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普通人の映画体験―虚心な出会い

私という普通の生活人は、ある一本の映画 とたまたま巡り合い、一回性の出会いを生きる。暗がりの中、ひととき何事かをその一本の映画作品と共有する。何事かを胸の内に響かせ、ひとときを終えて、明るい街に出、現実の暮らしに帰っていく…。

2018年6月19日(火)ユジク阿佐ヶ谷(東京都杉並区阿佐ケ谷北2-12-19-B1 JR阿佐ヶ谷駅北口から徒歩3分)で、18:15~ 鑑賞。

作品データ :
原題 LUCKY
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 アップリンク
上映時間 88分


「ラッキー」

『パリ、テキサス』(1984年)で知られる個性派俳優で、2017年9月15日に91歳で逝去したハリー・ディーン・スタントン(Harry Dean Stanton、1926~2017)の最後の主演作となる人生ドラマ。スタントン自身を思わせる一匹狼の偏屈老人が、風変わりな町の人々ととりとめのない日々を過ごしながらも、静かに死と向き合っていく姿をユーモアを織り交ぜしみじみとしたタッチで綴る。『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』などで俳優として活躍してきたジョン・キャロル・リンチが初メガホンを取る。スタントンの友人である映画監督のデヴィッド・リンチが主人公の友人役で出演するほか、ロン・リヴィングストン、エド・ベグリー・Jr.、トム・スケリットらが出演している。

ストーリー :
神など信じずに生きてきた90歳のラッキー(ハリー・ディーン・スタントン)は、今日もひとりで住む家で目を覚まし、コーヒーを飲みタバコをふかす。ヨガを5ポーズ、21回こなしたあと、テンガロンハットをかぶり、行きつけのダイナーに出かけることを日課としている。店主のジョー(バリー・シャバカ・ヘンリー)と無駄話をかわし、ウェイトレスのロレッタ(イヴォンヌ・ハフ・リー)が注いでくれたミルクと砂糖多めのコーヒーを飲みながら新聞のクロスワード・パズルを解くのがラッキーのお決まりだ。そして帰り道、理由は分からないが、植物が咲き乱れる場所の前を通る際に決まって「クソ女め」とつぶやくことも忘れない。
ある日、居間でクイズ番組を観ながらクロスワードの続きをしていると、「現実主義」という名詞の意味に突き当たる。現実主義を地で行くラッキーは、「現実主義は物なのか」と深く納得する。その夜、通い慣れているバー「エレイン(ベス・グラント)の店」でブラッディ・マリアを飲み、馴染み客たちに「現実主義」の意味について説いていると、友人のハワード(デヴィッド・リンチ)が浮かない顔でやってくる。大切にしていた100歳のリクガメのルーズベルトが逃げてしまったという。大統領の名前(ルーズベルト)をつけたリクガメを親友として慕っていたハワードをラッキーは慰める。
ある朝、突然気を失ったラッキーは、街の病院で検査を受ける。しかし、どこにも異常は見つからず、ニードラー医師(エド・ベグリー・Jr.)から「年齢の割にすこぶる健康だ。むしろ害になりそうだから禁煙は勧めない」と告げられる。ラッキーが倒れたことを知ったウェイトレスのロレッタが、心配して家までやってきた。無邪気に彼の海軍時代のエピソードや結婚について質問してくるロレッタ。そんな彼女に対し、人生の終わりが近づいていることを思い知らされたラッキーは、「怖いんだ」と弱音を吐く。
いつも牛乳とタバコを買うドラッグストアでメキシコ系の店番ビビ(バーティラ・ダマス)から「土曜日に息子の誕生日パーティーがあるから来て」と誘われる。気のない素振りを見せるラッキーだが、家に帰ると、ふとした拍子に子供時代に撃ってしまったマネシツグミのことを思い出し、胸が張り裂けるような気持ちを覚える。
「エレインの店」に行くと、ハワードが弁護士のボビー(ロン・リヴィングストン)とともにやってくる。親友を失ったショックから「財産はすべてルーズベルトに遺したい」と言うハワードを「人はみな生まれる時も死ぬ時も1人だ。“独り”(アローン)の語源は“みんな1人”(オール・ワン)なんだ」と励まし、ボビーを「カメに遺産相続をさせる詐欺」と罵る。数日後、ダイナーでラッキーに出くわしたボビーは、自分が交通事故に遭いそうになったことをきっかけに「予測できない将来のためにこの仕事をやっている」と話し、ラッキーに遺言を書くよう勧める。
ある時、ラッキーはダイナーで退役海兵隊員のフレッド(トム・スケリット)と出会う。海軍の戦車揚陸艦に乗っていたことをラッキーが明かすと、フレッドは沖縄での壮絶な闘いの模様を語り始める。戦禍で微笑んだ日本人の少女のことを、フレッドは「彼女の勇気こそ叙勲に値する」と賞賛する。
結局、ビビの家のパーティーに出かけることにしたラッキーは、子供たちを前に、大好きなマリアッチを披露し、拍手喝采を浴びる。「エレインの店」に行くと、ハワードが吹っ切れた表情をしている。「ルーズベルトを捜すのはやめた」と言うハワードを讃え乾杯し、タバコを吸おうとするラッキー。しかし、エレインがかつてラッキーが禁煙のルールを破り出入り禁止になったバー「イヴの園」のことを持ち出し、ラッキーは激昂する。「真実は自分が何者で、何をするかであり、それに向き合い受け入れること。管理者などいない。そこにあるのは無だけだ」とここ数日で頭の中に浮かんでいた思いを吐露するラッキー。そして、「無ならどうする?」と問われ、「微笑むのさ」とつぶやき微笑むと、禁じられたタバコにおもむろに火をつけ、店を出ていった―。

