前回書いたAちゃんも意味不明な子でしたが、上には上が居るもんです


面接の結果採用になったらしい子がある日待機室に居ました


しかも寝転がってね


アタシやフーゾク経験が多少ある子たちは、彼女の態度に驚いたもんです


頭は金髪で、全くアタシ達とは口も聞こうとしない


彼女の名前はNちゃんといいます


初めて姿を見た日から、約1週間アタシ達と口も聞きません


初めて話した言葉は「タンポン持ってますか?」



……( 。-ω-)-ω-)-ω-) …・


これにはお姉さんキレちゃいました


「まず貴方は誰なん?アタシは貴方の名前も知らないの アタシの名前は花音(仮名)ってゆうねんけど?」


「あ、Nです」


まずはタンポンを渡してトイレから出てきたNちゃんにクドクドとヲバチャンは説教しましたよ



「慣れてないところだから可愛そうに思って黙ってたけど、一週間も挨拶をしないのはおかしいでしょ


貴方はこれからどうなるか解らないけど昼間の普通の仕事をしてもそんなんじゃ通用しないよ


アタシが個人的に腹が立つとかじゃないの 貴方の為になることだから、まずは嫌でも朝はおはようからはじめなさい」


アタシだって言いたくないですよ お局さまみたいにさぁ…


その時はNちゃん素直に聞きました


基本的に悪い子ではないんだけど、ちょっとズレが大きいんですよね


Nちゃんも本指名取れない子で一度フリー指名でNちゃんに入ったお客さんにアタシが指名受けた時に話を聞いて少し理由がわかりました


「あのNちゃんさぁ…俺がかわいいねって言ったら「やっぱしぃ」て言うねん

 俺そんなん観月ありさのドラマ位でしか見たことないわ それで萎えてもうてん」


まあこれはお客さんにもよりますけど、初めてのお客さんには多少恥らってみせるものでしょう


アタシもそうしてました


それを自信満々に答えられたらねぇ w


まあこのNちゃんって子はアタシを数回キレさせたんですが、そのうちの一回をご紹介します


アタシがケンとのゴタゴタで仕事でもスランプ気味の時、万年暇嬢のNちゃんがアタシに聞いてきました


「花音さんってロングの記録どのくらい持ってるんですか?」


…アタシ、その時はスランプだったけど店で一番のロング記録を持ってましてね


辞める前には一日貸切も受けたことあるんですよ


言葉が出なくて「ママに聞けば」と言ってその日はNちゃんシカトしましたよ


また、ある日は待機所で大の字になって寝ててアタシが出勤した時には他の女の子たちが隅で小さくなっててね…


「ゴルァ~ヽ(`Д´#)ノ あんたここに寝に来てるんなら家に帰れ~!」


とアタシをまたキレさせてくれ、その後不貞腐れたもんで更に説教…


この様に朝一から疲れさせられたコトも多数



でもアタシね、よく怒るしよくキレますけどやっぱり若くて一人でフーゾクの仕事に飛び込んだ子たちってかわいそうに思えてね


他の子にもそうしてたけどNちゃんが「お母さんの肉じゃがが食べたい」ってボソっと言ってたのを聞いて、翌日作って行ったんです


それで「お母さんの味じゃないけど食べや」て言って手渡したらポロポロ涙流してね…


「アタシのこと本当にわかってくれるのは花音さんだけだ」って喜んでくれて


まあ翌日からは、またいつものアホ娘に戻ってましたけどね w


あとね、店で稼げないから援交サイトに出没しててね…


アタシそれに関してはもう何も言いませんでした


だって食べれない位の稼ぎなんだから、悪い事だと思ってもそれは止められなかったんです


悪い子じゃあないんだけどやっぱりイマドキの子ってのは扱いが難しいなとしみじみ思いました





彼女は多分もう今は大阪には居ないと思います


援交サイトでも見ること無くなったしね


少しでも大人になってくれてたらいいんですけどね




アタシの個人的な恨みと思ってもらってもいいけど、アタシが付き合った男の中で最低・最悪なダメンズだと思うのでジャンルはダメンズへ分別しました



人の痛みの解らない男「ケン」の話


最後にアタシが、やっと自分の胸のうちを吐き出して着信拒否をしてから数ヶ月がたっていた


アタシは仕事に集中していて、その間は彼氏は作らないと決めて過ごしていた


着信拒否をしても人伝いにケンの噂は入ってくる


ケンはアタシと別れたあとしばらくして、チャットの仲のいい子たちの間では有名なブサイク女と付き合いはじめたと


何故有名か、それは顔だけじゃなくて性格の面からもブサイクと言われてたからだ


変に暗くて、話しかけられても仏頂面でワケの解らない毒を吐く子


不倫してて相手の子供を堕ろして、相手の嫁に文句を言いに行ったとか…


全くいい噂を聞いたことがない子


アタシも昔一度会って、自分とは合わないタイプだと思いそれきり会う事はなかった子


別れた男がどんな女と付き合おうと知ったこっちゃないけどアタシはなんで自分の後がその子なのか腹がたった


アタシはその子に劣るという事なのか?とも考えた


その時はそう考えたけど、正直そんなコト考える暇も無くなっていたし正にどうだっていい事になっていった


そうゆう日を送ってる中である友人から新年会の誘いが来た


アタシがチャットで知り合ったMちゃんという女の子


その子とその彼氏が数人集めて焼肉屋で新年会をするんだと


久しぶりの集まりだしと思って快諾して、その日を迎えた


Mちゃんカップルが迎えに来てくれて、集合場所の焼肉屋の前に


8人ほどが集まって中に入った


Mちゃんがそわそわして、もう一人が遅いと言っていた


何の気なしに「もう一人って誰なん?」と聞いたら、気マズそうに


「実はケンが来るねん 黙っててごめん」と返事が来た


アタシは思いっきり顔が歪んでたと思う


それでも、そこまで来て皆で集まってるのに雰囲気を壊すような真似はしたくなかった


しばらくするとケンが一人で現れた


不恰好なマフラーに指にはペアと思しきリングをつけて


「ひさしぶり」とアタシから声をかけた


大人な対応をすることで余裕を見せたかったんだ


ケンも一息置いて「久しぶり」と返事をした


最中は皆、和気藹々という感じで宴の席はお開きになった


帰りの車は何故かMちゃんカップルの車には乗せてもらえず、ケンの車に乗った


二人で気まずい雰囲気だった


アタシはその時、今の彼氏と付き合い始めた頃で疑われるようなコトをしたくないので早く帰りたくて仕方なかった


ところが、ケンは「ドライブしていこう」という


やんわり断ると、アタシに向かって今の彼女の愚痴を言い出した


「料理が下手で、食べれたもんじゃない」とか「女らしいところを感じない」とか果ては「体臭があってセックスの面で合わない」とか…


アタシに愚痴ってどうするねん


しかもセックスの話なんかされても変に生々しくて気持ち悪くなった


アタシは鼻で笑ってフ~ン それで?と返してた


要はアタシとセックスだけしたいという事だった


アタシはそれまで抑えてた言葉を吐き出した


「あんたさぁアタシの事舐めとんちゃうん?

