社長一年生 -17ページ目

社長一年生 第百五話



なんかゴールドラッシュの予感がしてきた


売り上げの勢いが止まらない


今は攻めて更に倍といきたい


本格的に会社を経営していけそうな感触を感じている


この調子で行けば年明けにはスタッフを5名くらいなら増やす事ができる


すると倍チャンスはまた巡ってくる


ゆっくりだが2年後の目標へと確実に近づいている


多少の遅れは避けられないかもしれないが


夢は今、確信に変わりつつある

社長一年生 第百四話


今月の売り上げは過去最高を大幅に上回りそうだ


全然と言っていいほど満足していませんし
むしろストレスは溜まっていく


余りにも各々の売り上げに差が出すぎて焦りすら感じている


最近、気性の荒さが戻ってきた


以前のように簡単に首を縦に振る事はないし、今は決断力があると思う


売り上げが良好だと自ずと人間を増やす方向へ向く


友達を入れたいと言うスタッフが出てきた


俺は乗り気ではない


仲良しクラブでも作りたいのか?


彼は今の職場より間違いなく楽だろうし、給料も高い
それに友達と仕事をやればきっと楽しいに違いない


そんな事をもし考えているのならまず失敗するだろう
友達と仕事をするのは相当覚悟がいる


仕事を本気でするのであれば友達の関係はいずれなくなってしまうだろう


逆に友達感覚のまま仕事をしたのなら悪循環の連続になる


でも、俺は承諾する

懸命な判断ではないにせよ自ら提案した事だ

提案者に責任感が生まれるのは必然


それを承諾した俺が責任を持つのも必然だが…


代表には全てを決定する権利があり、

全てに置いて責任を背負うのは代表の義務である

社長一年生 第百三話



明日友人の結婚式の為、帰省する


一ヶ月前なら実家に帰りたいとばかり考えていたが今はそんな気更々ない




今の家に越して来たのはちょうど一年前だった

なんて時間がたつのは早いんだ


もう嫌になる


あと8ヶ月とちょっとで27歳だ


本格的に歳をとってきた


俺は年相応の成長はまるでしていない


周りから見ればお前は若くして会社を立ち上げてすごいなんて言われるけど自分では何とも思ってないんだ


むしろそんな事を言われるのが嫌でほとんどの人間には会社経営している事を打ち明けていない



俺は自分に対しての評価は相当低い


それは謙虚ではなく本心だ


俺は普通の人より出来が悪くスタートが遅かった


普通の人が歩むべき道も反れていったし学ぶべき教育も受けていない


俺は外面だけは良く見えるのかもしれないがまだまだ普通の人より無能だし、子供だ


目の前の事から逃げる自分が大嫌いだ


本当は今の自分が大嫌いだ


十分な金と時間はある。名刺には代表取締役の肩書きだってある

でも10年前のように自分が大好きだなんて言えない


10年前目指した場所に今、
俺はいるというのに…