社長一年生 第百三話 | 社長一年生

社長一年生 第百三話



明日友人の結婚式の為、帰省する


一ヶ月前なら実家に帰りたいとばかり考えていたが今はそんな気更々ない




今の家に越して来たのはちょうど一年前だった

なんて時間がたつのは早いんだ


もう嫌になる


あと8ヶ月とちょっとで27歳だ


本格的に歳をとってきた


俺は年相応の成長はまるでしていない


周りから見ればお前は若くして会社を立ち上げてすごいなんて言われるけど自分では何とも思ってないんだ


むしろそんな事を言われるのが嫌でほとんどの人間には会社経営している事を打ち明けていない



俺は自分に対しての評価は相当低い


それは謙虚ではなく本心だ


俺は普通の人より出来が悪くスタートが遅かった


普通の人が歩むべき道も反れていったし学ぶべき教育も受けていない


俺は外面だけは良く見えるのかもしれないがまだまだ普通の人より無能だし、子供だ


目の前の事から逃げる自分が大嫌いだ


本当は今の自分が大嫌いだ


十分な金と時間はある。名刺には代表取締役の肩書きだってある

でも10年前のように自分が大好きだなんて言えない


10年前目指した場所に今、
俺はいるというのに…