コラム概要

「頑張らない」「やりたいことをやる」を実践したいのに、失敗が怖くて勇気が出ない、分からないという方は多いと思います。そうなる理由を感情の仕組みから整理します。

 

 

感情消化メソッド
コラム

目次

シリーズの概要

第1部:心の仕組み

 苦しさと解消の仕組み

第2部:感情消化メソッド

 未処理感情解消の考え方と手順

第3部:未処理感情の影響

 未処理感情の体調・欲求・人生への影響
 未処理感情をためやすい人の特徴

第4部:人生の問題の解消 
 問題を作っている未処理感情の働き

 トリガーのヒント

 

 

みなさんは、「がんばらない」「やりたいことをやる」という言葉に、どんな印象を持っていますか?

  • がんばり続けるのに疲れた
  • できれば無理をせずに生きたい
  • 本当は、もっと自然に動きたい


そう思って調べている人も多いと思います。

私自身、苦しかったころは
「そう生きられたら楽なのに」
と思いながらも、実際にはうまくいきませんでした。

無理をやめようとすると不安になる。
やりたいことを考えようとすると、分からなくなる。
少し楽をすると、罪悪感や焦りが出てくる。

今振り返ると、これは意志や覚悟の問題ではなく、
感情の仕組みによる、ごく自然な反応だったと感じています。

本コラムでは、
「がんばらない」「やりたいことをやる」を邪魔しているものが何なのかを、
感情の視点から整理してみます。

 

 

 


 

「頑張らない」「やりたいことをやる」をしようとすると不安


「もう無理しなくていい」

そう思った瞬間に、理由の分からない不安が出てくることがあります。

  • このままで大丈夫だろうか
  • 何か失敗するのではないか
  • 周囲から見放されるのではないか


頭で考えても納得できない不安が、身体感覚とセットで立ち上がる。

多くの場合これは、
過去に十分に処理されなかった感情(未処理感情)によって、
神経系が「警戒モード」を維持している状態です。

未処理感情が蓄積すると、
安心よりも「危険を避けること」が優先されるため、
休む・力を抜く・流れに任せるといった選択が、
無意識に「不安なもの」として処理されやすくなります。

(この仕組みは
1‑2:未処理感情の蓄積が生活の質を落とす
で詳しく説明しています)

 

 

やりたいことが分からない

 

「やりたいことをやればいい」と言われても、

そもそも何がやりたいのか分からない。

この状態も、非常によく見られます。

未処理感情が多いと、判断の基準が
「面白いか?」「ワクワクするか?」ではなく、
「これ以上しんどくならないか?」「嫌な感覚を感じずに済むか?」
へと無意識に切り替わっていきます。

その結果、

  • 本音や欲求が感じにくくなる
  • 「正解」や「無難」ばかりが浮かぶ
  • 何を選んでも、しっくりこない

という状態になります。

欲求がないのではありません。
欲求に触れると不安や緊張が出るため、避けているだけなのです。


 

やり過ぎる・逃げる

 

「つい頑張り過ぎてしまう」

「逆に、何もしたくなくなる」
一見正反対に見えるこの2つは、
どちらも同じ防衛反応の別の現れです。

警戒が強い状態では、

  • やり過ぎる → 安全を確保しようとする過剰適応
  • 逃げる・止まる → 脅威から距離を取ろうとする反応

が起こりやすくなります。

本人の感覚では
「性格の問題」「やる気の波」に見えますが、
実際には未処理感情によって神経系が偏って反応しているだけ、
ということも少なくありません。


 

欲求がバグる

 

未処理感情が多い状態では、

欲求が「回復のため」ではなく、
不快感を一時的に下げるために使われやすくなります。

  • 食に関する衝動
  • 刺激や情報への依存
  • 極端な性欲や無気力


などは、その典型です。

 

まとめ

 

「がんばらない」「やりたいことをやる」ができないのは、

あなたの意志や努力が足りないからではありません。
その背景には、

  • 未処理感情の蓄積
  • 神経系の警戒
  • 恐れを起点にした判断


という構造があります。
この構造が緩むことで、
無理に生き方を変えようとしなくても、
自然と行動や選択は変わっていきます。

 

関連記事

 

 

●リブログ歓迎します。ご自由に使ってください。
●感想や質問のコメントをいただけたら、
 できるだけお返事します。
●扱ってほしいテーマや心のお悩みもお寄せください。
 今後の記事として検討させていただきます。