前の記事では、慧(正見、正思惟)についてお話をしました。
今日の記事では、"定"についてお話をします。
"定" には、以下が含まれます。
3.正精進:正しく努力をする
4.正念: 正しく自分のことや環境に気付く
5.正定: 正しく集中する
目標や目的に向かって、着実に近づいくスキルです。
結果を気にして焦ったりイライラせず、努力を怠らず、またやり方をあれこれ迷わずという教えです。
正しく努力するの邪魔をする煩悩として、五蓋というものがあり、この煩悩を処理する必要があります。
五蓋は別の記事でお話をします。
正精進というのは、不必要にストイックに頑張ることでありません。ワークホリックは正精進ではありません。
今できる限りの向上策を、精いっぱいやる。でも、焦らない。
それをクールの心で集中して続けるということです。
そして、創意工夫をしていつも改善し続ける姿勢も大切です。
この改善の指針としては、四正勤というのがあります。
これも別の記事でお話をします。
自分の感情や感覚、浮かんでいる考え、そして周囲の環境の状況を、思い込みなくクールにありのままに気付くスキルのことです。
これを鍛える方法が仏教ではサティということになり、英語ではマインドフルネスということになります。
このスキルは、前の記事で書いた正見(ありのままに理解する)や正思惟(建設的に考える)ために欠かせないスキルでもあります。
「気付きの3つの領域」でも書いたように、心を落ち着けるためのスキルでもあります。
集中すべきときに、集中すべきものに集中できるスキルです。
これも、その他のスキルを実現するための重要なスキルです。
正しく集中するというのは、執着することでも、こだわるわけでもありません。
力を抜いて、クールな気持ちでただ意識を向け続けるスキルです。結構難しいことです。ついつい、力んだり、こだわってしまいます。
これを鍛えるのもサティ(マインドフルネス) になります。