付き合ってたから大人しくしとったけど、あんたの周りの人間と同じレベルで見やんとってや

ええ加減にしなアタシも暴れるで」


そう言うと、顔を引き攣らせながら「そうゆう言い方は無いんちゃう?」と言われた


前の女に今の女の悪口を聞かせ、だからやらせろって男にどうゆう言い方が相応しいのだろうね


付き合ってる時から思っていたけど、こいつはいつも自分の杓子の中でしか物事を考えられない


いい意味で堅いけど、自分中心の考え方を持っているこいつはただの変人でダメ男だ


今の女が編んだらしい不恰好なよれたマフラーに、センスの悪いリングをつけてアタシにやらせろと言うんだから救いようのないバカ男だ


「だから何?あんたに物の言い方を指図される覚えも無いし、あんたと一緒に居たくないねん わからへんの? 早く送ってんか」


そう言うと「じゃあここで降りれば?」と返してきたのでアタシは「じゃあね」と車から降りようとした


そうするとケンは謝ってきたのでそのまま家の前まで送らせた


引越し先のマンションをケンは初めて見たわけなんだけど、ケンはこう呟いた


「なんで俺と付き合ってる時にこんなマンションに住まへんかったん」と…


アタシがどうゆうマンションに住もうが、付き合う事に関係あるやろか


アタシがいいマンションに住んだらケンの何が変わるというんだろう


やっぱりこいつは変人でダメな男だ


「関係なくない?じゃあね」


と言って車を降りた



ケンと別れたコトがきっかけで引越ししたマンション


1ルームの小さな部屋の外観からすればそのマンションは立派に見えたろう


アタシは自分とケンとの別れを始めて嬉しく思った


少なくともアタシの方が今のケンより幸せだと思ったから


ざまぁみろ


そう思ってほくそえんだ



Mちゃんとはきちんと話をして、ケンがどうしてもアタシに会いたいと言ってMちゃんに頼み込んで新年会に現れた経緯もアタシが別れ際に話したことも納得ずくで仲直りした



その後数年はケンと会うことなく過ごしていたんだけど…


ほんの数ヶ月前のことだった


夜中に甘いものが食べたくなってコンビニに行った時


スイーツのコーナーを物色していて、コーヒーゼリーに手を伸ばそうとした瞬間に横から手が伸びてそのコーヒーゼリーを握り締めた女がいた


当然アタシはムっとしてその女を見た


近頃見たことの無いようなダサい風体の女が立っていた


顔も…ハッキリ言ってブサイクの部類


すると、その風体に似合わない鼻にかかった甘え声でまだそこにたどり着いて居ない連れに向かって大きな声で話しかけた


「なぁなぁ、これめっちゃおいしいね~ん」


その声を聞いてアタシは内心「ヲェ(=。=;)」と思いながら他のスイーツを手に取りレジに向かった


会計をしてる途中で今度はその女がアタシの左横に並んだ


普通は後ろか右隣に並ぶと思うんだけど…


なんか常識ズレした変な女だ


こんな女を連れてる男の顔を見てやりたいと思い、会計を済ませたアタシはその女の陰に居た小柄な男に目をやった



…ケンやんけうんち


思わずアタシはその場で噴出してしまった



ケンはバツが悪そうにしていたが、アタシは笑いを我慢せずにそのまま外に出た


家に帰って誰かに話したくてMちゃんに電話をしたらMちゃんも爆笑していた


あの件依頼、Mちゃんもケンとは音信不通になっていたらしく男としてケンの事を軽蔑していたからだ



はっきり言う 今のアタシは間違いなくケンより幸せだ



あの女を見てハッキリそう思った



まあ二度と見たくも無いし、会いたくも無いけどもし会う事があったらアタシはケンに対して自分の状態を胸を張って笑顔で話せる自信がある


所詮あのレベルですよ


そう所詮あの程度の男にあの程度の女


アタシはそこから抜け出ただけマシってことかな


高校に進学したアタシはS君との恋愛がきっかけになったのか、同級生とかに興味を持つ事が無くなっていた


常に年上の、大学生・もしくは社会人ばかりがターゲットになっていた


アタシはS君に連れて行かれたディスコにハマってしまい、家が徒歩で行ける位置にあったコトもあってほぼ毎日ディスコ通いをするようになっていた


黒服たちやDJとも親しくなって店長の計らいで平日は、たったの500円で入場させてくれるようになった


もちろんアタシの連れも数人日替わりで連れて行き、週末には大集合状態だったのだけど店長にしてみれば賑やかし的に調度都合がよかったのだろう


特に週末にはディスコの梯子をしていて、数件の店が行き着けになっていた


当時流行っていた曲に、その店それぞれの決めポーズみたいな物もありアタシ達は毎日行ってる店の決まりのポーズを自分たちで流行らせたりすることが楽しくて、当時のお立ち台はアタシ達が独占していた


たちの悪い客がお立ち台を占領すると黒服たちが高い椅子を用意してくれ、黒服とともに並んで踊りお立ち台を占領した連中より注目された


アタシはディスコへ行くための服、もちろん普段も着ていたけどとにかくお洒落で可愛い存在で居たいと思い父親の財力を笠に着て、毎月父親に請求が行くようにして洋服の代金だけで月に80万ほど使っていた