▼予告編



◆ジョン・キャロル・リンチ監督(John Carroll Lynch、1963~) インタビュー(TSUTAYA/映画 - 2018年2月27日 ) :
──ハリー・ディーンはシナリオの段階から参加したのですか?
脚本のローガン・スパークスとドラゴ・スモーニャは、ハリーの出演作と私生活をベースに、ハリーに当て書きをした。ハリーのドキュメンタリーで『Harry Dean Stanton:Partly Fiction』(ソフィ・ヒューバー監督/2012)という作品があって、それはまさに彼の半生を物語る作品だった。ハリーは実際に第二次大戦に派兵され、戦車揚陸艦に搭乗し、マネシツグミを撃ち落とした。
僕はこの映画を、老いや、人生の終盤を生きることをテーマにした映画にはしたくなかった。過去を振り返ってかつての恋人に詫びたり、過ちを正したりするようなね。一人の男が自分をどう見つめ、神や天国という“第二幕”といった安心材料なしで生きる姿を描きたかったんだ。ハリーの人生はまさにそうだった。

──ハリー・ディーン・スタントンとの撮影はどうでしたか?
ハリーは驚くほど繊細でありながら、粘り強さも持ち合わせた男だ。そういう意味で、彼はラッキーだった。ほかのすべての人間にとってそうであるように、彼の寿命が近づいてきているときに、あれだけのバイタリティーがあり、「まだ死なないぞ」と生に食らいつく気持ちは、彼の人間性を表していた。

──俳優としてデヴィッド・リンチを起用したのはなぜですか?
制作陣でハワードを誰に演じてもらうかについて話していて、いろんなアイデアが出たが、最終的にデヴィッドに参加してもらいたいということになった。彼はちょうど、『ツイン・ピークス The Return』のポスプロ中だったので、無理を承知で頼んだが、運よくデヴィッドのアシスタントと脚本のローガン・スパークスが、長年の友人同士だった。デヴィッドは脚本を気に入ってくれたし、ハリーがデヴィッドと仕事をしたいだけではなく、デヴィッドしかありえないぐらいのハマリ役であることを理解してくれた。出演を快諾してくれたのは、ハリーへの敬意からだと思う。デヴィッドはハリーが大好きだったから。彼は俳優に求められる要素をすべて、いやそれ以上のものを持っていた。フレームラインも、カット代わりも、ピントも、すべてを直感的に把握していた。

──監督デビュー作として、ご自身の俳優としての経験が役立ちましたか?
これまでの俳優人生で、監督が俳優にアプローチする姿を見てきて、どうすれば成功し、どうすれば失敗するのかも見てきた。俳優は、作品に合わせることを要求される。それは俳優の仕事の一部であり、俳優が望むことでもある。そ して監督はそれをする必要がない。けれど、ハリーと仕事をして、俳優としてどうあるべきかではなく、監督である自 分が合わせる必要が大いにあることが分かった。ハリー・ディーンは役そのものになるので、演じているという事実を受け入れないからだ。
ハリーの俳優としての一番の信条は、“演じない”ということだった。演じない役者をどうすれば、自分の思うように演出できるのか?結果的に私たちは、そこに到達することができた。また、この作品はハリーの私生活そのものをさらけ出すものだったので、ハリー自身の弱みやプライベートに触れたりするものでもあった。ハリーがとても感情的になったり、やりにくいと感じたときが何度もあり、彼はその度に抵抗した。映画がどんなにフィクションであっても、彼にも人としての感情があるし、実際の経験を役に生かしていたから。

