無いだろうし、実際そう思って訳された作品ではその翼を感じる事ができるのではないでしょうか?さて、タイトルの「ティファニーで朝食を」に絞って感想を書きたいと思う。ティファニー作品の全てでもあり象徴的なホリーはミステリアスで興味深い存在だ。彼女自身何色にも染まっていないのだが、本人いわく気分が「アカ」色らしい・・・「アカ」と言えば情熱や愛情を思い浮かべる事が多いだろうけど彼女のアカはけっして美しいアカでは無いのだろう。その色を想像するだけでも楽しい。また興味深いのが彼女の回想や発言からしか登場しない兄の存在だ!作中の観測者である小説家=僕を兄の名前で呼ぶ彼女、兄の戦死の報を受け一時的にパニック?状態になる彼女!いずれも彼女にとって大きな存在である兄は読者の前に姿を見せることはないが、重要な鍵が握られている存在である事は容易に感じ取る事ができるだろう。ここからは個人的な推測でしかないが、両親を失った兄妹(姉弟)が登場する作品はすべからく背景にダークな印象が色濃く残るように思う。簡単な例を挙げると小説ではジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」、漫画では浦沢直樹の「MONSTER」、映画では青山真治の「EUREKA」どの作品も印象的な程に陰鬱で猟奇的・常識外な話が多い。ティファニーは美しくもあり快活な展開ではあるが物語の根底部分は何か社会との隔絶であったり拒否反応的な要素が盛り込まれた作品なのかもしれません。観測者の僕が願ったように、また訳者がそう感じたようにホリーはけっして幸せな道を歩んだわけではないのかもしれない、しかし彼女が歩く荒廃した風景をどう捉えるか、その風景がどこまで続くのかを想像するだけでワクワクしてしまう。浮世を流す彼女が流れ着いた先が永遠に気になる一冊。

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。


内容 「BOOK」データベースより


伊坂幸太郎さんの作品は、「魔王」「砂漠」「フィッシュストーリー」「重力ピエロ」を経験している。伊坂作品の良さは何か?と聞かれると僕は2つ挙げるだろう、まずは「青臭さ」。これは先の重力ピエロでも書いた感想だけど登場人物の善に対する純粋さは見ていて懐かしさを感じるほどの爽快感を感じる。まるで青春時代を回顧しているかのような気分になる事が多い。 次にあげるのは、「世間や社会と個人の距離感」。絶妙に描かれる心理描写は、自らが社会に出た時に感じるであろう疑問や不満を鏡で見ているかの如く受け入れてしまう。この2点を感じたいがために伊坂作品を買い求める価値があるのではないだろうか?さて、今作品の感想を書こうと思う。今回の作品はミステリー性や閉塞感は「魔王」に近いものがあり登場人物の魅力や絆の意味では「砂漠」が該当するだろう、「フィッシュストーリー」を読んだ人ならば物事の連鎖を作中に見出すだろうし、現代的な善悪論を読み解くならば「重力ピエロ」が最適だと思う。おそらくだろうけども、伊坂さんの他作品を読まれている読者ならばさらなる感想や感慨に耽ることが可能ではないだろうか?それほどまでに、素晴らしい収斂性を備えた作品だと印象を受けています。安易な感想になるのですが、伏線回収もこの作品の魅力ではないだろうか?伏線と言うと実はあの時のこの言葉や描写は真意や真相を備えていたのだよ~っと奇をてらって使用するケースが多いと思う。しかし「ゴールデンスランバー」の伏線は、前編通じての一挙手一投足が全て意味をもち全体の流れを作りだしている。ビートルズのメドレー♪まさにメドレー作品と称して恥ずかしくない一冊と評価できると思う。あとあらゆる高度な一曲が連続して流すことで見事な総体を作り上げる!メドレーを文章として確立させる技術には脱帽すること間違いないでしょう。今後も伊坂作品を読みたくなる、また読んだあとで読み返してみるとどうなるのだろう?と期待させてくれる一冊。