15歳の子供のくせに、そんな所だけ成長して生意気極まりないガキだった


お陰でアタシはその頃、年齢制限が本当に厳しかった店にもコネが出来て顔パスで入れるようになり地元のディスコでダサい店以外は全て出入りしたし知り合いもたくさんできた



そんな中でS君のあとに付き合ったのは、最初に書いた行き着けの店の黒服をやってたH君だった


最初はアタシから好きになった


黒服姿がとっても格好よく見えて、数人の黒服の中でも群を抜いて男前だった


もちろんそんな人だから当時は彼女が居たんだけど、アタシがS君と別れた後にたまたまチャンスが訪れた


H君も彼女と別れたタイミングだったらしく、アタシがH君をお気に入りだったことは黒服たちにも知れていたので店が終わった後に他の店に誘われてOKした


数人の黒服とその彼女たち、アタシはその中でも最年少だった


多分他の彼女たちにはくそガキと思われていたと思う


でもアタシはそれだけ自分が注目されているコトも心得ていたし自分から諂って彼女たちと仲良くする気も無かったのでアタシにとっては好都合だった


別の店に行ったところでアタシもたまに行く店だったので、そこの黒服たちとも談笑しVIPルームへ案内してもらった


そこでH君はハッキリ口説きモードに入ってアタシに接してきたので、アタシは面倒臭くなって

「付き合うの?付き合わないの?

ただ、付き合うなら他の女とかと関わったら一発で別れるから」

と周りにも聞こえる位の声で口に出してしまった 


多分H君も面食らったんだろう


少し苦笑いしながら

「付き合おうよ 大丈夫 俺そんなに浮気性じゃないから」

と答えた


そうしてH君と付き合うことになったわけだけど、、、


初めて昼間にデートしようと誘われて、日曜の昼に家から歩いて10分ほどのアーケードの入り口で待ち合わせをした


アタシは目イッパイ、でも昼間でも浮かない程度にお洒落をして待ち合わせ場所に向かった


途中でH君の働いているアタシの行きつけの店を横目に見ながら、久しぶりのデートに少しワクワクして早足になっていた


待ち合わせ場所に近づいて来て多分H君と思しき人物が目に入ったんだけど、アタシは目が点になった


格好が…




ダサすぎるショック!


上は袖なしの白いシャツにピースマークのゴールドのネックレス


下はイカ耳みたいな形のジョッパーズパンツ 色は黒に足首あたりから赤い紐で絞られている


顔は男前なのに…


そんな格好した男と歩くのは本当にイヤだった


アタシは目イッパイお洒落してんのに…


H君はこれでいいのか?


アタシはそんなコトを思いながらH君に近づいて「おはよう」って挨拶した


H君も満面の笑みで挨拶してくれるねんけど、その格好はやめてくれとアタシは心の中で叫んでた


そんな気持ちも知らずにH君はアタシの手を取り、アーケードの中を歩き始めた


アタシは恥ずかしくて(H君の格好が)下を向いていた


ウィンドーショッピングやらゲームセンターやら食事やら楽しい時間になるはずだったのに、アタシにとっては苦痛になった


途中でファーストフード店に入った時も人目が少ない2階席を選んだ


そこでH君と色々話したんだけど、H君はアタシが俯き加減で歩いてたのを照れていると思ったらしくアタシにとっては都合がよかったので照れている事にしておいた


性格も悪くないし、男前なんだけどなぁ…


その日は早めに家に帰って、また夜に店に行くねと行って別れた


それからは夜にH君が店が終わってから一緒に食事したり、ドライブしたりという事はあっても昼間に遊ぶことは避けていた


アタシは、一応黒服の彼女としてそれまでよりも待遇よく扱われた


それは他の店でも同じだった


あそこの店のH君の彼女としてサービスがよくなったり、イベントにも必ず招待された


自分の気持ちなんて、好きかどうかも解らないまま自分の置かれた位置が心地よくてそのままH君と付き合っていた


H君も優しくて、アタシの誕生日には店のVIPルームを貸しきりにしてアタシの友達とか集めてパーティーをしてくれたり、いい人だったのは間違いない






そして、ダラダラとした付き合いが続いていた中であの土曜日に和浩と出会った


同じ学校に通ってたのに接点なんか無くて顔も知らない相手


アタシよりスレてない男


まだアタシは和浩が運命の相手だとは知らずにいつものチャラけた態度で接した


その後はまた(めんどくさいので先に。。。) を見てください



しばらくしてアタシは和浩への気持ちに気付いてH君に別れを告げた


H君、顔と昼間のあの格好とか車とか覚えてるけど会話の内容とかあんま覚えてないんだよね


アタシもガキだったし、これはこれで仕方ないかと…




おままごとの恋愛はこれでお終いです



保健室の女先生の「高校へ進学して大学へ行きなさい」とゆう言葉はアタシの中に確実に焼付けられた


相変わらず学校にもまともに行かず、家にも帰ったり帰らなかったり毎夜遊び歩く生活は変わらなかったけど…


ただ、高校の入試の申込みの締め切り寸前に3校申し込んだ 何故そうゆう行動をしたか、それは女先生の言葉だ


あの人の言葉でアタシは動かされた


入試の希望を出しただけなのに、それだけでも担任は驚いていた


そしてそれからも生活は変わらなくて1校は入試の日に家に帰らずすっぽかした


それからあと2校が残るわけなんだけど、本当にたまたま家に帰ったら翌日が入試だったことがあった


その時のアタシはやっぱり高校なんて行かなくていいやって思ってて、その日もしばらくしたら外に出かけるつもりだった


外に出かける準備をして玄関に向かうとうちのママンが仁王立ちをしていた


「明日の試験だけは受けなさい」


そう言って頑としてどこうとはしなかった


アタシもママンとの問答に疲れて夜中に出かけたらいいやと思い自分の部屋に戻った


食事をしてお風呂に入ってから部屋で時間が過ぎるのを待っていた


夜中の多分2時過ぎだったと思う


部屋の外の様子を伺うと静かで皆寝ていると思い荷物を持って玄関に向かった


内ドアを開けると、この夜中にまたママンが立ち塞がっていた ∑(´・ω・|||)


