前の記事で、刷り込まれた感覚、クセになった感覚について考えました。

 

今回の記事については、子供のころに刷り込まれた感覚について考えてみましょう。

 

 

よく、「子供のころの体験や親子関係が、その後の人生に影響する」といいますよね?

 

それです。

 

それを「幼児期決断」と呼んで「考え方のクセ」とするとらえ方もありますが、私は感じ方のクセととらえた方がわかりやすいように思います。

 

 

 

子供のころの感覚の刷り込み

 

前の記事で取り上げた例は、知っていれば比較的気づきやすいものです。

 

つらい過去の影響を受ける前の自分の状態を覚えているので、その記憶と比べることで、気づくことができます。

 

 

でも、子供のころに刷り込まれた感覚は比べることができません。

 

また、子供の社会は家庭と学校だけといった限られた社会だけなので、この面でも比較対象がなく、より気づきづらくなります。

そして、その狭い社会の中にネガティブな感情を感じる原因があると、ずっとその感情を味わうことになり、そう感じるのが常態化します。

 

そして、しっかりと刷り込まれて、自分の性格がそうさせているもののように感じてしまいます。

 

 

 

家族に対して感じた感情

 

家族との関係で感じてきた感覚は強く刷り込まれます。

特に愛情をもとめている親との関係では、いろいろな感情が生まれるので影響が大きくなります。

 

 

例えば、子供の気持ちを理解しようとせず、優しくかまってあげない親に育てられたようなケースを考えてみましょう。

 

子供にとって親からの注目であったり、自分の気持ちを受けてもらうことは、とっても重要なことで強く求めています。

 

これが満たされないと以下のような感覚を感じることが日常的になります。

  • 私のことをわかってほしい
  • 私に注目してほしい
  • もっとかまってほいい

そうすると、このような感情が刷り込まれてクセになり、その後の人生に現れる現実からこれらの感覚を感じやすくなります。

 

また、これらの感覚は親の対処の仕方に感じたものでしたが、そのほかに比較対象の子供は、その感じ方を自分の性格のように感じてしまいます。

 

 

これらの不満や悲しみを怒りの形で表現できて、それを親に受け止めてもらえると感覚は残りづらくなります。

が、親に頼らざるを得ず従順な子供にはそれができずに感覚が残りやすく、その後の人生に影響を与えるようになります。

 

 

その後の人生への影響

 

そのように刷り込まれた感覚が、その後の人生にどのように影響を与えるか考えてみましょう。

 

上の例であれば、恋人や配偶者に感じるようになります。

  • 私のことにわかってくれない
  • 私に興味を持ってくれない
  • ぜんぜん構ってくれない

必要以上にこのような感覚を感じてしまいます。

現実にそぐわない感覚です。

 

そして、相手に必以上に不満をぶつけたり、愛されている証を求めたりしますが、現実にそぐわない要求に相手は困惑するだけで、それに応えることができません。

 

相手が困惑していることを訴えても、聞くことができません。

「自分の性格だから、それに応えるべきだ」と感じてしまうからです。

 

こうなると、相手の関係改善をあきらめたり、相手に不満をぶつけ続けることになります。

 

現実とは関係ない要求をぶつけられ続けると、相手は混乱し精神的に疲弊してしまい、それまで持っていた関心を持てんくなったり優しさを示せなくなっていきます。

 

そして関係が破綻してしまいます。

 

 

対処の仕方

 

これ回避するためには、自分の感じている感覚が今の現実からきているものではなく、過去の経験からきているものであることを、心のレベルで分かる必要があります。

 

さて、その方法は、この次の記事で。