──『ラッキー』を制作する上で、インスピレーションを得た映画やスタイルは?
『暴走機関車』、『ラスト・ショー』、そして明らかに『パリ、テキサス』。ジム・ジャームッシュの『ミステリー・ トレイン』もだ。この映画にもそうしたヴィヴィッドな色彩はたくさん用いた。そしていくつかのショットで、長回し で撮った。それから、ジョン・フォード映画も参考にした。ジョン・フォードが1人の人物に焦点を当てた映画を作っ たらどうなるかってね。そしてフォードが得意な、フレームに余白をもたせるようなカットを撮った。砂漠もキャラ クターのひとつになるんだ。編集を経て分かったことがある。いい映画というのは、カメラが邪魔していない。そして、編集をやらないほど、映画はいいものになるとね。それは、観客をストーリーとキャラクターの世界に引き込む、ということでもある。
2018年6月15日(金)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、16:20~鑑賞。

「娼年」

作品データ :
製作年 2017年
製作国 日本
配給 ファントム・フィルム
上映時間 119分


石田衣良の同名小説を、2016年8月の舞台化に引き続き、主演・松坂桃李、監督・三浦大輔のコンビで映画化した衝撃作(センセーショナルなラブストーリー)。愛に懐疑的な青年が、ふとしたことから女性専用コールクラブで働くことになり、様々な女性と体を重ねていく中で彼女たちの悩みや欲望を受け止めていくとともに、自らも成長していく姿を、妥協のない性愛描写を通して描き出していく。

ストーリー :
森中領(もりなかりょう)、通称リョウ(松坂桃李)は大学生。彼は大学生活にも退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っていた。ある日、中学校の同級生で、ホストクラブで働く田島進也(小柳友)が、客の御堂静香(真飛聖)を連れ立ち、リョウの勤めるバーにやって来る。女や恋愛に興味がないと言い放つリョウ。そんな彼に、静香は“情熱の試験”を受けさせる。それは、静香がオーナーである秘密の会員制ボーイズクラブ“Le Club Passion”に入るための試験であった。最初こそ戸惑ったが、「娼夫」として仕事をするうちに、女性一人一人の中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていくリョウ。そして、彼を買った女性たちは、どんな女性の欲望も引き出す彼と時間を過ごすことにより、自分を解放していく。やがて彼は静香に対しても思いを寄せるようになるのだが…。

▼予告編

2018年6月14日(木)ヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア・イトシアプラザ4F、アクセス:JR山手線・有楽町駅中央口から徒歩1分)で、21:15~ 鑑賞。

「ビューティフル・デイ」

作品データ :
原題 YOU WERE NEVER REALLY HERE
製作年 2017年
製作国 イギリス/フランス/アメリカ
配給 クロックワークス
上映時間 90分


第70回カンヌ国際映画祭で脚本賞と男優賞の2冠に輝いたクライム・スリラー。ジョナサン・エイムズ(Jonathan Ames、1964~)の“You Were Never Really Here ”(2013)(唐木田みゆき訳『ビューティフル・デイ』早川書房、2018年)を、『少年は残酷な弓を射る』のリン・ラムジー監督、『ザ・マスター』『インヒアレント・ヴァイス』のホアキン・フェニックス主演で映画化。闇社会での人捜しを専門に請け負う孤独な元軍人の男が、組織に掠われた少女を救出する中で思わぬ陰謀に巻き込まれていくさまと、心が壊れてしまった少女との間に芽生える絆の行方をスタイリッシュなタッチで描く。共演はエカテリーナ・サムソノフ、ジュディス・ロバーツ。

