感情がうまく消化できずにモヤモヤしていませんか?
本記事では、身体感覚に意識を向けることで自然に感情を整える「感情消化メソッド」を、シンプルな4つのステップでわかりやすく解説します。

 

 

未処理感情を解消する
感情消化メソッド

目次

シリーズの概要

第1部:心の仕組み

 苦しさと解消の仕組み

第2部:感情消化メソッド

 未処理感情解消の考え方と手順

第3部:未処理感情の影響

 未処理感情の体調・欲求・人生への影響
 未処理感情をためやすい人の特徴

第4部:人生の問題の解消 
 問題を作っている未処理感情の働き

 トリガーのヒント

 

 

今回から、
実際にどのように取り組むかを、具体的な流れとして説明していきます。

 

このメソッドは、
考えや感情を変える訓練ではありません。

 

途中で止まっていた
感情・身体感覚の処理プロセスを
再開させ収束させることで
未処理の感情を解消していくものです。

 

「この手順の意味は何か?」と思ったら、
まずは以下の記事を参照してみてください。

 
 

 

 

 

手順の全体像
 
感情消化メソッドは、
次の4つのステップで構成されています。
  1. 集中できる環境を整える
  2. 感情のトリガーを書き出す
  3. 感情・身体感覚を感じ切る
  4. 必要に応じて、考えを緩める

これを、基本姿勢を守りながら行います。

 

 

基本姿勢
 
感情消化メソッドでは以下の心の姿勢を大切にします。
 

これが、感情の処理プロセスを収束させるコツになります。

  • 評価しない
  • 結果を求めない
  • 考えを追わない
  • 身体感覚に注意を向け続ける

これらを意識しても、
心が勝手に評価したり、答えを探し始めることはよくあります。

 

「注意がそれる」も失敗と評価せずに、
「注意がそれたことに、気づいて注意を戻す」

それを、たんたん繰り返します。

 

「うまく、できない」と考えが浮かび
感情が動いたり緊張した場合は、
それもトリガーとして、以下の手順に加えます。

 

 

ステップ1:集中できる環境を整える
 
まずは、
自分の内側に注意を向けやすい環境を整えます。
  • 一人になれる時間
  • 邪魔が入りにくい場所
  • 数分でも落ち着いて座れる状態

特別な環境は必要ありません。

 

慣れてくれば、電車などので移動時間や
トイレ中でもできるようになります。

 

ただし、次のような状態では
身体感覚に気づきにくくなるので、適しません。

  • 強く疲れている
  • 飲酒している
  • 極端に興奮・緊張している

その場合は、
入浴や休憩などで少し落ち着いてから行うと進みやすくなります。

 

 

ステップ2:感情のトリガーを書き出す。
 
トリガーとは、
感情や身体感覚が動き出すきっかけです。
  • 不安なこと
  • 不満や怒りを感じていること
  • 不愉快なこと
  • 後悔や罪悪感

など、
思い出すと気分が悪くなったり
違和感や緊張を感じるものは、
すべてトリガーになります。

 

まず、思いつくものを、メモに書き出して
その中から反応が出やすそうなものから
ひとつづつ、次の手順で処理していきます。

 

詳しいトリガーの見つけ方は、別の記事で詳しくお話します。

 

 

 

ステップ3:感情・身体感覚を感じ切る
 
トリガーに意識を向けると、
不快な感情・身体感覚が立ち上がります。

 

それが収束するまで、興味をもって観察し続けます。

 

この時、感情の変化を感じることは少ないので、
身体感覚の変化を観察します。

  • 首や肩の緊張
  • 胃の重さ
  • ヒリヒリ、ピリピリする感覚
  • 胸の圧迫感
  • 喉の詰まり

観察のポイントは、

  • 体のどこで起きているか
  • どんな質感か
  • 強さはどの程度か

良い・悪いの判断はせず、
「今ここで起きている感覚」をそのまま体験します。

 

処理が進めば、
感情や身体感覚は自然に変化し、やがて収まっていきます。

 

身体感覚への現れ方は今後の記事で詳しく説明します。

 

 

同じトリガーで繰り返す
 
時間をおいて、
再び同じトリガーに意識を向けてみます。

 

同じトリガーでも、
再び反応がでることは多くあります。

 

もし反応が出れば、
もう一度「感じ切る」だけです。
これは失敗や後戻りではなく、
自然な進行です。

 

反応が無くなったら、そのトリガーに取り組む必要はなくなります。

 

 

ステップ4:考えを緩める
 
何度か感じ切っても、
反応がでる場合や反応が強い場合に行う手順です。

 

この場合に使うのが「問い直し」です。

  • 「その考えがなかったら、どう感じるだろう」
  • 「反対の意味にしたら、身体はどう反応するだろう」
  • 「主語を変えたら、何が起きるだろう」

正しい答えを探すものではありません。

 

別の捉え方を置いたときに出てくる
感情や身体感覚を、再び感じ切ります。

 

これにより、「絶対的な真実」と感じていた考えが緩み
「別の見方もある」と感じたり、真実か否かが気にならなくなります。

問い直しのコツは、今後の記事で詳しく扱います。

 

 

 

変化が分からないとき
 
取り組んでも、
  • 特に変化を感じない
  • うまくできている気がしない

と感じるかもしれません。

 

特に初期は、様子が分からず警戒していると
感じづらいかもしれません。

 

普段の生活の中でも、

身体感覚の変化に興味を持っていると、
感じられるようになっていきます。

 

「変化がない」ということに、

焦り・緊張・不満を感じるようであれば、
それも未処理感情のトリガーですから、
トリガーのメモに加えて、上の手順を試してみてください。

 

 

次回について
 
今回は、
感情消化メソッドの具体的な取り組み方を整理しました。
 
次回以降では、各手順の分かりづらい部分を詳しく説明していきます。
 
 

 

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