エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて -52ページ目

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

『脇役物語』


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-s~12.jpg


【出演】
益岡徹、永作博美、津川雅彦、松坂慶子、前田愛、イーデス・ハンソン、柄本明、柄本佑、角替和枝、佐藤蛾次郎、江口のりこ、中村靖日、緒方篤


【監督・脚本】
緒方篤




“人生、誰もが脇役で誰もが主役”




万年脇役俳優の松崎ヒロシは、撮影現場でも私生活でも根っからの脇役キャラ。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-es~01.jpg


街を歩けば店員、係員、警備員、果ては誘拐犯にまで間違われ、家では大物劇作家の父から半人前扱い。

妻とは離婚し、全くうだつの上がらない中年男だ。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-s~13.jpg


今日も、いつもどおりドラマの脇役を淡々とこなしていた彼のもとに、なんとウディ・アレン映画の日本版リメイクの主役の話が舞い込む!
ようやくツキが回ってきた!

「これで警官役ばっかりの脇役人生ともおさらばだ」

ところがそんな矢先……ひょんなことから大物議員の妻・黒岩トシ子の不倫相手に間違われてしまい、映画の話は消えてしまう。

「スキャンダルの相手が悪すぎなんだよ」
「違う!あれは誤解ですって!」
「とにかく主役の話はなくなったから」
「そんな……」


そんな時、駅のホームでスリの濡れ衣を着せられていた女性・アヤを助ける。

彼女はコンビニでバイトをしながら小さな劇団に所属する女優の卵であった。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~18.jpg


「人違いされるのは名優の証し」だというアヤの言葉を胸に、ヒロシは堂々と自分の人生を歩んでいくことができるのか!?

そしてアヤとの恋の行方やいかに?


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-es~03.jpg




ひたすら脇役俳優人生を歩んできた中年男が、映画の主役を勝ち取るために孤軍奮闘する姿を描いたロマンチック・コメディ。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-es~02.jpg



役者としても実生活でも超平凡な男が運命の女性と出会い、人生の一発逆転を狙う姿が描かれていきます。


ヒロシは脇役とはいえ、ドラマ宣伝のポスターに顔が載るくらいだから、全くの無名俳優という訳ではなさそうだし、仕事も途切れなくあるようだ。

ただ地味であまり印象に残らないキャラのため、脇役しか回ってこない。

この役柄を実際に脇役ばかりを演じてきた益岡徹が、時にコミカルに、時に哀愁を漂わせながら好演。

無名塾の仲間だった役所広司が主役街道を突き進む中で、真逆の脇役街道を歩んできた益岡徹も遂に初の主演と、まさにこの映画の主人公のヒロシとダブります。


役者陣もいい。シチュエーションも面白い……けど、何となくかったるい演出でイマイチ楽しめなかったかも。

「30年前のホームドラマのよう」という感想を書いていた方がいたのですが、ホントそんな感じ。
(確信犯的な演出なのかもしれないけど?)


脇役俳優が主役の座を射止めるために奮闘するといえば、『蒲田行進曲』がパッと頭に浮かびますが、あのパワフルさ、何が何でも、主役を掴み取るという執念みたいなものがこの作品には希薄。


ユルい展開にするのなら、もっと徹底的にユルくしてほしかったな~と。

益岡徹のメッチャ濃い眉毛だけが強く印象に残る作品でした。


あ、それからこの映画……柄本一家(父、母、長男)が揃って出ています(笑)。

『石井輝男 FAN CLUB』


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-L.jpg


【監督】
矢口将樹




“まあ、いいんじゃないですかね”




石井輝男監督は2000年、‘徹底した現場主義’を掲げた映画塾「CINEMA21」を立ち上げる。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-s~11.jpg


石井監督をはじめとし、監督、脚本、撮影、照明などのベテラン映画人を講師をして招いたこの塾には、20代を中心とした若者が多数集まり、現場で通用する映画造りのノウハウを学んでいった。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-s~08.jpg


2000年晩秋、石井監督は遺作となった『盲獣VS一寸法師』に取り掛かる。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-s~09.jpg