ストーリー :
ジョー(ホアキン・フェニックス)は行方不明者の捜索を請け負うスペシャリスト。人身売買や性犯罪の闇に囚われた少女たちを何人も救ってきた彼は、その危険な仕事で得た報酬で、年老いた母親(ジュディス・ロバーツ)との静かな生活を営んでいる。しかし、ジョーの心中は決して穏やかではなかった。かつて海兵隊員として派遣された砂漠の戦場、FBI潜入捜査官時代に目の当たりにした凄惨な犯罪現場の残像が、未だ頭にこびりついて離れない。その上、彼を執拗に苦しめるのは、父親の理不尽な虐待にさらされた少年時代のトラウマだった。
ある日、新たな仕事の依頼が舞い込む。選挙キャンペーン中で警察沙汰を避けたい州上院議員のアルバート・ヴォット(アレックス・マネット)が、十代の娘ニーナ(エカテリーナ・サムソノフ)を裏社会の売春組織から取り戻してほしいという。ジョーは売春が行なわれているビルに潜入し、ボディーガードと買春客を叩きのめしてニーナを救出するが、彼女の挙動はどこかおかしい。性的な虐待を受け続けてきた彼女は、すでに心神喪失の状態で、自分を閉じ込めていた。
深夜3時、場末のホテルへニーナを連れて行ったジョーは、部屋に備え付けられたテレビのニュースで衝撃的な事実を知らされる。このホテルで落ち合う予定だったヴォット議員が、高層ビルから飛び降り自殺したというのだ。その直後、部屋に現われた二人組の制服警官がホテルの受付係の男を射殺し、無理やりニーナを連れ去ってしまう。
わけの分からぬまま窮地を脱したジョーは、ヴォット議員からの依頼を仲介したマクリアリー(ジョン・ドーマン)のオフィスを訪ねるが、すでに彼は何者かに切り刻まれて絶命していた。さらに嫌な予感に駆られて自宅に戻ると、何の罪もない母親までもが2階のベッドルームで銃殺されていた。1階にとどまっていた二人の殺し屋に怒りの銃弾を浴びせたジョーは、ニーナがウィリアムズ州知事(アレッサンドロ・ニヴォラ)のもとにいることを突き止める。ニーナはウィリアムズのお気に入りで、ヴォットは常日頃から自分の出世のために娘を政界の権力者に貢いでいたのだ。
喪服に着替えたジョーは、母親を葬るために森の奥の美しい湖に向かう。耐え難いトラウマに苛まれ続け、もはや天涯孤独となって生きる気力を失った彼は、布で包んだ母の亡骸を抱えて自らもスーツのポケットに石を入れて入水していく。しかし、湖底へと沈みゆくさなか、ニーナの幻影を見た彼は、死の淵から引き返した。
ジョーは一連の事件の黒幕であるウィリアムズを尾行し、ニーナが監禁されている郊外の豪邸へハンマー片手に単身踏み込んでいく。次々とボディーガードを始末し、2階の寝室に辿り着いた彼が目にしたのは、喉を切られすでに亡くなっているウィリアムズの姿だった。ジョーは全てを理解し、頭を抱えひたすらに泣きじゃくる…。落ち着きを取り戻した彼がダイニングに降りていくと、そこには血だらけの手で食べ物を食べているニーナがいた。彼はニーナとともに、その場を離れるのだった…。

▼予告編

2018年6月14日(木)ヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア・イトシアプラザ4F、アクセス:JR山手線・有楽町駅中央口から徒歩1分)で、19:20~ 鑑賞。
「それから」

作品データ :
原題 그 후
英題 The Day After
製作年 2017年
製作国 韓国
配給 クレストインターナショナル
上映時間 91分


『3人のアンヌ』『自由が丘で』のホン・サンス監督が、『お嬢さん』のキム・ミニを主演に迎え、女関係にだらしないダメ男と女たちとの複雑に絡まった愛憎劇を美しいモノクロ映像でユーモラスに綴った人間ドラマ。共演に『隠された時間』のクォン・ヘヒョ、『ひと夏のファンタジア』のキム・セビョク、『技術者たち』のチョ・ユニ。

ストーリー :
アルム(キム・ミニ)は大学教授の紹介で、評論家としても有名なボンワン(クォン・ヘヒョ)が社長を務める小さな出版社“図書出版カン”で働くことに。ボンワンは毎朝4時半に起きて出勤し夜遅くまで帰らないことで、妻(チョ・ユニ)に浮気を疑われている。アルム初出勤の日、彼女を好意的に迎えたボンワンは、近所の中華料理店で昼食を共にする。堅苦しい敬語はやめようと一気に距離を縮めようとするボンワンに、アルムは戸惑いを覚える。評論家として文芸賞の選考委員も務めるボンワンに、アルムは文芸誌に応募していることを話す。ボンワンに小説を見せてくれと言われて嬉しくなり、質問を投げかける。「生きる理由は?」 ボンワンが即答できないでいると、アルムはよどみなく自分の意見をぶつける。圧倒されたボンワンは、ひたすら感心するしかなかった。ボンワンは不倫関係にあったアルムの前任者チャンスク(キム・セビョク)を思い出していた。同じ店で、チャンスクに卑怯な人間だと酷く責められたのだ…。その日の午後、浮気の証拠を見つけたボンワンの妻がいきなり出版社に踏み込んできて、アルムを愛人と勘違いして殴りつける。アルムは今日が初出勤だと説明するが、妻は信じない。ボンワンは不倫相手は外国に行ってしまい、居場所は知らないと答える。夜、ボンワンはお詫び代わりにアルムを食事に連れて行く。アルムは仕事を辞めると告げるが、ボンワンに引き留められる。ところが、そこにチャンスクが前触れもなく、ひょっこり姿を現わす。ボンワンとチャンスクは愛を確かめ合うと、また一緒に仕事をすることに。そして、舌の根も乾かぬうちに、二人から出版社を辞めてほしいと頼まれるアルム。あまりの理不尽さに憤るが、アルムはボンワンが持って行っていいと言った本を棚から取り出し、会社を後にする。ボンワンは妻がアルムを愛人だと勘違いしていることを利用して、不倫関係を続けようとする。それから…。ボンワンの評論が有名な賞を受賞した。アルムがお祝いを伝えるために、“図書出版カン”を訪れると…。

