90-06で、STATSをまとめましたが、シュート決定率でもまとめてみました。

 

表とグラフを眺めると、色々考えさせられます。

 

 

(1)経年から見る

 

a)WEリーグになって、シュート決定率が低下している。

 

なでしこリーグ時代:リーグ平均は15%前後、WEリーグ後:同12%台に下がっている。

WEリーグになって、徐々に決定率が下がっているわけでも無く、横ばいで、

二段のステップ状になっている。

 

①プロ化によって、各チームの練習時間が増え、まず守備が整備され、その成果が即時現れたのだろう。

WEリーグ発足の効果を示す数字の中で、今のところ最も説得力が有ると思う。

 

②WEリーグ2年目以降の攻撃力・守備力の向上は、同じくらいのペースである。

 

 

 

b)チーム別に見ると色々面白い。

 

①東京NB(日テレ)を見ると色々面白い。

2018年まではシュート決定率が高く、被決定率が低い完璧なチームだった。

だが・・・、

2019年以降被決定率が平均的な値まで悪化:岩清水梓選手産休時期に一致。

WEリーグ発足以降約5%決定率が低下:長谷川唯選手移籍時期に一致。

短絡的な見方ではありますが・・・。

 

②I神戸は山下杏也加選手加入で圧倒的守備力に。

明白です。またCUP戦で山下選手の出場が減るのですが、被決定率が上がっている。

でも、移籍元の東京NBの被決定率が大きく悪化したわけでもない。

移籍は良いマッチングだったのでしょうね。

 

 

(2)2023-2024WEリーグの傾向

 

a)シュート決定率

 

①優勝した浦和の決定率が高い。なんとなくだが、リーグ戦順位との相関が見られる。

 

②下位に沈んだチームは決定率が上がっていないことが多い。

 唯一マイ仙台が平均以上。シュートが打てていないと言うこと。

 

 

b)被シュート決定率

 

①被決定率ではI神戸が最も良く、4位の新潟Lも頑張っている。

 

②N相模原・AC長野が悪く、リーグ戦でも最下位とブービー。

 

③マイ仙台は、大きく悪化した。CBを固定できなかったが、被シュートにも現れている。

 

 

 

 

 

 

 

履歴

2024/02/03 作成 (アーカイブ)

2024/06/11 更新

 

 

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