アタシは呆れるとゆうか驚きで「もうええやん アタシ高校行かへんし」とママンに向かって言った


それに対してママンは

「行こうと行くまいとあんたが最後は決めたらいい 

でも試験を受けるか受けないか、それであんたの道が一つ増えるの だから試験だけ受けなさい」


そう言ったあとこう続けた

「あんたがどんだけここを出て行こうとしても今日は私はここから動かないから

あんたも諦めなさい 明日入試会場まで一緒に行って先生に預けるまでは私も寝ないしあんたにへばりつくからね」


うちのママンのど根性は親子だから嫌というほど知っていた


仕方なく部屋に戻りその日は大人しく寝た


翌日ママンに起こされ、前夜宣言した通りタクシーに一緒に乗り込んで担任にアタシを預けるまで本当に着いてきた


いざ試験となると、大して難しい問題も出てなかったのであまり考え込むこともなく終わるまで何事もなかった


試験が終わるとすぐに家に帰って寝ているママンに声をかけて出かけた


結局この1校しか受験しなかった


適当に済ませた試験だし、受からなくて当然と思っていた




そしてアタシはその頃、浪人生だったS君と付き合いはじめていた


夜遊びの最中にナンパされたのがきっかけだった


思いの他真面目で優しい笑顔がアタシのハートに響いたので付き合う事にした


当時流行ってたダッフルコートがトレードマークのようにいつもそれを着ていて、またそれが似合っていた


アタシはいつもつるんでた連れ達と居るよりS君と行動をともにする事が多くなっていた


S君はアタシのこと大事にしてくれて居て、手を繋いだりはしていたしキス位はしていたけど決してそれ以上の事をしなかった


家出娘だったアタシはS君の友達の家にS君と一緒に泊まる日が続いていて、お互いあまりお金を持っていなかったので晩御飯はいつも(のり弁)を食べて過ごしていた


それでも一緒に居れるのが嬉しくて、S君もいつもアタシを連れていてくれた


あまりにアタシに手を出さないので直接S君に聞いたら


「まだ15歳でしょ 手を出していい年じゃないよ

大好きだし、そうしたいけど中学卒業するまでは我慢我慢」


といつもの優しい笑顔でアタシの頭をポンポンとしてくれた


そうゆうところもアタシがS君を好きになった理由の一つだった



S君はアタシが高校を受験したことを知っていて、自分も大学の試験とかあるから一度家に帰る様に促された


アタシは言われた通り家に帰ってS君と電話で話すようになった


アタシの受験結果がわかったら一度会おうと話をして、アタシはその日を心待ちにしていた


あんだけ行かないと言っていたけど、いざ結果発表の日を迎える頃になるとドキドキしていた


そして発表当日、ママンに付き添われ結果を見に行くと


合格してた


1校しか受けなかったのにね


本音はビックリしていた。そして、進学するのかどうかをすぐに考えた


考えは纏まらなかったけど、まずはS君に会いたくてその日の晩によく二人で遊んでたゲームセンターのエスカレーター前で待ち合わせた


時間を過ぎてもS君は現れず、店も閉店時間を迎え…それからもしばらく待っていたけど寒さにも耐えられなくなりその日は家に帰った


翌日S君から電話があって前夜は急に下宿先の友達が体調が悪くなってどうしても待ち合わせ場所に行けなかったと言っていた


それで改めてその日会うことにした


久しぶりに会うS君は、やっぱりダッフルコートを着てて高めの身長に優しい顔をしていて改めてアタシをドキドキさせた


近くの公園でベンチに座って話をした


まず前日のことをすごく申し訳なさそうに謝ってそれからアタシにどの位待ったか聞いてきた


アタシは少し意地悪になって「朝まで待ってたの」と言うとS君は驚いた顔をしてた


それから急に抱きしめられて「寒かったね ほんとごめんね」と言ってダッフルのボタンを広げてコートごとアタシを包んでくれた


「暖かい?昨日寒い思いさせたから…」と言っていた


アタシはドキドキして耳まで熱くなってさっきついた嘘を冗談にする余裕も無かった


しばらくそのままで心地よい暖かさを感じてたんだけど「もう大丈夫だから」って照れくさくてS君から離れた


それから朝まで待ってたてゆうのは嘘だからごめんねと謝ったら、どっちでもいいよとまた微笑んでた


それで高校に合格した話をしたら「○○なら受かると思ってたよ おめでとう」と言ってまた抱きしめられた


「ちゃんと進学しろよ じゃなきゃ俺は○○と一緒に居たくなくなるからね

○○はユキちゃんやらショウコちゃんとは違うんだよ(ユキとショウコはアタシの中学時代の連れ)

 俺も大学受験頑張るから○○も高校行くんだよ」


そう言われた


単純にアタシは進学しようかなってS君に言われたことでそう決めた


でもあの時、女先生の言葉やママンの粘りやS君の後押しが無ければアタシは中卒で満足していたのかもしれない


お祝いにと、S君が初めてディスコ(時代ですね)に連れて行ってくれた


大音量で流れるその時の流行の曲にフリーフードの食事やカクテルやら…


それまでに知らなかった世界に足を踏み入れた感じでアタシは少し大人になった気分だった


S君がすごく大人に見えた


その日は初めてラブホに入って泊まったんだけど、もちろんS君は何もしなくてただ一緒に居ることを楽しんで久しぶりに一緒に寝た


それからはS君も受験やら色々あったけど会えばディスコに連れて行ってくれてアタシもそれまで以上に服装に気を使うようになりS君はそれを喜んでいた


そしてS君も見事大学に合格した


ただその大学は福岡にあった


アタシは喜んだ後に泣き出していた それならアタシは高校行かずに福岡についていきたいと言った


でもS君がそれを承知するわけも無くて…


色々話をして、ちゃんと会いにくるからとS君に説得された


高校進学の知らせを女先生にすると本当に満面の笑みで喜んでくれて、うちのママンも喜んでいて、進学を選んで間違いじゃなかったんだなって本当に思った


アタシは予定通り高校に入学し、遠距離恋愛が始まったんだけど学生のS君はせいぜい1ヶ月に1度しか帰ってこれなくて電話でいつも「会いたい 淋しい」と泣いては困らせていた


