これまでの記事で、煩悩(三毒:貪欲、怒り、妄想)が、心を苦しめたり、人生を上手くいかせない原因になっていることが何となくわかってきたかと思います。
これに対処するための、技術としてマインドフルネスがあります。
インドの言葉ではサティというそうです。
まず、マインドフルネス(サティ)がどういものか?
なぜ、効果があるのかを整理します。
多くのひとは、煩悩に気付かず、煩悩にしたがって行動を起こしたり考えを巡らしたりします。
「煩悩に身を委ねている」「煩悩に飲まれている」という表現もできると思います。
こうすると、煩悩は勢いを増し、どんどん大きくなり増えていきます。
- 怒りが増し、他のものにも怒りをぶつけたくなる
- 妄想が妄想を呼び、問題を妄想で作り、妄想で解決しようとする
- 欲が欲を呼ぶ
これらを、意志の力で封じ込めようとしても、上手くいきません。
「意志の力で封じ込めよう」「苦しみを避けよう」という考えが、妄想と貪欲で、できていているからです。
うまくいかずに怒りが生まれます。
そして、煩悩の渦に巻き込まれていきます。
ぐるぐる思考は、その典型的な状態です。
そう考えると、煩悩の渦から、一歩ひいた状態になる必要があります。
「一方引いた状態」をつくる基本的は、「煩悩の影響受けている自分をありのままに観察する」ということになります。
「ありのままに観察する」というのは、
- 良い悪いを判断しない
- 分析しようとしない
- どうにかしようとしない
ということになります。
- 私の中に xxx という妄想がある
- 私は、今 xx をしたいんだ
- 私の中に、xxxという怒りがある
このような感じで自分を観察するわけです。
このようなスタンスでいられると、煩悩の渦から逃れらます。
ですが、これが結構難しいもので、練習をしないと
- でも、絶対そうなんだ!
- あー、我慢できない
- やっぱり、腹立つうっ!
と、すぐに煩悩に飲まれてしまいます。
そこで、マインドフルネス瞑想(座禅)で、煩悩と無縁な感覚に意識を向け続ける練習をします。
これが上手くなると、煩悩への対象が上手になります。
そもそも、多くの人が忘れてしまっていますが、自分の感覚に意識をむけることは、本来は気持ちの良いことなのです。
マインドフルネス(サティ)の重油なポイントで、"気づく"というのもあります。
練習しないと、煩悩に影響をうけていることに気付きづらいからです。
- 気付いたら「あいつのせいで・・」などと考えごとをしている
- 気付いたら、スマホをいじっている
- 気付いたら、感情にまかせて怒っている
こういうことは、多くの人が経験しています。
認知行動療法では、自動思考などと呼んでいたりします。
マインドフルネスの練習の中には、これらへの対処や感覚に意識を向け続ける練習として、以下のようなものもあります。
- 自分の行動を細かく追い続ける
- 自分が聞こえているものを、5つ同時に意識を向ける
- 自分が感じていることに、5つ同時に意識をむける
などなど、この他にもいろいろな方法があります。
具体的な練習方法は、以下の本やマインドフルネスの本で紹介されています。
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