花組の明日海りおさん。

蘭寿とむさんと並んでいる姿に、

頼もしさも感じる。

もう何年も前から花組生の貫禄。

ちょっと、さみしかったりして・・・


ショーで、

やはり月組育ちのダンスの感じが

基本に忠実な真面目ダンス。

周りの花男子のダンスは、

タメる、キザる、オクレる、ハヤメる。

振りに遊びを入れてくる。

ダンスの振りにざまざまなスパイス注入して

自己主張を繰り広げてダンス・ダンス。


組によってやはり少し違うのが

よくわかって面白い。

間に龍真咲風が入ってきて

みりおちゃんの長い月組での生活が

伺えて楽しかった。


お芝居の方はもう、

観るたびに号泣が早まる。

蘭ちゃんはいい娘役さんに育って

こちらも、

月組育ちの清楚なかわいらしさがあって。

(色気はない)

次でコンビも解消なんですね。


今回のデュエットダンス。

蘭ランコンビの集大成って感じ。

大人っぽくて洒落ていて、

でも、変に色気がない分清潔感のある

洗練された振りで素敵。


なんだか不思議だけど

育った組のイメージがあって

月組育ちのらんちゃんと

みりおちゃんに拍手をいっぱい贈った。



宝塚大劇場宙組『風と共に去りぬ』

こ演目で卒業するともちん。

悠未ひろさん。

さよならショーがありました。

宙組は落下傘トップが続き、

宙組の生徒さんにとって厳しい現実。


ともちんは

初代宙組姿月あさとさんの時代に配属。

宙組生抜き。

きっとさよならショーでは

明日へのエナジーを歌うことでしょう。

ともちんが宙組の生き字引。

ずんこさんと育った。

1998年の香港公演から

2000年の砂漠の黒薔薇で卒業した

姿月あさとさんと共に。


ともちんと言えば

『Le Petit Jardin 幸せの庭』

遼河 はるひさんとW主演。


ともちんの相手役はたっちん。

植田景子先生作。

お洒落な作品だった。


♪プチプチプチプチシャルダン


それから最近だと

逆転裁判3


傭兵ピエールの新人公演。


言い出したらきりがない。


東京での『風と共に去りぬ』で

会えるのを楽しみにしています。






第7戦で優勝を決定した楽天。

まーくんの頑張り。

そして大リーガーの上原の活躍。

幸せな週末に興奮気味。

寝られないから深夜テレビを付けると

『テンプル・グランディン~自閉症と共に』

映画ではなく10年に歳月をかけてつくられた

ドラマなのだそうだ。

女優の演技に一瞬で魅入られる。


伯母の牧場へ行ったことがきっかけで

周りの変質者あつかいやいじめに負けず

男社会の畜産業界にたった一人

牛の目線にたった

画期的な食肉処理施設を設計。

周りの偏見に負けず実現していく。


クレア・デインズが演ずるテンプルの

演技も大げさでなく自然。

時には激しく時には悲しく。

現実にぶつかっていく。


自閉症が自らの神経発作を鎮めるため

締め付け機を発案。

自閉症はハグが苦手なので

そのハグの代わりの安定だ。


すばらしいのは

締め付け機も

食肉処理施設もいまでも

テンプルの設計のまま使っているということ。


自閉症啓蒙活動と、家畜の権利保護。

生きとし生きるものに対する愛情は

人間も動物も同じ。

幸せに生涯を送るのは食肉牛も同じ。

その間際まで恐怖を感じさせなくさせる。

その権利。


テンプルのスタイル、

ウエスタンスタイルのシャツ。

肩のヨークが素敵。

その胸に牛の形バッジを勲章のように

誇らしげに付ける。

本当のおしゃれってこうよね。

深夜にたった一枚持ってたはずの

ウエスタンシャツを探す。

見つけた時の喜び。

断捨離から逃れてあった。


いい時間を深夜に過ごせて

満足な週末でした。






岩谷時子さんがお亡くなりになった。


岩谷さんが越路吹雪さんと

宝塚歌劇団で出会わなかったら、

日本のシャンソンや

ミュージカルナンバーは