やっぱり無理だよ 遠距離なんてアタシには無理なんだ


そして、5月にS君が帰ってきた時に別れる事にした


別れたくはなかったけど、S君もこれ以上泣かれても辛いと…


S君は最後まで優しくてまた抱きしめられて

「大好きだけど、別れるしかないよ 俺は離れててもいつも○○を応援してるからね」

と言った


アタシもS君に自分から初めて、いや生まれてはじめて「大好きだった」って言葉を口に出した


それで「頑張れ」って頭をポンポンとしながらS君が泣いていた


アタシもつられて泣いてしまい、それでも笑顔を作って「バイバイ」って言ったら最後のキスをしてくれた


あのダッフルコートに包まれた公園で、S君の背中を見送った


何度も振り返り、手を振りながら…


アタシは抱きしめられるのが大好きなんだけど、きっとS君がそうしてたからかもしれない


それからS君とは連絡もしていないし、一度も会う事は無かった


ほんとはおままごとから脱した恋愛だと思ってるんだけど、ジャンルが微妙でこのジャンルに書いたけどS君のことはほんとに好きだった


女先生とは高校卒業までたまに連絡をとっていたが、大学に進んでからは連絡も途絶えてしまった


アタシはこの二人の事忘れることは無いと思う


もちろんママンには全ての意味で感謝しているけど、フーゾク嬢だったアタシではなくここにこうしているアタシの根っこを作ってくれたのはきっとこの二人の力もあったと思う


ほんと、S君も女先生も心から感謝してます
















中学に入ってからの初期の恋愛については少し前に書いているので省きます


中2に進級してから、アタシは同じクラスの男の子と付き合いはじめた


いわゆる不良グループの一人でアタシもそのグループに居たわけ


とはいえ、まだまだ子供でこの頃はまだ爽やかな恋愛してたと想う


そんな中、真面目な子のグループに居た男子に襲われてん


音楽の時間で教室の移動があるので誰も居ない教室でアタシは窓際の席で突っ伏して居眠りしてた


その教室にいきなりその子は入ってきた


名前は小村ってゆうねんけど、ほとんど話すことはなかってん


でも仲が悪いとかではなくて接点が無かっただけ


アタシの友達は小村の事を好きでアタシはそれを聞いても、へ~としか思ってへんかった


急に入ってきたんでアタシも目が覚めてそいつの方を見ててんけど、小村は普通にアタシのそばまでやってきた


そんで後ろの席に座ったんで「お~珍しい 何の用?」って感じで話しかけてん


会話は覚えてないから大した話じゃなかったと思う


そいつと二人で話してるのに違和感を感じたのは覚えてる


それでアタシは席をたって「そろそろ授業出てくるわ」と言った


その瞬間、小村が後ろからアタシを羽交い絞めにしてきた


ビックリして抵抗したら力いっぱい上着の前を開かれて、上半身は下着姿になった


胸を隠して睨みつけても、鼻息を荒くして興奮した小村はアタシを襲うことを止めようとはしなかった


下着まで引っ張り上げられて胸があらわになり、アタシはもの凄い屈辱感を覚えた



こんな奴に…こんな目に合わされるなんて…



頭に血が上って、目の前にあった椅子を振り上げた


そのまま躊躇う事なく、小村の頭めがけて振り下ろした


当たり所が悪かったのか小村は頭から出血して大きな声をあげた


大きな声を上げたいのはアタシの方だ


それから下着を戻し上着を着なおしていたら先生が走ってきた


そして事もあろうか、アタシが小村に対して暴行を働いたと騒動しはじめた





何も知らないくせに


こいつがアタシに何をしようとしたか聞きもしないで


やっぱりこいつらは最低だ



アタシは暴行したと言われても文句は言わなかった


反論したところでアタシの恥を晒すだけやし


職員室に呼ばれ反省文を書かされ、アタシが襲われたことはアタシと小村しか知らない事になった



それから数ヶ月たち、アタシは相変わらず同じクラスの子と付き合っていて小村とも相変わらず話すことは無かった


すると小村は前にアタシが誰にも漏らさなかったのに味を占めたのか放課後にアタシが校内をプラプラしてるところを階段の影から引っ張りこまれた


前と同じように制服を力いっぱい開かれたけど季節は秋の終わりだったんで中にシャツを着ていた


それも引っ張りあげようとしてきたのでアタシは前の事を思い出し、先手に出て鼻っ柱目掛けて殴りつけた


そうすると前と同じように大声で悶えていたけど放課後なので誰も走ってこなかった


アタシは前の雪辱の意味も込めて悶えてる小村の背中を蹴り倒し上から何度も踏みつけた


鼻血も出て、目の前で転がるコトしかできないこんな男に襲われた事が悔しくてならなかった


しばらくすると教師がアタシを抑え小村はまた被害者として保健室に運ばれた


夕暮れ時の職員室で、頭ごなしにアタシを叱りつける教師に向かって我慢できずに吠えた


「何の事情も知らないくせに… 

あいつが普段真面目だからって女のアタシがなんであそこまでしたのか考えろよ!」


その言葉を聴いて、やっとアタシの話を聞く気になったのか保健室の女先生と話をするように言われた


女先生がアタシを迎えに来て保健室でお茶を入れてもらって話しはじめた


前の事も今度の事も…すごく話すのが嫌で悔しくて泣きながら話した


あいつが真面目でアタシは不良で、そんだけであいつがやった事は許されるのかと問いかけた


先生は決して美人とは言えないし年もけっこうとってはったけど、その時アタシをぎゅっと抱きしめてくれて


「○○ちゃん、ごめんね 先生達がちゃんと話を聞いてあげられなかったんだね」


と先生も泣きながら… ほんとにあったかくてやっと素直に先生に全部ぶつけた


先生は全部頷いて聞いてくれた


それがきっかけになりアタシはアタシを責めた教師からも謝罪され小村は逆に職員室に呼ばれた


アタシの当時の彼氏にも事が知れて、しばらくの間小村は毎日体のどこかに青アザをつくるほど殴られていた


その彼氏とも、中2の終わり頃彼が少年院入りしたコトをきっかけに別れた



中3になるとアタシは外にいる年上のお兄さんと付き合い始め、あまり学校にも行かなくなっていた


ハッキリ言ってガキの恋愛だし、見た目重視で好きとかそうゆう感情はあまり無かった


だから正直なところ名前も覚えてない


アタシはあの件以来、保健室の女先生が大好きになって、3年にあがってから登校拒否児対策で1時間でもいいから学校に来いと言われた時も「保健室でいいなら」と毎日保健室で先生と色んな話をした


それまでのアタシと言えば、中学に入学した頃は学年で成績が1番よくて教師たちからも期待されていた


ただ実の兄が当時地元で最大の暴走族の初代総長というのをやっていたもので、アタシは入学してしばらくすると先輩連中に呼ばれ、何故か可愛がられていた


前に書いた2つ上の番長との絡みもそうゆう部分からのつながりやった


そうゆう環境に慣れていくと、気に入らない相手だと先輩だろうと年上だろうと関係なく突っかかって行くようになり相手の女の子だというのに数人の髪の毛を丸刈りにしたコトもあった


