土佐くろしお鉄道TKT8000形 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


高知県の東西にそれぞれ独立した路線を持っているのが第三セクターの土佐くろしお鉄道です。東側にごめん・なはり線の愛称がある阿佐線、西側に中村・宿毛線を持っています。両者で走行している車両が全く異なっているのですが、西側で走るTKT8000形を取り上げます。新潟鐵工所が製作した17m級気動車で、NDCシリーズの一員とも言えます。やはりどこかJR西日本キハ120形に似ているところがありますね。

車内です。画像はトップナンバー8001の「とんぼ」号です。他の車両はモケットが異なっています。


ドアです。バスのような折り戸となっています。ここだけ切り取ると、キハ120に見えてきますねぇ・・。


運転台部分です。NDCシリーズのみならず地方ローカル気動車ではよく見ることが出来る半室構造となっています。上部にはモニターが設置され、路線内などが流されています。運賃は側面設置の運賃表で確認することになります。


天井です。蛍光灯は2列配置で、カバーがかかっています。夜間の運転では少し暗くなりそうです。つり革はロングシート上にのみ設置されています。


窓です。日除けは横引き式です。クロスシート部のみ、窓が大きくなっています。海が見える区間も多いため、この配慮は嬉しいですね。


イベントに対応してか、マイクジャックも備えられています。

座席です。まずはクロスシートからですが、こちらは転換クロスシートです。3セク路線にしては豪華な印象もありますが、構造は割と簡易なものとなっています。


またせっかくの転換クロスにも関わらず、接続するJRの普通列車に合わせてなのか、ボックス配置でセットされています。座り心地は、背ズリに縫い付けがされているものの直線的となっているため、あまり体には馴染みません。モケットの影響もあってかもっさりしていますね。まぁでも転換クロスだし、いっか。

ロングシートに面する部分は固定クロスシートとなっています。


座り心地や着席側の形状は変わりませんが、足元が埋まっていること、背面は一面モケット張りになっているなどの違いが有ります。


ロングシートです。6人掛けで、座面に縫い付けをして定員着席を促しています。袖仕切りはパイプのみとなっています。


トイレとクロスシートの間には2人掛け。圧迫感もあり、なかなかの引き籠もり席ですね。座り心地ですが、転換クロスシート同様もっさりしている感じです。ロングシートでは上々と言えるでしょう。


車椅子スペースです。付帯設備は握り棒と固定用具となっています。ロングシートとの間には謎のボックスで仕切られています。


排気管にかかる席ではこのようなデッドスペースが。荷物置き場などには使えそうです。


トイレです。NDCシリーズ共通、狭い仕様で、車椅子対応ではありません。

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