驚くほどの低予算で製作されたこの作品のスタッフには、当然の如く「CINEMA21」出身者が多数参加。

また、新たに加わったスタッフも彼らと同年代の若者が殆どであった。


彼らにとって、いくら現場に則した技術を学んできたといっても本当の現場は全くの初めてである。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-es~00.jpg


かくして、石井監督とその教え子たちの奮闘の日々が始まった……。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-s~10.jpg




‘キング・オブ・カルト’として名を馳せた鬼才・石井輝男の素顔に迫る貴重な映像記録のドキュメンタリー。



『網走番外地』シリーズを連続NO.1ヒットさせ、東映随一の大ヒットメーカーでありながら、1968年よりポルノ映画、それも「異常性愛路線」と呼ばれる一連のエログロ作品を(『徳川女系図』『温泉あんま芸者』『明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史』など)率先して作るようになり世間を驚かせた石井監督。


70年代までに東映のエログロ作品とアクション作品を(『直撃!地獄拳』シリーズなど)量産し、90年代に入るとつげ義春や、江戸川乱歩の世界へ傾倒していく。(『ゲンセンカン主人』『無頼平野』『ねじ式』『地獄』など)


伝説的な代表作『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』は、カルト中のカルト作品として熱狂的なファンを持つ。(問題ありの作品のためDVD化が不可能で、観れる機会がほとんどないのが残念)



惜しまれつつ81歳で他界した彼の遺作である『盲獣VS一寸法師』の撮影現場を、あの熊切義和監督が撮影し、石井輝男の最晩年の姿、演出風景が一挙に映し出される!


カメラに収められているのは76歳の時の石井監督の姿ですが、その演出方法は超ユニーク&超パワフル!(そしてファッションも常に皮パンを愛用し、76歳とは思えないほどオシャレ)

現場第一主義なのか、脚本は完全無視?
その場その場で感性に任せるがままに、思い付きで台詞や動きをどんどん変えていき、戸惑いまくる役者たち。

そして最後にこう一言。
「あとはテキトーにやってください」



「何、やってんだよ!そうじゃないだろ、下手くそ!」
若い役者には否応なしに罵声を浴びせかけたかと思えば、ベテラン勢や主要キャスト、そして子役には一転して丁寧、且つやたらと気を使う姿が可笑しい。



作中に登場するは、リリー・フランキー、塚本晋也、佐野史郎、及川光博、園子温、リトル・フランキー、手塚眞、そして在りし日の丹波哲郎。

あの丹波哲郎を「丹波ちゃん」と呼べるのは石井監督くらいだろう?
(ちなみに深作欣二監督のことは「作ちゃん」と呼んでいた)


そんな石井監督が天然ぶりを発揮(?)するのが、リトル・フランキーに演出をつけている時。

ずっと「リリーさん、リリーさん」と呼んでいて、その度にスタッフが小声で……「リトルさん」と訂正。

それでも監督は「リリーさん」と呼び続ける。

メチャメチャ笑えますあせるあせる


破天荒なようでいて、どこか愛嬌もある石井監督の愛すべき人間像が余すところなく映し出されている見応え満点のドキュメンタリーでした。


某シネコンにて『はやぶさ/HAYABUSA』を鑑賞。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-Image007.jpg


【出演】
竹内結子、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、山本耕史、鶴見辰吾、筧利夫、市川実和子、甲本雅裕、マギー、六角慎司、佐藤二郎、高橋長英、生瀬勝久、松金よね子、蛭子能収、桂ざこば


【監督】
堤幸彦




“あきらめない心をおしえてくれたのは〈君〉でした……”




2002年夏、神保町の古本屋でアルバイトをしている水沢恵のもとに、一本の電話がかかってくる。

聞き覚えのあるその声の主は、宇宙科学研究所対外協力室室長の的場泰弘だった。

「宇宙研に来ませんか?」
「宇宙研?」
「宇宙科学研究所」
「え?えーー!」

以前、聴きに行った講演会で的場の講演内容に感動した恵は、帰り際の彼に感想や疑問を矢継ぎ早にぶつけたことがあった。

その勢いと素養に興味を持った的場から、恵は相模原の宇宙科学研究所に来ないかと誘われたのだ。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~26.jpg