気がつけばアタシは成績はいいのに喧嘩っぱやくて全てを斜めに見るような性格の不良扱いされていた


アタシはアタシなりのルールを持っていて盗みや性的なコト、タバコは吸ってたけど薬物とかには絶対手を出さないと決めていた


学校では担任の教師とは1年から3年までの3人ともつかみ合いの喧嘩を繰り広げた 本当に教師って仕事を軽蔑していた


そんなレベルの教師しか周りに居なかった


もちろん見た目も不良になっていたけど、何かあればすぐに手を上げるような教師ばかりだった


その頃のアタシは、高校へ進学する気もなくて卒業したら何するんだろうなって漠然とそんなことを考えてた


保健室の先生としばらく話をしたら、その時の彼氏が校庭まで車を乗りつけて迎えにくる


そんな毎日を送ってた


ただ、保健室の先生と話す時だけは素直に話していた


家の事とか外での遊びやら他愛も無い話まで


ある日先生と進路の話をしていたら先生がアタシにこう言った


「○○ちゃん、私は貴方に大学のキャンパスを歩く楽しさを知ってほしいと思ってるの」


アタシは意味がわからずキョトンとしていると先生は話を続けた


「大学ってね、それは素晴らしい場所なの 

自分の好きなことを学んで自由な時間も満喫できるの

それになんと言ってもそれは一生に何度もできる経験ではないのよ 

ね、○○ちゃん大学に行きなさい 高校を卒業して大学へ進学しなさい」


アタシはヘラヘラ笑って「先生、アタシこんなんで高校とか行けないって」と返事した


アタシの頭は金髪とまではいかないけどかなり明るめの茶髪で当時流行っていたソバージュが当たってて


外で遊んでると絶対中学生には見られなくて


その髪型とか格好でお人形さんみたいと言われるのが嬉しくてそのスタイルを変える気は全く無かった



先生はそれでも「貴方は頭もかしこいし、他の仲間の子たちとは違うのよ ちゃんと考えてみてね」と強く繰り返した


その時の先生の言葉がそれからのアタシを少し変えた気がする


続きはまた明日




イマドキの子とおばちゃん臭く言ってしまえばそうゆう括りになるけれど、ほんまに意味不明な子がたくさんいました


正直、風俗やってる子にまともな考えの子は極僅か


アタシが出会ったそんなお嬢さんたちを紹介してみます




記念すべき1号は根っからのヲタ娘Aちゃん


人見知りはするものの愛想の悪い子ではなく、当時の年齢が店で一番若いこともありそこそこ指名もうけていた


店もその子を売り出そうとしてたんやけどね


世の中の若い子とかなりズレてて、まず服装やら髪型がダサい


そんで少し店から注意を受けると、どこで買ってきたんやとつっこみたくなるような例えて言うなら30年くらい前の立ちんぼのオネエさん達が着ていたような服を着てきちゃうねん


別に奇抜な格好を求めてるわけでは無いねん 普通に、例えて言うなら清楚な感じでもいいし多少イケイケでもいいしそうゆうことを求めてるねんけどわかってくれへんのね


まあ若いし、世の中の流行やらわからへん子やねんやろな~って思って色々アタシも努力しましたよ


自分のいきつけの美容室に連れていってええ感じに仕上げたってと頼んだり、毎日髪のセットをしてあげたり持ってる洋服を数着持ってこさせてコーディネートしてあげたり


アタシはあんたのおかんか?というほどにね


でもね、なんか不満気やねん アタシの好みが合わないとかではないらしいねんけど…


Aちゃんは身なりにお金を使いたくないんやって


珍しくない?アタシの周りではあまりおらんタイプやからその感覚がわからなくて困ったもんやったわ


でもって毎日仕事が終わったら郵便局にお金を預けに行くのね


そんで「貯金溜まったんちゃう?」て聞くと「全然溜まりませんよ~ 色々使ってるから」と返事が返ってくるねん


何に使ってるかというと…全て漫画とかビデオとか…ショック!


この時点でほんまに理解でけへんかった


アタシもアニメは嫌いではなくてたまに見たりしてたので話題の一つとして話をしたら声優のだれだれさんが~とか話し出してアタシはチンプンカンプンで「ごめん そこまでわからへんガーンと答えたら淋しそうな顔するのね