▼予告編

2018年6月14日(木)岩波ホール(東京都千代田区神田神保町2-1 岩波神保町ビル10F)で、16:00~鑑賞。

作品データ :
原題 Der junge Karl Marx(独)、Le jeune Karl Marx(仏)、The Young Karl Marx(英)
製作年 2017年
製作国 フランス/ドイツ/ベルギー
配給 ハーク
上映時間 118分


「マルクス・エンゲルス」Karl Marx
[本作のタイトルは、欧米では(独語・仏語・英語すべて)マルクス一人に絞られているが、日本ではマルクスとエンゲルスの二人を対象とする。従来往々にして、この国ではセンスのない~原題の持ち味を壊した~邦題が多々見受けられるが、本作については「マルクス・エンゲルス」の題名がその物語内容にふさわしいものである。ただし、蛇足を加えれば、(21世紀に入って)現代日本人の圧倒的多数は、“マルクス・エンゲルス”の名前を耳にすれば、まずは、得体の知れない、ある一人の特定の人物を思い描きはしても、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスという二人の歴史的傑物に思い当たりはしないだろう―。]

ドイツの思想家カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの若き日々を綴る伝記映画・歴史映画。ドイツ、フランス、イギリス、ベルギーを舞台に、マルクスとエンゲルスの二人が「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である」という有名な言葉で始まる『共産党宣言』(1848年)を執筆するまでの日々をドラマティックに描く。主演は『青い棘』のアウグスト・ディール、共演にシュテファン・コナルスケ、ヴィッキー・クリープス、ハンナ・スティール。監督は『ルムンバの叫び』(2000年)、『私はあなたのニグロではない』(2016年)で知られる、ハイチ出身のラウル・ペック。

クラブ ラウル・ペック監督(Raoul Peck、1953~)コメント(本作オフィシャルサイト|STAFF/CAST) :
≪今、世界が一連の未曾有の経済危機を経験する中で、カール・マルクスに再び注目が集まり、予想外の関心が高まっている。ここ数年、世界の有力誌―『TIME』『ニューズウィーク』『Forbes』『フィナンシャル・タイムズ』はもとより『Der Spiegel』までも―の表紙にマルクスが登場している。遡って1999年のBBC世論調査では、マルクスが20世紀のもっとも偉大な思想家として、2位のアルバート・アインシュタインを抑えて首位にランクされている。2014年には、フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』が45万部を売り上げ、カール・マルクスの理論が大いに脚光を浴びることとなった。/これらのジャーナリストや経済学者たちは判断を間違っていない。ベルリンの壁崩壊25周年を祝ったばかりの今だからこそ、原点に立ち戻ることができるのだ。カール・マルクスの科学的論文の本質とは何であっただろうか。彼の思想から生まれた教理が世界にもたらしたこと、20世紀的世界秩序の崩壊に対して、責任や罪悪感を抱くことなく考える時が来たのだ。30歳を迎えるよりも前に、マルクスとエンゲルスは世界を変え始めていた。この映画が描きたかったもの、それは、若さと、思想の革命である。≫

ストーリー :
1840年代のヨーロッパでは、産業革命が生んだ社会の歪(ひず)みが格差をもたらし、貧困の嵐が吹き荒れ、人々は人間の尊厳を奪われて、不当な労働を強いられていた。20代半ばのカール・マルクス(アウグスト・ディール)は、搾取と不平等な世界に対抗すべく独自に政治批判を展開するが、それによってドイツを追われ、フランスへと辿りつく。パリで再会した若きフリードリヒ・エンゲルス(シュテファン・コナルスケ)は、マンチェスターの紡績工場のオーナーの子息で、イギリスのプロレタリアート(労働者階級)について研究していた。エンゲルスの経済論に啓発されたマルクスは、彼と深い友情をはぐくんでいく。激しく揺れ動く時代、資本家と労働者の対立が拡大し、人々に革命的理論が待望されるなか、二人はかけがえのない同志である妻たちと共に、時代を超えて読み継がれていく『共産党宣言』の執筆に打ち込んでいく―。

