過去に未消化の感情が、今起きている現実を歪めて感じさせることがあります。

 

子供のころによく感じていた感覚や、長い期間同じようの感情を消化できずに続くと、その感覚が残ります。

 

その感覚が今起きている事実から本来感じる感情をゆがめます。

 

必要以上に怒ってしまう。

必要以上に不安に感じてしまう。

必以上に責任感じてしまう。

 

そして、「なんか、うまくいかない・・・」そういう結果につながっていきます。

 

今起きていることに、心が適切に反応していないからです。

 

 
 
刷り込まれる感覚

 

長い期間、消化しきれない感覚が続くと、別の場面でも同様の感覚が湧きだしやすくなります。

 

とたえば、仕事などで長い時間問題が解決せず、「年中誰かから怒られる」「多くの課題に追いまくられる」、そんな状況が数か月とか数年つづくと、以下のような感覚がクセになります。

  • 誰かから怒られないかと身構える
  • 「何かしなきゃ」とヒリヒリする
  • やってもやっても終わらない行き詰まり感

こうなると、その状況が終わっても、しばらくの間これらの感覚が出やすくなります。

 

その問題が無事キレイに終わって、そのつらかった過去の現実が終わったことを、心の中で受け入れられれば、しばらくすれば消えていきます。

 

ところが、不本意な結果で終わり、心の中でその状況の終わりを受け入れられないと、その感覚の影響が長引きます。

 

 
現実をゆがめる

 

そのような感覚があると、現実が歪んで見えるようになります。

 

上の例でいえば、状況が変わり仕事が順調に進むようになっても、「怒られないかと身構える」「"何かしなきゃ"というヒリヒリ」という感覚が必要以上に感じられるようになります。

 

こうなると、必以上にリスクに備えたり、頑張ったりするようになり、疲弊していきます。

そして、それに周囲の人を巻き込むと、周囲の人は納得がいかず離れていき孤立していきます。

 

 

これらが、いわゆる「未処理の感覚」の悪影響の一つです。

 

後悔や恨みが現実をゆがめる

 

上の例では、なかなか終わらない仕事を取り上げましたが、後悔や恨みを何度も思い出すことで、似た状態になります。

 

後悔する時は

  • 何で、xxしなかったんだ
  • なんて、みじめなんだ
  • 俺が悪かった

といったことを考え、何度も劣等感や罪悪感を感じ続けることになります。これを繰り返すとそれらの感覚が出やすくなります。

 

例えば失恋をしたときの後悔し何度も思い出しいていると、次の恋愛のチャンスに、必要のない劣等感や罪悪感を感じるようになってしまいます。

 

繰り返し思い出すからそれらの感覚を刷り込んでしまう面と、それらの感覚があるから繰り返し思い出してしまう面があります。

 

 

これを解消するためには、過去のつらい思い出をじっくり味わいなおし、感情を解放しながら現実を心で受け入れることが必要になります。

 
これができるようになると、現実を適切にとらえられるようになり、よりよい対処の仕方ができるようになります。