ちなみにAちゃんの源氏名もあるアニメの主人公の名前やったりします


プロフィールもそのアニメの主人公の真似


たまたまアタシがそのプロフィールに当てはまるねんけど、どう考えてもAちゃんのキャラでアタシのプロフィールが占いの上でもあてはまらへんねん


まあお客さまは男性やし、あまり占いとか興味ないやろからいいんやけど何故そう拘るのか聞きたかったわ


一度だけ3Pプレイで一緒に仕事したことあるけど、ハッキリ言ってアタシが男ならリピートはしないと思う


だってマニュアル通り、一通りの仕事をして完了


これでフーゾク遊びが面白いとは思えないとアタシは勝手に思っててん


実際店が売り出しにかかってるのにAちゃんのリピーターは少なかったわ


そんでアタシとかの事を変なとこで妬んでたらしく、Aちゃんの後アタシに入るお客さんから色々聞かされたし軽いイヤミも言われたことあるねん


若くても女って怖いわ


そんなAちゃん、ある日親バレしてもうてん


親戚の叔父さんも交えた話し合いをしたものの、何故かフーゾクの仕事を続けたいと親の反対を押し切って一人暮らしをはじめてしまってん


それだけでも変な意味で根性座ってるなって思ってたけど、、、


この子、アタシが辞める前くらいに妊娠しやってんガーン


彼氏もいてへんし、誰の子やって言うと仕事中にスマタで出来たんちゃうかな~って…


ヲイヲイ、アタシはスマタで子供ができた女を見た事ぁないぞ┐('~`;)┌


結局ね、追加でお金もらって本番してたらしいねん


しかもゴムなしで


自業自得といえばそれまでだけど、やっぱり若い子だから…って心配しててんね


ところがその子、堕胎手術のあとすぐに出勤してきてん


アタシらの心配なんかどこ吹く風ってかんじでケロっとしてた


なんとゆうか…どこかの感情が欠如してるのかと思わせるほどにね アタシは唖然としちゃった


そしてアタシが辞める頃には、店の子に誘われてホスト遊びに熱中してたわ


Aちゃん、若いとはいえ頭悪すぎやわ これがアタシの本音


店の中で一番長い付き合いになったけど、最後まで全く理解できなかったAちゃんやった







アタシが出会った盲目のお客様のお話


正直な気持ちから先に書きます


アタシは盲目の方と知り合ったことがありませんでした


なので、はじめにママから「受ける?」と聞かれたときに躊躇した


話を聞くと、女の方からの電話で事情を聞いたらその女性はお姉さんで弟さんは盲目だという


弟さんは女性経験がないので経験させてあげたいと思い風俗誌でアタシをお姉さんが気に入り指名してきたとゆう経緯



…素のアタシはハンデのある方への偏見や批判は反吐が出るほど嫌いやしむかつく



でも仕事としてどうなんやろって不安はあった


経験としてとゆうより事情を聞いてアタシは指名を受けることにした



ホテルに向かいチャイムを鳴らすと中から声が聞こえたのでドアを開けてみた


お客さまは本当に盲目でサングラスをかけていた


少し話をきくと小さい頃は目は見えていて中学の時に鉄棒から転落したのをきっかけに失明されたとのことやった


アタシは前に書いたお年を召した方のおかげでお風呂の手順とかは慣れはじめていたので同じように、とゆうより少し楽だったけどお風呂まで手をひきながら案内した


カラダを洗ってあげたりしていたんだけど顔を洗う時は目元を見られたくないとアタシに後ろを向いてと言われた


アタシが見たければ後ろを向いた振りをすればいいんだろうけど、人の嫌がる部分をつつくほど性格は歪んでないつもり


言われた通り後ろを向いて待っていた


「いいですよ ありがとう」


と声をかけられてから一緒に湯船に入った


それからのプレイの話は省きます


とゆうのもそのお客様は夢精以外で、マスターベーションも含めて射精を経験したことが無いと言われた


なので、その行為が怖いのだと


アタシの体を触らせて、アタシもお客さんの下半身に手を伸ばす


すこしずつほぐすように


無理に射精させようと思えばそれは可能だと思うけど


その後数回に渡って同じようなことを繰り返していました



また同じように指名を受けたある日、お姉さんからアタシ宛の手紙を預かってらしたのでアタシはお客様に許可をもらってその場で読みました


内容は、お姉さんは女なので弟さんへ自慰も何も教えられなかった事や手間をかけて申し訳ないとか…


それからアタシに対して少し嫉妬されているとも書かれていました


今まで女性といえばご両親が亡くなってからはお姉さんだけだったのが、自宅で話をしていてもアタシの名前がよく出るようになったとか


それが姉弟なのに何故か淋しく感じたと


でも弟さんがアタシと会ってから明るくなったのが何より嬉しい なので今後もよろしくお願いします


と書かれていた



アタシみたいな風俗嬢でも、目の前のお客様を癒せてるんかなって少し嬉しくなった


家に帰ってからも手紙を繰り返し読んで、普通なら気にしたくないお客様のバックボーンやら色んな事を考えた日だった


そしてアタシもお姉さんへ返事を書くことにした


アタシでよければいつでも弟さんに会いに来てほしいとゆう事、それからお姉さんから弟さんへの思いやりに感動した事


つたない文章だけどアタシなりに気持ちを込めて返事を書いた



それからもお客様は大体週に一度アタシを指名していた


その間、一度も射精しようとはしなかったし逆に怖いと言って拒否された


アタシが退店を決めた頃、そのお客様にもそのコトを報告した後だったかな


「怖いかもしれないけど、一度だけ我慢してみて」


そういってお客様を射精へ導いた


それがいい事か悪い事かはわからないけど、アタシがそのお客さまに出来ることはそれが最後のラインだ


射精の寸前にお客様はアタシにギュっとしがみついて「お母さん お母さん 怖いよ 怖いよ」とガタガタ震えていた



そうしてアタシはお客様に出来る最後の奉仕を終えた



射精した後のお客様は呆然としてはったけど、ごめんねと何度も謝りはじめた



何も謝る必要はないのに、アタシはその為にお金を貰っている女なのに



すごく切なくなってお客様を抱きしめて「謝らなくていいんだよ これが普通なの みんなこんなコトしてるの」と言った



それから後始末をしてホテルを後にした



その後、辞める前にもう一度指名を受けた



お姉さんと一緒に選んだとゆうかわいらしいピアスとハンカチを貰った


その日はお客様の希望で服を脱ぐことはなく、ずっと横になって手を繋いで色んな話をした


アタシが前回射精させたこと、気持ちよかったけどそれをアタシが他の男にしてると思うと悲しくなったと


この仕事を辞めるなら次は裸になる仕事はしてほしくないとも言われた


それからアタシに会えてよかったとも…






アタシがこのお客さまに会えて思ったこと


ハンデのある人へ、やっぱり世の中は間違った対応をしているんだとアタシは思った



この人だけじゃなくって他のハンデがある人に対してもそうだ



アタシは偽善は嫌いだけど、結局この世の中って偽善と欺瞞で潤滑に動いてる振りをしてるんだって思った



このお客様の年齢は40代後半、その年齢まで自慰すら教えない世の中って何か間違ってると思う


たかだか元風俗嬢ってだけのアタシだから、何を言ったところで何も変わらないだろうけど



もっと違う目線でハンデのある方の事を考えてみてもいいんちゃうかな