▼予告編



スペード cf. Karl Marx & Friedrich Engels
Marx and Engels

サーチ カール・マルクス(1818~1883):
≪1818年5月5日プロイセン、トリーア生まれ。ユダヤ人家庭で育つ。1835年にボン大学に入学。1836年夏、貴族の娘であるイェニー・フォン・ヴェストファーレンと婚約、10月にはベルリン大学へ転学する。1837年、病気療養のため滞在したシュトラローで、青年ヘーゲル派が集っていた「ドクトル・クラブ」に加入し、ブルーノ・バウアーらと親交を結ぶ。1841年にイエナ大学に『デモクリトスとエピクロスの自然哲学の差異』を提出し、哲学博士号を取得。その後、教授職を探すものの断念し、『ライン新聞』のジャーナリスト、編集者となる。1843年、言論弾圧の中で『ライン新聞』が廃刊となると、アーノルト・ルーゲらとともに共同編集者として『独仏年誌』刊行に携わる。同年、イェニーとクロイツナハにて結婚し、パリに移住。1844年にブルーノ・バウアーを批判した「ユダヤ人問題によせて」、「ヘーゲル法哲学批判序説」を『独仏年誌』に掲載する。また、『独仏年誌』に掲載されたエンゲルスの「国民経済学批判大綱」に感銘を受け、10日間にも及ぶ自宅での話し合いを経て、意気投合。バウアー一派を批判した『聖家族』(1845)を共同執筆し、終生の友人となる。1845年、フランス政府による追放を受けて、ブリュッセルに移住。エンゲルスらとともに青年ヘーゲル派やカール・グリューンらの真正社会主義を批判した草稿『ドイツ・イデオロギー』の出版を目指すも断念。1847年、プルードンを批判した『哲学の貧困』を出版。1848年には共産主義者同盟の綱領として『共産党宣言』をエンゲルスと共同執筆する。その後、ヨーロッパ各地で発生した革命の動乱の中、パリを経て終生の地となるロンドンへと移住し、経済学研究を再開。1867年、主著『資本論』第一巻を刊行。存命中に全三巻の刊行には至らなかったものの、死後、エンゲルスの尽力により編集、刊行された。1883年3月14日死去(享年64歳)。≫

サーチ フリードリヒ・エンゲルス(1820~1895):
≪1820年11月28日、紡績工場を営む父の下、プロイセンのバルメン(現:ヴッパータール)に生まれる。1837年、ギムナジウム(日本における高等学校の位置づけ)を中退し、父の仕事を手伝う。1841年、兵役義務のため、ベルリン近衛砲兵旅団に入隊し、その合間にベルリン大学で聴講し、青年ヘーゲル派と交わる。1842年、父が共同経営するエルメン・アンド・エンゲルス商会の紡績工場で働くために、マンチェスターに行き、仕事の傍ら、労働者階級の状態を調査する。この調査は後に『イギリスにおける労働者階級の状態』(1845)として出版されることになる。また1843年には、この調査の中で出会ったアイルランド出身の労働者メアリー・バーンズと共同生活を始める。1844年には『独仏年誌』に、「国民経済学批判大綱」を掲載。経済学の知識が乏しかった当時のマルクスに大きな感銘を与えるとともに、エンゲルスも『独仏年誌』に掲載されたマルクスの論文に感銘を受け、互いに意気投合する。『聖家族』を共同執筆後は、一時バルメンに戻り、商会の仕事に従事するも1845年、マルクスのパリ追放と同時にブリュッセルに移住。ヨーロッパ各地における共産主義運動の結集を目指し、各地で活動を展開し、正義者同盟を共産主義者同盟に発展させた。1848年、マルクスと共に共産主義者同盟の綱領として『共産党宣言』を著す。革命後は、マンチェスターにおいて商会の仕事に従事し、マルクス一家への金銭的援助も行い、一方で仕事の傍ら、政治経済の分析を行うという二重生活を送る。マルクスの死後は遺稿を基に、マルクスの悪筆に苦しみ、目を悪くしながらも、『資本論』第二、三巻を編集、出版するとともに、国際労働運動に対する助言を行った。その他の著作として『自然弁証法論』(1873-1876)、『反デューリング論』(1878)、『空想より科学へ』(1880)、『家族・私有財産・国家の起源』(1884)。1895年8月5日喉頭がんで死去(享年74歳)。≫(前出・オフィシャルサイト|PROFILE)
2018年6月12日(火)「ココロヲ・動かす・映画館○」(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-15、JR吉祥寺駅北口徒歩約5分)で、20:40~鑑賞。