どうなっていたんだろう。


岩谷さんの訳詩はとても素晴らしく

ミュージカル・ミスサイゴンの歌。

『命をあげよう』

そして、

レ・ミゼラブルの全ての曲。

『夢破れて』『彼を帰して』

そして

なにより宝塚版Me And My Girlの歌詞。

以前東宝ミュージカルで上演された時、

岩谷さんの歌詞でなかったから

つまらなく感じた。

同じ曲なんだけど

歌詞が違うと別物。

そうなると舞台自体も違うとなる。


日本語の響きが生きていて、

やっぱり岩谷時子さんでないと

心に響かない。


越路さんの歌のなかでは

『道化師』が特に好き。

サーカスが町にきて

ワクワクするような感じ。


♪あれがコメディアン

 あれがミュージシャン

 あれがマジシャン♪


でもだんだんさみしくなって・・・・


♪少しばかりの歌を残して

 楽しいけど

 みんなの心の底に

 少しばかりの歌を残して・・・・


 楽しいけれどサーカスは

 一夜の夢のようなもの・・・・

 そうだよ今はさみしい村の夜道をいく頃♪


子供のころに聞いて気になっていた歌。

とても印象的な歌。

こーちゃんじゃないと歌えない歌です。

そして、

この訳詩のすばらしさ。


岩谷時子さんご冥福を祈って

こーちゃんの歌を聴く。




宝塚スカステニュースで新公場面を観た。

りくくん、なかなか堂々としています。

宙組は男役さんがいいですね。

今までのトップさんの作品では

娘役さんの活躍の場がなくて

残念な感じがしてましたが、

そのツケが出てしまったような感じ。


新人公演はなかなか行けなくて

でも新人公演は大好き。

昔はビデオ販売していて

それを楽しみにしていました。

それがDVDで各組の前半後半の

編集済みのダイジェスト版になって。

いつの間にか

スカステで観てくれ的な販売がなくなりました。


今回の宙組の新公には

月組の『風と共に去りぬ』の時と同じように

トップさんたちの鼓笛隊出演があって

宝塚の伝統を愛する生徒さんの

気持ちにがとってもうれしい。


天海祐希さん大好きな緒月遠麻さんが

どんな気持ちだったのか聞きたいくらい。

これ、必ず、スカステで話してほしい。

ね、

ゆりちゃんに会いたい、きたろうさん。



月組の天海祐希さんトップ時代に

同期の姿月あさとさんが新公で

『風と共に去りぬ』のバトラーを演じました。

ずんちゃんにとって最後の研7での主演。

それも同期が本役。

ゆりちゃん、ずんちゃん。

確か、遥か昔の1994年1月18日。


その伝説の新公では、

天海祐希さんと2番手だった久世星佳さんと

トップ娘役の麻乃佳世さんが

特別に鼓笛隊で出演して話題を呼びました。

今はマーチングバンドって言うらしいですが。

なんだかとても懐かしい話なんですが

同期っていいなぁ。

月組って素晴らしいなぁ。

新人公演にトップさんたちが友情出演なんて

どんだけ恵まれた新人公演なんだろうか。

ずんちゃんはその時の挨拶で

「本役の同期の天海の役を

させていただいたことは

一生忘れません」


ゆりちゃんは同期のずんちゃんに

トップの羽を新公で背負わせてあげた。

なにごとも特別なんです。


東京ではナイト&ディも踊っていて、

銀橋でのゆうこちゃんとのやりとりも

とても包容力があって素敵だった。

演出は木村信司さんでした。


今回、宙組の新人公演でも

サプライズがあって、

トップさん、2番手さんたちが

悠未さん、みりおん、緒月さん、

かなめさん、まーくんの順に

マーチングバンドとして出演なさったらしい。

月組のずんちゃんの時みたいに

ナイト&ディも踊ったんでしょうか。

東京では踊ってほしい。

だって、下級生の勉強の為なのだから

そういったチャンスもあげてほしい。





帝国劇場ただ今上演中。

『何でもアリ』って意味だそう。


チケットがまだ取れるようなので

瀬奈じゅんさんの