アタシが風俗の仕事してた中で珍しく心を動かされたお客様の話でした


ヤスヒコに恋愛対象として見れないと告げてからしばらく時間が経っていた


アタシはその頃、今の彼氏からアプローチをされ始めていて正直付き合いたい気持ちは満々だったけどあと一歩勇気が出ない状態だった


暇にまかせてヤスヒコに電話をしてみた


ほんとに久しぶりだった


ヤスヒコはその間に仕事を変わっていたが相変わらずの生活をしていたようだ


そして、今アプローチを受けてる人が居て付き合いたいけど…と話すと声色が変わった



「お前なぁ…ワシの気持ちわかってて何言うとんねん

 お前が付き合うかどうかは知らんけどそんなん聞かれたらワシはやめとけ言うのんわかるやろに」


そう言って笑ってた


言ってる言葉と裏腹な態度にアタシも突っ込みを入れてみた


最近気になりはじめた子が出来たとヤスヒコは言った


まだ好きなのかどうかもわからんし、相手に彼氏が居るとかもわからへんけどなんとなくいいな…と思ってると言ってた


アタシは自分の立場も忘れて喜んだ


でもまだアタシのコトも好きだと言う


「アタシはあんたとはもう付き合わへんよ 前にも言ったけどさ、感謝はしてる

 だからね、あんたが気になる子と付き合えたらいいなって思うねん 本当にそう思ってるんよ」


ヤスヒコはしばらく黙っていたけど、その後にもう自分に電話をしないでくれと言って電話を切った




アタシはそれからほどなくして今の彼氏と付き合い始めた


そしてヤスヒコへ最後の電話をした 伝えたいコトが残ってたから



「ごめんね 急に電話して」


「おう どないしたんや?」


「前に言ってた人と付き合うことにしてん」


「…そうか お前がそれでよければええんちゃうか」


「うん そんであんたはどんなかんじなん?」


「ワシか…ワシもまだどうなるかわからんけど付き合う方向になりそうや」


「そうなんや よかったわぁ」


「まあな でもな今度の女の出身が北海道やねや そんで親の体調が悪いとかで向こうに帰りよってん」


「こっちには帰ってくるんでしょ?」


「わからんな まだワシら付き合ってるわけでも無いしな」


「どうすんの?」


「…状況しだいではワシも北海道行こうかと思っとうねん」


「ふふ…成長したみたいね 昔のアンタやったらそんな言葉出なかったやん」


「そやな…これはお前のお陰かもな」


「アタシもあんたのお陰で色々乗り切ってきたし、本当にありがとうね」


「おう ワシもお前が居てお前と付き合って少し大人になったわ ありがとうな」


「もう電話しないけど、あんたには心から幸せになってほしいって思ってる 頑張ってね」


「お前も体も気をつけて、幸せになってくれな 元気でな」



これがアタシとヤスヒコの最後の会話


アタシもヤスヒコもワガママすぎて付き合ってる時はうまくいかなかったけど…


友達としては最高の相手やったやろうと思ってる



表現が下手だったり、自我が強すぎたりする部分もあったけどヤスヒコはちゃんと人を好きになれる


だからこそ、アタシでは上手くいかなかった分を今度こそ上手くいって欲しいって思ってん


いっぱい振り回したお詫びもできてなかったし、最後に伝えた幸せになってほしいって今でも思ってる


今は行方すら解らないけど、きっと元気でいてくれるはず


心からありがとうって今も思ってるねん



これまたアタシの指名客の一人


お客様の年齢は80歳オーバーでした


どこぞのお金持ちらしく、雑誌指名を受けて初めてホテルに伺った時は男性2人で居たのでアタシはビビッて


「あの…3Pは受けてないんですが(´・ω・`;) 」とその二人に向かって言いました


よくよく話を聞くと、お客さんは一人でもう一人の方は秘書の男性でした


秘書とゆうより執事的な感じですかね


お客様は足腰が不自由になってたので、その秘書の男性が運転しラブホテルの部屋まで運びアタシが来るまで待っていたとのコト


話を聞いて納得はしたけど、お風呂とかはどうしたらいいのか聞いたら


「運んで差し上げてください」


と言われました



お客さまはほんとに足が全然動かないので服を脱がせてあげてあたしの首に腕を回してもらって必死でお風呂まで運んで浴槽で滑らないように気を使いながら体を洗ってあげ、それから一度あがってベッドまでまた運ぶとゆう作業をします


ここまででアタシは汗だくになりました


カラダを拭いてあげてからアタシもシャワーを浴びに行き…やっとここまで済んだらすでに30分過ぎてる状態


それからプレイに入るんですけど、ハッキリ言ってお客様のアソコは勃ちません


お客さまの希望される通りに上に乗りスマタの状態でゆるゆると腰を動かしたり、あとはアタシの局部を触ったりして時間が過ぎるまで満喫してらっしゃいました


で、時間がかかるのがわかっているので少し早めにまたお風呂へ運び~とゆう作業をしてプレイ終了です


このお客さまは、一度他の子に行かれましたがすぐアタシの指名客として戻ってきました


なんでもお風呂に運ぶ際に少し怪我をされたとか


秘書さんは口やかましい人でしたが、お客さまはとてもいいおじいちゃまで昔から女性の裸体の絵画が好きで勃たなくても女性の柔らかさとか肌に触れていたいと言われてました


数回いらっしゃるとお風呂に時間がかかるコトも考慮して、最初からロングで入られるようになり体力は普通の倍くらい使いますけどアタシにとってはいいお客さまでした


無理は言わないし、慣れてくるとお菓子を買ってきてくださって一緒にお茶を飲んでからプレイをしたり色んなお話を聞かせてもらいました


亡くなった奥様のお話とか…


男性も年を召されても女性を求められる、そうゆう面を教えてもらったお客さまでした

店でのアタシはS役をはじめとして赤ちゃんプレイのママ役、格闘プレイの悪漢女役やらそれこそ多彩にこなせるので店のママからは重宝されていた


でも見た目は黙ってればMぽいので(根っこはMですけど)ほんとノーマルのお客さんは責め好きの人とか、Sッ気の強い人から指名を受けていた


店に出勤して、指名客以外からの例えば雑誌指名・HP指名・あとはパネルでの指名を受けた初めてのお客さんとはどうゆうプレイをしはるのかわからないからそれも楽しかったりした



ある日雑誌指名を受けた時のこと


お客さんの待ってるホテルへ向かいドアが開くとそこに立ってたのは…


アタシの好みにドンピシャのいい男ラブラブ!


体格もいいし顔も少しハーフぽくて…(むっちゃラッキー)って思ってた



やっぱり少しでも自分の好みのお客さんだと嬉しいわけですよ



でね、まずはコースを決めてもらうんだけど…


Mコース希望でしたハートブレイク


こんなにいい男なのに…って少し悲しくなったけど一応プロですからね


笑顔でいじめてあげました w



それからしばらくは(あ~いい男やったなぁ でもMやからアタシとは無理やわ)とか一人で妄想してました(*´∀`*)ゞ



でもそのお客さんはちゃんと指名客として戻ってきてくれて数回会ううちに結婚してるコトとか、他に軽い悩みとかも打ち明けられたりして…なんかいいお客さんでしたよ


Mじゃなければ、そんでもって人の夫じゃなければ飛びつきたいくらいのいい男やったのに…


いや~惜しいもんです


アタシが退店する前にもきちんと来てくれて小さな花束をくれました


今もどこかのS嬢に通ってはるのかな