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作品データ :
製作年 2017年
製作国 日本
配給 クロックワークス
上映時間 70分


齊藤工の初長編監督作は、短編『バランサー』の脚本を担当した放送作家はしもとこうじの実体験を基にした家族ドラマ。自分たちを捨てて失踪した父親と13年ぶりに再会した家族が、その父の葬儀で初めて空白の日々を知っていくさまをコミカルなタッチを織り交ぜ描き出す。父親が失踪した主人公を高橋一生、主人公の彼女役を松岡茉優、失踪した父親役をリリー・フランキー、母親役を神野三鈴がそれぞれ演じ、斎藤も主人公の兄役で出演。

ストーリー :
13年前に、突然蒸発した父・松田雅人(リリー・フランキー)の消息が判明した。「タバコを買ってくる」と言ったきり、家に帰って来なかった。ギャンブル好きで、多額の借金を踏み倒して去った父親だが、ガンを患っていて余命はわずか3か月だという。塗炭の苦しみを嘗(な)めた母・洋子(神野三鈴)と兄・ヨシユキ(斎藤工)は、「恨みしかない」と言い、父に会おうとしなかった。しかし、幼い頃にキャッチボールをしてくれた優しい父の記憶が忘れられないコウジ(高橋一生)は、病院を訪れ、再会を果たす。3か月後、家族との溝が埋まらないまま、父はこの世を去った。そして、迎えた葬儀当日。数少ない参列者が語る故人のエピソードの数々から、家族の誰一人として知らなかった父の真実が明らかになり、取り戻せないと思っていた13年間の空白が少しずつ埋まっていく…。

▼予告編



▼初日舞台挨拶(日時:2018年2月3日、会場:シネマート新宿) :

2018年6月12日(火)「ココロヲ・動かす・映画館○」(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-15、JR吉祥寺駅北口徒歩約5分)で、18:40~鑑賞。

「ドリス・ヴァン・ノッテン」

作品データ :
原題 DRIES
製作年 2017年
製作国 ドイツ/ベルギー
配給 アルバトロス・フィルム 
上映時間 93分


ベルギー出身の世界的ファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten、1958~)をフィーチャーしたドキュメンタリー。半年に及ぶ準備を経て行なわれるショーの舞台裏から、アトリエや刺繍工房、さらに邸宅でのドリスを映す。監督は『マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』のライナー・ホルツェマー。イギリスのロックバンドRadioheadのベーシスト、コリン・グリーンウッドが本作で映画音楽に初挑戦している。

ストーリー :
これまで、殺到する取材依頼を断わってきた孤高のファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテン。2014年9月にパリのグラン・パレで開催された「2015春夏レディース・コレクション」の舞台裏から、2016年1月にオペラ座で発表した「2016/17秋冬メンズ・コレクション」の本番直後までの1年間にカメラが密着。半年かけて準備したショーの舞台裏はもちろん、アトリエや刺繍工房など、創作活動の全貌が明らかになる。ドリスのユニークな創作活動を支えるインスピレーションの源の一つである、パートナーのパトリックと暮らすアントワープ郊外の邸宅にも初潜入。季節ごとに表情を変える花園や家庭菜園をドリス自らが案内し、採れたばかりの野菜を手際よく調理する貴重な姿も収められた。美しいものを愛し、スキャンダルとは無縁で、何事にも全力で取り組む完璧主義者の彼がのぞかせた意外な素顔とは―。これまでの25年の軌跡を振り返り、これからの25年を予感させる夢のような93分である。

▼予告編



▼ Dries Van Noten| Spring Summer 2015 Full Fashion Show | Womenswear :



▼ Dries Van Noten|Fall Winter 2016/2017 Full Fashion Show | Menswear :

2018年6月8日(金)新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15、JR新宿駅東口より徒歩5分)で、18:35~鑑賞。

「ランペイジ」

作品データ :
原題 RAMPAGE
製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 107分


ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンを主演に迎え、1986年に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」を実写映画化したパニック・アクション。巨大化した動物たちが、大都会で暴れ回り街を破壊していくさまを描く。共演はナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェフリー・ディーン・モーガン。監督は『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』『カリフォルニア・ダウン』のブラッド・ペイトン。

