航空機事故の原因究明の手がかりになるブラックボックス。
ブラックボックスは航空機の操縦室内の会話や音声を録音する
ボイスレコーダーと、飛行時間や速度、機体の角度などを記録
するフライトデータレコーダーから成り立つ。耐熱、耐衝撃性
の高いカプセルに入っており、水中に沈んでも約30日間、超
音波信号で所在を知らせる。機体後部に搭載されている。
・
ブラックボックスは一般的に、操縦席の会話や音声は2時間分
、航空データーは25時間分をそれぞれ記録でき、古いデータ
ーを上書きする仕組みになっている。しかし、航空機が山中や
海中に墜落すると、発見や回収が難しくなることがある。
2014年にインド洋で墜落したとみられるマレーシア航空機
の事故は、今もブラックボックスが見つかっていない。200
9年に発生したフランスのエールフランス機の墜落事故では、
ブラックボックスを回収するまで2年かかった。
・
機械大手ハネウェル・インターナショナルとカーチスライトは
ブラックボックスのデータを離れた場所から取り出せるシステ
ムを開発する。早ければ2021年にも利用が始まる。
航空機のメーカーや航空会社が常時、人工衛星を通じてブラッ
クボックスのデータに接続できるシステムの開発を目指す。
事故の原因究明の迅速化のほか、機体の維持管理や運航方法の
改善が期待される。
ハネウェル社は航空宇宙関連が主力事業の一つで、ブラックボ
ックス市場では有力企業として知られている。
現在は人間が回収していたブラックボックスだが、将来は常時
身近なものにと変革していく素晴らしい開発だ。
今日のブログがよかったらクリックしてね
↓ ↓ ↓ ↓
下松市賃貸情報 http://www.sennenhome.sakura.ne.jp