自分の気持ちとちゃんと向き合ない人は、他人の気持ちがわかりません。

 

幼少期につらい思いした人は、人間関係に問題を抱えることがありますが、その原因としてつらい気持を封じ込めるクセが考えられます。

 

そうではない人も、自信のなさや不安を無視し続けていると、他人の気持ちがわからなくなります。

 

 

これには、共感が関係します。

 

では、共感とは何でしょう?

 

 

 
共感とミラーニューロン

 

私たちが誰かに共感するというのは、相手の気持ちを共有できていると感じるときです。
 
ここでの共感というのは、同意とは違います。
文字通り「感じ方を互いに共有する」「同様に感じている」ことを指します。
 
相手と同じように悲しみや心の痛みを感じる。
相手と同じように喜びを感じる。
 
といった感じです。
意見が違っても、同じ感情を共有できます。
 
 
感情ごとに脳の中で働く部位や働き方が異なっていますが、共感している人同士は同じ分が同じように働きます。
これを行っているのがミラーニューロンと呼ばれるものです。
 
相手の表情や声のトーン、しぐさなどを観察していると、ミラーニューロンが同様の感情を感じさせるように働きます。
 
 
言葉を持たない動物でも他の個体が察知した危険を共有できたり、新しい餌場を共有できるのは、このミラーニューロンが大きく関係しています。
 
 
他人の気持ちがわからない時

 

相手の気持ちがわからないとき、自分の中の感情にも鈍感になっていることが考えられます。

 

 せっかくミラーニューロンが相手の感情を写し取っても、それを感じられないからです。



自分の中で別の強い感情を感じている時、相手の感情が自分の中で生まれても気づけません。

 

いつも何かに不安を感じている

いつも何かに追われて焦った気持ちになっている

いつも何かに怒っていている

 

これらの感情は刺激が強く、それ以外の機微な感情に気づけなくなります。

これはわかりやすいと思います。

 

 

もう一つ、自分の中の心の痛みを抑えつけ無視している人は、他人の心の痛みに気づけません。

つまり、悲しみを避けようとする自己防衛の強い人は、共感しづらい状態だと言えます。

 
 
自己防衛の強い人は、自分の感情全般を押さえつける傾向があるので、全体的に共感が少くなり、意気投合しづらくなったり、滑らかな関係が育ちにくくなります。

 

 

「腹を割って話せる人がいない」と感じている人は、自分が自己防衛の気持ちが強く、相手と共感しづらい状態なのかもしれません。

 

 
KYを改善する

 

KYと言われることが多く、コミュニケーション術を学んでも効果を感じられないのであれば、心の中を整えるべきなのかもしれません。

 

KYと言われなくても、いろいろな人と関係がギクシャクしている人は、自分の心を見直した方が良いのだと思います。

 

 

例えば、強い感情が頻繁にわくのであれば、感情を整えことを覚えるのがよいのかもしれません。

 

 

自己防衛に固まっている人は、自分のネガティブな感情と向き合って自己防衛を解いていくのが良いのかもしれません。

 

 

共感の機能が戻らなければ、コミュニケーションはうまくなることはありません。


 
 
私の場合

 

私が心がボロボロだった時、家族のことで悩み、自分の周りできている現実を受け入れられず、自分の中の悲しみも受け入れられませんでした。

 

他人との会話も楽しめず、孤独感も強く感じていました。

 

 

心の苦しさを乗り越えるためにネガティブな感情に向き合い続けましたが、それだけで徐々に人と会話が楽しくなっていき、人間関係が円滑になっていきました。

 

意識はしていませんでしたが、共感の力が戻ったのだと思います。