ストーリー :
宇宙空間で非合法に行なわれていた遺伝子実験でトラブルが発生し、動物たちを巨大化させるウイルスが地球に降り注ぐ。それを浴びた白いゴリラのジョージが突如巨大化し、彼と意思疎通できる霊長類学者デイビス(ドウェイン・ジョンソン)は、相棒の変貌に驚嘆する。一方、同じウイルスを浴びたオオカミとワニもみるみる巨大化し、大都会シカゴを舞台に問答無用の恐るべき破壊行為を繰り広げていく。高層ビルは崩れ落ち、人々は逃げ惑う。破壊をやめさせるべく軍隊が出動するも、怪獣たちには銃もミサイルも効かない。彼らの目的は、一体なんなのか?人間は彼らを止めることができるのか…?

▼予告編(ドウェイン・ジョンソン〈Dwayne Johnson、1972~〉のメッセージ付き)



▼ Behind the Scenes :

2018年6月5日(火)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、18:55~鑑賞。

「MIFUNE」

作品データ :
製作年 2016年
製作国 日本
配給 HIGH BROW CINEMA
上映時間 80分


「世界のミフネ」こと俳優・三船敏郎(1920~97)の偉業とその波乱に満ちた生涯を、家族や映画関係者、評論家などのインタビューを通して明らかにしていく伝記ドキュメンタリー。監督は『収容所の長い日々/日系人と結婚した白人女性』で第63回アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した、日系3世のスティーブン・オカザキ。ナレーションは海外版をキアヌ・リーブス、日本版をEXILEのAKIRAが担当。

ストーリー :
本作では、黒澤明監督の『羅生門』(1950年)、『七人の侍』(1954年)、『蜘蛛巣城』(1957年)、『用心棒』(1961年)、『赤ひげ』(1965年)、稲垣浩監督の『宮本武蔵』(1954年)など、全盛期の三船敏郎が出演した重要な作品に焦点が当てられる。そして、香川京子、司葉子、土屋嘉男、加藤武、八千草薫、中島春雄ら、三船敏郎と共演した数々の名優を始め、息子・三船史郎や黒澤明の息子・黒澤久雄といった関係者の言葉から、三船の生き様、人柄が浮き彫りになる。さらに、スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg、1946~)、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese、1942~)、役所広司といった三船に魅せられた映画監督や俳優たちが“世界のミフネ”と称された彼の魅力を語る。スピルバーグ監督は自身の映画『1941』(1979年)に出演した三船のエピソードを、まるで少年が憧れのスターに会った時のように嬉しそうに話す…。また、スコセッシ監督は明晰な分析と評論で黒澤映画-三船ファンの片鱗を垣間見せる…。

▼予告編




▼『用心棒』における三船敏郎の殺陣演技 :

2018年6月3日(日)吉祥寺プラザ(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-19、JR吉祥寺駅北口サンロード突き当たり左)で、18:25~鑑賞。

「デッドプール2」

作品データ :
原題 DEADPOOL 2
製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
上映時間 120分


マーベルの中でも従来の常識をことごとく覆す型破りなヒーロー像で世界的に大ヒットとなったライアン・レイノルズ主演の痛快アクション・エンターテイメントの第2弾。未来からやって来た最強マシーン人間“ケーブル”に立ち向かうべく、柄にもなくヒーロー・チームの結成に乗り出したデッドプールの活躍を描く。共演はモリーナ・バッカリン、ブリアナ・ヒルデブランド、T・J・ミラーら前作からの続投組に加え、新たにジョシュ・ブローリン、ザジー・ビーツ、忽那汐里らが参加。監督は『アトミック・ブロンド』のデヴィッド・リーチ。

ストーリー :
最愛の恋人ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)を取り戻し、お気楽な日々を過ごすデッドプールことウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)。ある日、マッチョな機械男ケーブル(ジョシュ・ブローリン)が荒廃した未来から現われる。彼が命を狙う相手は、ミュータントの孤児院に暮らす14歳の少年ラッセル(ジュリアン・デニソン)。最初は乗り気じゃなかったウェイドだが、ヴァネッサのたっての希望もあって正義のヒーローとなりラッセルを守ることに。しかし、一人では太刀打ちできないと悟ったウェイドは、新聞広告で特殊能力を持つ者たちを募集し、スペシャルチーム“X‐フォース”の結成に乗り出すのだったが…。

▼予告編



▼ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds, 1976~)来日スペシャルイベント(日時:2018年5月29日、会場:六本木ヒルズアリーナ)