「リノよぅ~~~」の声を聴きに

帝国劇場へビックリマーク


瀬奈じゅんさん演じるリノと

吉野圭吾さん演じるオークリー卿の

大恋愛ものに変換した演出にすれば

これは、ヒット間違いなしなんじゃないかしら。

なにせ

この2人が魅力的。

歌って踊って演技して。

まさにミュージカル役者。


話の中心がこの2人でないのが

もどかしいんです。


本当に吉野圭吾さんの怪演は

感動ものです。


元月組トップスター瀬奈じゅんさん主演の

楽しいミュージカル。


「リノよぉ~~」って言って毎度登場。

あさこさんの娘役姿にアッパレ。

ミュージカルスターとして

歌ってよし、踊ってよし

圧巻の存在感はさすが。

あさこさんありきの舞台です。


相手役・・・・

っていうか、吉野圭吾さんもさすが。

この役をここまで、よくなさった。

アッパレです。

なかなか難しい役です。

すべる可能性も大。

さすがです。


鹿賀丈史さんはもう人間国宝ですか。


指揮の塩田先生に煽られながら

楽しく観劇できました。


が、

田代万里生さんはオペラ歌手ですよね。

ミュージカルって感じはしない。

歌は確かに高い声も出る。

上手いんでしょうが、

なんか・・・・

ミュージカルの歌じゃない。

ただ綺麗な声で歌っても

リノが惚れるビリーとしての

魅力が感じられない。


それはすみれさんも。

なぜ、

この百戦錬磨の帝劇の舞台に

無造作に立っていられるのか。

不思議で仕方がない。


空席が目立つ今の演劇事情の中で

プロとしての舞台が観たいと願うのに

なんか、

温度差を感じてしまう。


帝劇の決して安くはないチケットを

リピしようかどうか、

正直あさこさんは観たいけど。

微妙。



最近、星組娘役さんが気になって

仕方がない。

涼紫央さん主演だった『天使のはしご』

このなかの5姉妹役。


音波みのりさん(91期)

華雅りりかさん(94期・花組へ)

妃白ゆあさん(92期)

妃海風さん(95期)

綺咲愛里さん(96期)


なんだか、星組は娘役天国ですね。

このほかにも早乙女わかばさん(94期)も。


星組はちえねねトップが長くて

次といってもなかなか予想がつかない。

まだまだ人気もあるし続きそうだし。


他の組では95期が娘役トップになって

いる現実もある。

だからって、愛加あゆさんの例もあるし。


風ちゃんの『南太平洋』での快活な演技が

とても好きなので贔屓目ですが、

学年的にも旬だと思う。

花組東京公演

「愛と革命の詩ーアンドレア・シェニエー/Mr.Swing」


日比谷の宝塚劇場。

東京で一番好きな場所。

近くに日生劇場・帝国劇場があって

銀座にも近い。

いつもJR有楽町駅を降りるとワクワクする。


蘭寿とむさんが卒業を発表して、

みーちゃんの最後の公演。

みりおちゃんを観るつもりが

目がまゆさんやみーちゃんに。

まゆさんの包容力のある演技。

人間が大きな人だ。


みーちゃんの大空祐飛さんに

ますます似ている雰囲気。

『オーシャンズ11』では背中だったけど

いつの間にかお化粧も似てきた。

そして、

祐飛さんばりの大人。


みーちゃんの

憂愁の横顔、
哀愁のうつむいた顔。
思慮深いまなざし。
苦悩の眉間。
目元涼しげな表情。
影のある寂しい眼差し。

悲しみをたたえた後ろ姿。

底を這うような孤独感。

やさぐれた態度。

何かに取りつかれたような怒り。

みーちゃんの演技が輝けば

輝くほど、主役の不幸が深くなる。

出番は多くないけど芝居の要です。


ショーでは、もう

これでもかって全力で踊る。

みーちゃんの本気のダンス。

一瞬、一瞬のすべてが素晴らしい。

きっと、

みーちゃんはいつもと変わりなく

こんな風にパワーを出して

踊っていたんだね。


みーちー大の宙組時代が

なんだか懐かしくて。

でも、花組が似合ってる。

カッコイイ花組男子です。