食べすぎてしまう、逆に食べられなくなる。
こうした状態が続くとき、意志や体調の問題ではなく、
心の反応が関係している可能性があります。

 

 

未処理感情を解消する
感情消化メソッド

目次

シリーズの概要

第1部:心の仕組み

 苦しさと解消の仕組み

第2部:感情消化メソッド

 未処理感情解消の考え方と手順

第3部:未処理感情の影響

 未処理感情の体調・欲求・人生への影響
 未処理感情をためやすい人の特徴

第4部:人生の問題の解消 
 問題を作っている未処理感情の働き

 トリガーのヒント

 
食べすぎてしまう、あるいは逆に食べられなくなる。
そうした状態が続いていませんか。

 

我慢しようとしても止まらない。
コントロールしようとしてもうまくいかない。

 

こうした変化は、意志の問題ではなく、
内側で続いている反応と関係していることがあります。

 

未処理の感情は、食欲の変化だけでなく、
睡眠や身体の不調、やる気の状態や人間関係など、
さまざまな形で影響が現れることがあります。

 

今回は、その中でも
「過食・拒食のような欲求のズレ」に焦点を当てて見ていきます。

 

 

 

 

体験:気づいたら体重が増えていた

私自身、社会人になってから、気づけば体重が増え続けていました。

 

最終的には、20kgほど増えていました。
社会人になるまで、ほとんど食べなった間食をするようになってしましました。
気を付けているつもりなのに、つい買い込んできて食べてしまう。

 

一時我慢しても、戻ってしまう。
「やればできるはずなのに、なぜかコントロールできない」
そんな違和感がずっとありました。

 

欲求がずれている状態が起きている

本来、食欲は身体を保つための調整機能です。
 
必要なときに高まり、
満たされれば落ち着く。

 

そのはずなのに、
食べすぎたり、逆に食べられなくなったりする。

 

これは、食欲が壊れているというより、
本来とは別の役割で使われている状態と考えることができます。

 

過食と拒食は同じ仕組みで起きている

一見すると正反対に見える、過食と拒食。
ですが、この2つは同じ構造があります。

 

過食は、
緊張や不安を一時的に下げる方向に働きます。
満たされることで、落ち着く感覚が生まれるためです。

 

一方、拒食は、
身体の活動を抑える方向に働きます。
エネルギーを使わないようにする、という反応です。

 

どちらも共通しているのは、
「身体が守ろうとしている反応」であるという点です。

 

これは、前回(3-6)の「動けない状態」と同じく、
危険に対する防衛反応の一つとして捉えることができます。

 

欲求が誤作動する仕組み

では、なぜこのようなズレが起きるのでしょうか。
背景にあるのは、未処理感情です。

 

処理されないまま残った反応は、
神経にとって「まだ終わっていない問題」として残り続けます。

 

その状態では、身体は無意識に警戒を続けます。

  • 緊張が続く
  • 不安が抜けない
  • どこか落ち着かない

こうした状態では、
本来の調整機能がうまく働かなくなります。

 

本来は
「必要を満たすため」に使われるはずの欲求が、
「防衛を維持するため」に使われるようになる。

 

その結果として、
過食や拒食といった形で現れます。

 

やめようとすると、余計に難しくなる理由

こうした状態に対して、
多くの場合、次のような方法が取られます。
  • 我慢する
  • 制限する
  • 自分を責める

ですが、これらは逆に状態を強めてしまうことがあります。

 

なぜなら、身体にとっては
さらに負荷が増えた状態になるためです。

 

その結果、

  • ストレスが上がる
  • 警戒が強まる
  • 反応がさらに出やすくなる

「やめようとするほど、やめられなくなる」
という感覚は、この構造によるものです。

 

体験:変わったのは食べ方ではなく状態だった

その後、私は感情消化メソッドに取り組みんでウツから回復しあと
半年程度で14kg体重を減らせました。

 

きっかけは、
この仕組みがダイエットにも関係しているのではないか、
という直感と、メンタルの改善に効果が高かった
感情消化メソッドがダイエットにも効果があるか確認してみたいという好奇心でした。

 

接種カロリーと体重の変化は記録していましたが、
食欲をコントロールしようとはしませんでした。

 

むしろ、食欲をコントロールしようとする感覚が出ときに
同時に感じる緊張に似た違和感が食欲を狂わせている感覚があったので、
その感覚にたいして感情消化メソッドを試しました。

 

私の場合に起きていたこと

振り返ってみると、その違和感が未処理感情の再開だったのだと思います。

 

当時の私は未処理感情とは知りませんでしたが、
どんな場面で感覚が変わるのかをメモするようになりました。

 

そして一人で落ち着ける時間に、
そのメモをトリガーにして、
感情消化メソッドを使って未処理感情を解消しました
(詳しくは2‑5を参照)。

 

そうしていく中で、
その場面に紐づいていた反応が起きなくなっていき、
食欲の出方そのものが変わっていきました。

 

変えたのは「食べ方」ではなく、
その背景にあった心の状態でした。

 

意志でコントロールするのではなく、

  • 止まっていた感情の反応が動き出し収束する
  • 神経の警戒がゆるむ
  • 本来の調整が戻る

という流れの中で起きるものです。

 

感情消化メソッドは、
この「止まったままの反応を完了させるプロセス」を扱っています。

 

まとめ

ここまで見てきたように、
食べすぎてしまう、あるいは食べられなくなる状態は、
単なる意志の強さや習慣の問題ではなく、
身体が守ろうとしている反応として理解できます。

 

もし当てはまるものが多かった場合、
それはコントロールできていないのではなく、
そうならざるを得ない状態になっているサインかもしれません。

 

そしてこの状態は、食欲の問題としてだけでなく、
別の不調やパターンとして現れていることもあります。

 

心当たりがある方は、
3-1:未処理感情の蓄積による不調 】もチェックしてみてください。

もしかすると、その他の不調にも気づくかもしれません。

 

気付いたら、是非【2-5:感情消化メソッド 実践ガイド】を試してみてください

 

 

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