恵は、小惑星探査機〈ミューゼスC〉のサイエンスマネージャーを務める萩原教授の研究室に所属し、カメラチームの仕事と、的場のいる対外協力室の手伝いを掛け持ちすることになる。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~20.jpg


〈ミューゼスC〉チームでは、プロジェクトマネージャーの川渕を中心に、カメララチームを率いる坂上、サンプラー開発担当者の田嶋、イオンエンジン開発担当責任者の喜多らが、世界的にも例のない‘理工一体’のミッションに向けて、準備を進めていた。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~11.jpg


喜多は、
「これ1個だけ!これさえ入れておけば万一の時、探査機を救えるかもしれないんです!」
と、重量や予算のことを気にするメーカー担当者に激しく詰め寄る。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~24.jpg


1985年の構想から17年、メンバーたちにとっては、人生の多くを懸けてきた悲願のプロジェクトだけに、皆熱い思いを抱いていた。


坂上に論文の翻訳を頼まれて徹夜する一方で、広報スタッフとして相談員の仕事を受け持った恵だが、見学に来た子供に専門用語を連発してしまい、‘伝える’こととの難しさを痛感。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~18.jpg


「自分では理解していても、分かりやすく説明するのって難しいものなんですね」

反省した恵は自らの発案で子供向けの解説書「ミューゼスC君の冒険日誌」を書き始める。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~23.jpg


2003年5月、文科省の説得、打ち上げ候補地の漁業組合との交渉に奔走した的場の努力も叶って、鹿児島県の内之浦からの打ち上げが決定。


打ち上げ当日、田嶋が〈ミューゼスC〉にそっと話しかける。
「君の名前が決まったよ。〈はやぶさ〉って言うんだ」

パブリックビューイングやインターネットの中継によって多くの人間が見守る中、〈はやぶさ〉は宇宙へと飛び立っていく。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~22.jpg


12月9日、川渕は98年に打ち上げた火星探査機〈のぞみ〉の火星周回軌道への投入を断念する。


恵は「あなたの名前を火星へ」キャンペーンに亡き兄の名前を応募していたことを的場たちに打ち明ける。

宇宙の魅力を恵に教えてくれたのは、他でもない兄だった……。


2005年9月12日、小惑星〈イトカワ〉の上空に〈はやぶさ〉が到着。
撮影に成功した〈イトカワ〉の写真を見て、坂上は涙ぐむ。

居酒屋でお祝いをしながら、坂上はセンスはあるが実力を発揮できていない恵に、
「お前、なんで宇宙やってんだ? 兄貴のためか? 自分自身のためか?」

しかし、恵はその質問に答えることができないのだった……。


11月20日、〈はやぶさ〉は〈イトカワ〉に不時着してしまう。
理学的見地からサンプル採取のために着陸のやり直しを提案する田嶋、工学的見地から機体の損傷を心配して帰還させることを提案する喜多。
判断を託された川渕は二度目の着陸を決意し、見事に成功する。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~21.jpg


12月8日、イオンスラスターの故障と燃料漏れが発生し、姿勢を制御できなくなった〈はやぶさ〉は地球との通信を途絶してしまう。

地球から遥か彼方、広大な宇宙空間で行方不明となってしまった〈はやぶさ〉……。

これまでに行方不明になった探査機が見つかった例はない。
管制室に暗澹たる空気が立ちこめる中、的場は文科省に赴き、官僚の矢吹に事情を説明するのだった。


2006年1月23日、〈はやぶさ〉からの信号を奇跡的にキャッチすることに成功!
故障を免れたイオンエンジンを点火し、地球への帰還を目指すことになる。


喜びに湧く恵たちだったが、臨時職員であった坂上の契約期間が切れ、プロジェクトを去ることが判明し、さらに萩原教授も定年を迎えJAXAを去るのだった。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~25.jpg


2008年春、〈はやぶさ〉が地球に向かっている間に論文を書いた恵だったが、学位授与不可通知が届く……。


2009年11月4日、イオンエンジンが故障。帰還が絶望視される。


中途半端な気持ちのまま科学者への道を歩むことに迷いを抱き始める恵。

動力を失い、宇宙を彷徨うことになりかねない〈はやぶさ〉。

チーム全員がそれぞれの危機に直面していた……。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-i~19.jpg




