対人関係の改善を考えるとき、他人との関わり方や態度を4つに分けて考えるとわかりやすいと思います。
①平等で自由・能動的
②支配的・攻撃的
③従属的・受動的
④距離をとる・消極的
の3つです。
例えば、一般的には「心を開く」のが良いとされますが、②の態度で接しられ時に、相手に抵抗を感じて心を閉じるのは正常なことです。
また、一般的に積極性は良しとされますが、②の状態になっていると色々な問題につながったり、孤立する原因になります。
自分がどの態度になっているかを把握できるようになると、人間関係だけだなく人生全体に対する態度がわかるようになり、改善していきます。
これが最も望ましい状態だということは、直感的にわかると思います。
お互いに心地よい関係を築くことができます。
人間関係を良くしようとすると、この状態になるための努力をしたりしますが、、本来はこの状態が人にとって最も自然な態度です。
②支配的・攻撃的、③従属的・受動的のほとんどは、怒りの置き換えや自己防衛によるものです。
自分の感情が歪んでいてこのような態度になる場合もありますし、相手が感情の歪みから②支配的・攻撃的な態度をとるため、その影響を受けて、②や③になる場合もあります。
よりよい関係をつくるためには、互いに①平等で自由・能動的な態度になることが重要になってきます。
特徴的な言動を考えてみましょう。
- 自分の感情や価値観を押し付ける
- 相手を批判する
- 相手を拒絶する
- 相手を評価する
(価値観の押し付けと関係があります)
また、微妙な態度として
- 世話を焼く
- 保護する
などがあります。これらは、過剰な場合は支配になります。
②支配的・攻撃的な態度で接せられると、③従属的・受動的な態度にしてしまったり、②支配的・攻撃的な態度にしてしまいます。
③になってしまうのは、関係維持を重視しすぎるためです。
②になってしまうのは、支配に対抗し平等を守ろうとするためです。
特徴的な言動を考えてみましょう
- 遠慮する
- 自分から、人を誘わない
- 自分の意見を言うわず、相手の意見を求める
- 相手の意見に押切られやすい。
(迎合しやすい) - マニュアルや型に頼る
という感じです。
「相手に承認をしてもらえないのでは?」という不安があります。これが、従属的な態度につながっていきます。
これがエスカレートしていくと、引きこもりなど自分の殻に閉じこもります。
③の傾向が強い人は、相手に②の素質があるとそれを引き出します。
そして、③支配される人と②支配する人の関係が強化されてしまいます。
特徴的な言動を考えてみましょう
- 近寄らない
- 反応しない
- 引き込まる
支配もしない従属しないということですが、これでは人間関係を改善するする前にチャンスがへっていってしまいます。
多くの人は①〜④の態度が時と場合で入れ替わりますが、どれが出やすいかは傾向がありますね。
②が多い人は相手を③や②にしやすいですし、③が多い人は相手を②にしやすいことを見てきました。
関係を改善するために自分にできるのは、①平等で自由・能動的な態度を貫くことが重要になります。
その態度を取れる相手を探して付き合う方法がありますし、相手がこちらの影響を受けて①の状態になるのを待つ方法もあります。
案外人というのは相手の態度に影響を受けますから、自分が①の状態を維持すれば、つられて①に寄っていきます。
とくに、軽度の②や③の態度の人は、①の人と一緒にいると安心し心地が良いので①になっていきます。
でも、中には自己防衛が強く心に壁を作っていて②や③から変わりづらい人もいます。
そういう人からは距離を置いた方が良いでしょう。影響を受けて、②や③になりやすくなります。
次の記事から、②〜④から①の状態になることを考えていきます。
