有言実行の手段としてブログを利用。この直後に「営業」メールを送った。

 

 

 

仏語の試験に例えると、お題はこうだろう。

 

・あなたは2年にわたり自分の母語を仏語圏の生徒に教えていた。

・相手からの申し出でレッスンが中断して1年以上になる。

・最近、仕事に余裕ができたのでレッスン再開を提案することにした。

・相手との関係を考慮し、営業メールと悟られない内容かつ文体とすること。

・また、相手に負担をかけないよう単語数は60以上80以下とする(少しオーバーした・・・)。

 

○○-san,

J'espère que vous et votre famille allez bien.
Je pensais vous envoyer un message de vœux en janvier, mais le temps passe très vite et nous sommes déjà en juin !
J'imagine que vous vous adaptez encore au rythme de votre nouvelle vie après la retraite. 
Si vous avez toujours envie d'apprendre le japonais, n'hésitez pas à me contacter.

À bientôt, j'espère.

Shizuko

p.s. Nous allons en France le mois prochain. Cela fera cinq ans et demi depuis notre dernier séjour.

 

採点者にどう評価されたかは分からない。とりあえず、これを送った後、すぐに寝た。今朝、目覚めてスマホを確認すると、返信が届いていた。

 

 

画面に収まりきらない長文からは私のメールを受け取って、すぐに筆を執って(キーボードを打って)くれたことが分かる。かつ、この人らしく、そこかしこに配慮が感じられる。

 

・定年退職時期が予定より遅くなったこと

・その後、呼吸器系の病気になったこと

・その結果、まだ新しい生活に慣れていないこと

・息子家族が住む日本にちょくちょく来ていること

・その時にスーパーや保育園等で日本語を使っていること

・日本語を忘れないよう学習は自分で続けていること

・お互い連絡を取ろうとしていたこと(両思いだった・・・)

 

が分かった。レッスン再開にはもう少し時間がかかることも分かった。気長に待とう。この機会にMさんとの2年間を振り返ってみた。

 

出会ったのはコロナでまだ先が見えない頃だった。

 

全くの初心者に文法を仏語で説明するのは初めてだった。

 

レッスンで相手が涙を見せた後、中断。

 

その後、去年6月に連絡があったから、ちょうど1年ぶりだった。相手にとって、あの2年間が無駄ではなかったことを知ってホッとした。さて、なんと返事をしようか。