アタシの個人的な恨みと思ってもらってもいいけど、アタシが付き合った男の中で最低・最悪なダメンズだと思うのでジャンルはダメンズへ分別しました



人の痛みの解らない男「ケン」の話


最後にアタシが、やっと自分の胸のうちを吐き出して着信拒否をしてから数ヶ月がたっていた


アタシは仕事に集中していて、その間は彼氏は作らないと決めて過ごしていた


着信拒否をしても人伝いにケンの噂は入ってくる


ケンはアタシと別れたあとしばらくして、チャットの仲のいい子たちの間では有名なブサイク女と付き合いはじめたと


何故有名か、それは顔だけじゃなくて性格の面からもブサイクと言われてたからだ


変に暗くて、話しかけられても仏頂面でワケの解らない毒を吐く子


不倫してて相手の子供を堕ろして、相手の嫁に文句を言いに行ったとか…


全くいい噂を聞いたことがない子


アタシも昔一度会って、自分とは合わないタイプだと思いそれきり会う事はなかった子


別れた男がどんな女と付き合おうと知ったこっちゃないけどアタシはなんで自分の後がその子なのか腹がたった


アタシはその子に劣るという事なのか?とも考えた


その時はそう考えたけど、正直そんなコト考える暇も無くなっていたし正にどうだっていい事になっていった


そうゆう日を送ってる中である友人から新年会の誘いが来た


アタシがチャットで知り合ったMちゃんという女の子


その子とその彼氏が数人集めて焼肉屋で新年会をするんだと


久しぶりの集まりだしと思って快諾して、その日を迎えた


Mちゃんカップルが迎えに来てくれて、集合場所の焼肉屋の前に


8人ほどが集まって中に入った


Mちゃんがそわそわして、もう一人が遅いと言っていた


何の気なしに「もう一人って誰なん?」と聞いたら、気マズそうに


「実はケンが来るねん 黙っててごめん」と返事が来た


アタシは思いっきり顔が歪んでたと思う


それでも、そこまで来て皆で集まってるのに雰囲気を壊すような真似はしたくなかった


しばらくするとケンが一人で現れた


不恰好なマフラーに指にはペアと思しきリングをつけて


「ひさしぶり」とアタシから声をかけた


大人な対応をすることで余裕を見せたかったんだ


ケンも一息置いて「久しぶり」と返事をした


最中は皆、和気藹々という感じで宴の席はお開きになった


帰りの車は何故かMちゃんカップルの車には乗せてもらえず、ケンの車に乗った


二人で気まずい雰囲気だった


アタシはその時、今の彼氏と付き合い始めた頃で疑われるようなコトをしたくないので早く帰りたくて仕方なかった


ところが、ケンは「ドライブしていこう」という


やんわり断ると、アタシに向かって今の彼女の愚痴を言い出した


「料理が下手で、食べれたもんじゃない」とか「女らしいところを感じない」とか果ては「体臭があってセックスの面で合わない」とか…


アタシに愚痴ってどうするねん


しかもセックスの話なんかされても変に生々しくて気持ち悪くなった


アタシは鼻で笑ってフ~ン それで?と返してた


要はアタシとセックスだけしたいという事だった


アタシはそれまで抑えてた言葉を吐き出した


「あんたさぁアタシの事舐めとんちゃうん?

付き合ってたから大人しくしとったけど、あんたの周りの人間と同じレベルで見やんとってや

ええ加減にしなアタシも暴れるで」


そう言うと、顔を引き攣らせながら「そうゆう言い方は無いんちゃう?」と言われた


前の女に今の女の悪口を聞かせ、だからやらせろって男にどうゆう言い方が相応しいのだろうね


付き合ってる時から思っていたけど、こいつはいつも自分の杓子の中でしか物事を考えられない


いい意味で堅いけど、自分中心の考え方を持っているこいつはただの変人でダメ男だ


今の女が編んだらしい不恰好なよれたマフラーに、センスの悪いリングをつけてアタシにやらせろと言うんだから救いようのないバカ男だ


「だから何?あんたに物の言い方を指図される覚えも無いし、あんたと一緒に居たくないねん わからへんの? 早く送ってんか」


そう言うと「じゃあここで降りれば?」と返してきたのでアタシは「じゃあね」と車から降りようとした


そうするとケンは謝ってきたのでそのまま家の前まで送らせた


引越し先のマンションをケンは初めて見たわけなんだけど、ケンはこう呟いた


「なんで俺と付き合ってる時にこんなマンションに住まへんかったん」と…


アタシがどうゆうマンションに住もうが、付き合う事に関係あるやろか


アタシがいいマンションに住んだらケンの何が変わるというんだろう


やっぱりこいつは変人でダメな男だ


「関係なくない?じゃあね」


と言って車を降りた



ケンと別れたコトがきっかけで引越ししたマンション


1ルームの小さな部屋の外観からすればそのマンションは立派に見えたろう


アタシは自分とケンとの別れを始めて嬉しく思った


少なくともアタシの方が今のケンより幸せだと思ったから


ざまぁみろ


そう思ってほくそえんだ



Mちゃんとはきちんと話をして、ケンがどうしてもアタシに会いたいと言ってMちゃんに頼み込んで新年会に現れた経緯もアタシが別れ際に話したことも納得ずくで仲直りした



その後数年はケンと会うことなく過ごしていたんだけど…


ほんの数ヶ月前のことだった


夜中に甘いものが食べたくなってコンビニに行った時


スイーツのコーナーを物色していて、コーヒーゼリーに手を伸ばそうとした瞬間に横から手が伸びてそのコーヒーゼリーを握り締めた女がいた


当然アタシはムっとしてその女を見た


近頃見たことの無いようなダサい風体の女が立っていた


顔も…ハッキリ言ってブサイクの部類


すると、その風体に似合わない鼻にかかった甘え声でまだそこにたどり着いて居ない連れに向かって大きな声で話しかけた


「なぁなぁ、これめっちゃおいしいね~ん」


その声を聞いてアタシは内心「ヲェ(=。=;)」と思いながら他のスイーツを手に取りレジに向かった


会計をしてる途中で今度はその女がアタシの左横に並んだ


普通は後ろか右隣に並ぶと思うんだけど…


なんか常識ズレした変な女だ


こんな女を連れてる男の顔を見てやりたいと思い、会計を済ませたアタシはその女の陰に居た小柄な男に目をやった



…ケンやんけうんち


思わずアタシはその場で噴出してしまった



ケンはバツが悪そうにしていたが、アタシは笑いを我慢せずにそのまま外に出た


家に帰って誰かに話したくてMちゃんに電話をしたらMちゃんも爆笑していた


あの件依頼、Mちゃんもケンとは音信不通になっていたらしく男としてケンの事を軽蔑していたからだ



はっきり言う 今のアタシは間違いなくケンより幸せだ



あの女を見てハッキリそう思った



まあ二度と見たくも無いし、会いたくも無いけどもし会う事があったらアタシはケンに対して自分の状態を胸を張って笑顔で話せる自信がある


所詮あのレベルですよ


そう所詮あの程度の男にあの程度の女


アタシはそこから抜け出ただけマシってことかな