社長一年生 -15ページ目

社長一年生 第百十一話


自分を取り巻く環境が目まぐるしく変わってゆく


そしてこのチャンスを成功へと変える事がこの未熟者に出来るのだろうか


一部だが俺の評価が過剰高騰しているようで不安だ


俺の仕事を見てじゃない

俺の人間性だけを見て判断されている


異業種に人脈が広がりつつあるが、俺は仕事に結びつける事が出来るのだろうか


仕事を受けたとしてそれをこなす技術はあるのだろうか


まず相手の利益を優先しよう


素直な気持ちと熱意でぶつかる以外、俺には選択肢はない


俺の真価が問われる日も遠い未来ではなさそうだ

社長一年生 第百十話


ああ…やる事が多すぎる

一つ終わり一つ始まる


一つやると一つ忘れる


一つ遅れ二つ増える


仕事量は計り知れないのに無情にも時間は規則的で


気がついたら今日の仕事は明日に持ち越してる


その明日とはまさに今だ

社長一年生 第百九話


いつから夢中で走れなくなったのか


いつから五割以上の力をださなくなったのか


昔は非合理的で遠回りばかりしていたけど
遊びも恋愛も仕事も悪さも全力だった


手を抜く事を知らなくて五割でいいところも十割の力でぶつかり続けた


それでも結果的に何でもうまくいってた気がするし、何より毎日が充実していた


今の俺は合理的なんて言葉を言い訳に手を抜いてるだけなんだ


後に浅知恵をつけ非合理的だと解した昔のやり方が、俺みたいなバカには一番合理的だとはなんて皮肉な話なんだろう


昔の自分を軽蔑もするし尊敬もするよ


新しいモノを一つ拾いポケットに入れる
そして要らなくなったモノを捨てる

その過程で何か大事なモノまで一緒に捨ててしまってるのかもしれない


あの頃は毎日疲労感を感じていた
今も同じように疲労感を感じている


手を抜く限り、あの頃のような清々しさはない