2003年に飛び立ち、2010年に奇跡の帰還を果たした小惑星探査機‘はやぶさ’の偉業を紹介するとともに、7年間にわたるその一大プロジェクトに関わる人々の苦悩と葛藤を描いた実話の映画化。


エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて-es~00.jpg



冒頭、西田敏行演じる的場が宇宙や探索機について詳しく(子供も理解できるように分かりやすく)説明する講演会の場面は、まるで教育映画状態。

宇宙になど全く興味がない自分としては‘うっ、これはちょっとかったるいかも’と不安になりましたが……ところがところが、これが面白くてグイグイ引き付けられてしまった。

また前半では専門用語がやたらと飛び交うのだけど、ちゃんと説明のスーパーが出る親切さ。


はやぶさは無事に地球に帰還できるのか(実際には帰還するのは小惑星の石を積んだカプセルのみで、はやぶさ自体は大気圏突入時に燃え尽きてしまうのですが)……というのが見所なものの、この結末はもちろん分かっている訳で、この映画の軸となるは、はやぶさに関わる人々の群像劇がメインとなっています。


堤監督らしいコミカルな味つけを挟みつつ、7年間、決して諦めることなく‘はやぶさ’の旅を支え、見つめ続けてきた人たちの様々な人間模様を盛り込み感動のドラマに仕上がっている。


はやぶさを我が子のように想い、満身創痍のはやぶさを励ますスタッフたち。
はやぶさに励まされ、科学を志す者として、ひとりの人間として成長を遂げていく主人公。
それぞれの情熱がひとつになって、はやぶさの偉業へとつながっていく。


絶対に諦めないという強い想い、その原動力となった信念や夢、勇気と自信が作品全体に溢れています!



オシャレ度ゼロ、化粧っけゼロの超ダサダサファッションに身を包む(有り得ないくらいのダサい服ばかり着ている)恵役の竹内結子がダサ可愛い!

いつもオドオドしていて人の目を見て話せず、口調や仕種もちょっとヘン。
口下手で他人とコミュニケーションを取ることは大の苦手なのに……これが宇宙の話となると途端に豹変!
興奮して喋りはじめ、止まらない止まらない!

子供に宇宙に関する質問をされて、それに答えるシーンが可笑しい。

「あ、それはですね~○×△□※◎◇☆●◆▽(専門用語の大連発!)と、まあ、こういう訳なんですね~分かりましたか?」
「????????」

観ているこっちもちんぷんかんぷんあせるあせるあせる

ていうか、あれだけ専門用語が入りまくりの長い台詞を(しかもワンカット長回し)よく覚えたな~と感心した(笑)。



ちなみに堤監督の遊び心的演出で笑ってしまったのが、誰が見てもバレバレのカツラ姿で登場する筧利夫。
そのヅラの形は……紛れもなく『TRICK』の矢部謙三そのもの(笑)。

でもおちゃらけキャラなどではなく、生真面目で堅物な役。

もちろん、ヅラに関しては誰も触れません。本人もそれを匂わすようなことは一切なし。
だが、はやぶさの打ち上げ日に……みんなは早々とヘルメットを被っているのに、彼だけは手に持ったまま。
ズレるのを気にしていた?あせるあせる

いつ頭にモザイクがかかるのかと期待してしまった(笑)。


その矢部こと生瀬さんもチョイ役出演。

ロン毛のヅラで、‘隼Tシャツ’を着るほどの熱狂的なはやぶさオタクを演じ、パソコンの前に陣取りはやぶさの行方に一喜一憂。

最後、はやぶさが無事に帰還した際には、髪もすっきりしスーツ姿に。

「ようやった~はやぶさ!よし、俺も頑張るで~もうひきこもりはやめや!明日、ハローワーク行く!」

いい年してひきこもりの無職だったんかい(笑)。



はっきり言って宇宙にもはやぶさにも全く興味のない自分でも、存分に楽しめる作品でした。



余談ですが~いきなり20世紀FOXのあのファンファーレとマークが出たので、シネコンのスクリーン番号を間違って入ってしまい、洋画が始まるのかと一瞬焦ってしまった。
製作、配給は20世紀FOXだったとは……。