人類ほど、同じ種でどんな環境でも生きている動物は、他にはないと思います。

 

それを可能にしている人の特徴の一つとして、以下があります。

  • 遺伝的に持っている行動はほとんどなく、行動の多くを学習で獲得する

なんとも弱っちく、面倒な仕組みに思えてしまいますが、この性質によって、人類はいろいろな環境に適応できるようになりました。

 

そして、これらの性質を補完するために

  • 新しいことを学びたがる

そんな性質を持っています。

 

新しいことを避けたり、同じことを繰り返しているというのは、人類の種として不自然な状態のように思います。

 

さて、どういうことか考えてみましょう。

 

 

他の動物に比べても、なんともひ弱い人の赤ちゃんは人類の繁栄の象徴なのかもしれません。

 

 

 
人は行動を学習で覚える

 

 
多くの動物は、生まれながらにして、基本的な行動ができるようになっています。
 
誰から教えられなくても
  • 猫は高いところから上手に飛び降ります。
  • 魚は上手に泳ぎます。
  • 馬は早く走れます。
置かれた環境によって多少の差は出ますが、個体ごとに大きな行動の違いはありません。
 
 
一方で人間はどうでしょう?
 
泳げる人もいれば、泳げない人もいます。
早く走れる人も、遅い人もいます。
 
行動の個人差が大きいですよね?
置かれた環境によって、大きな違いが生まれます。
 
 
そして行動だけではなく、魚好きや肉好き、野菜好きなど好みの差も大きいのも特徴です。
 
 
 
 
環境適応の戦略の違い

 

地球上の環境は少しづつ変わっていきます。
気候だけではなく、他の生物も進化し変わってしまいます。
 
種として生き残るためには、環境に合うように変わっていく必要があります。
 
 
多くの動物は、世代交代による進化で環境に合わせていきます。
この中で、生きるのに適した本能や行動をもつ個体が多く生き残り、種として環境に合っていきます。
 

一方で、人間は種の進化を待たずに環境に合わせていく能力を持っています。

 

人間は他の動物に比べて、行動を学習する能力が高いということです。これによって、色々な環境に適応できるために、さまざまな環境に対応してきました。
 

 
 
人は学びたがる

 

人は環境に適応をしていく戦略として、遺伝的に伝わる行動を減らして、環境に合わせて行動を覚えていくことにした動物です。

 

この戦略が効果的になる為には、行動を学ぶ能力だけでは足りません。

 

「行動を覚えたがる」性質も持ちました。

つまり、人は学びたがり成長したがるようになっているのです。

 

人の子供は他者がやることをマネるのが大好きなのも、「学びたがる」性質の一つです。

 

 

多くの生物は、進化の中で環境に適しているか否かで選別されてきました。

 

人間という種はある時から、「環境への適応力がある否か」「環境に適応する意欲があるか否か」で進化の中で選別されてきたと思います。

 

 

 
ゲームは人の「学びたい」をあおる

 

 

ゲームは、この人の性質を煽るようにできています。

 

点数やステージクリアで成長が確認できます。

 

どのステージも適度に難しくプレイヤーに成長を求めますが、練習をつむとクリアできて、もう少し難しいステージに行くように作られています。

 

 

もともと、学びや成長することが好きな人はゲームをしたがるのです。

 

 
人が学びたがらないとき

 

人が学びたがらない、成長を望まないのは人間という種としては不自然な状態です。

 

学ぼうとすることを阻害する環境か心の状態があるはずです。

 

例えば、

  • 目標が高すぎる
    (ゲームに例えると難しすぎてやる気がしない)
  • 目標が見つからない
    (ゲームに例えると簡単すぎてやる気がしない)

であったり、前の記事で書いたように、自分を追い込み過ぎて意欲全体が下がっているのかもしれません。

 


これらを改善すると人間は、自分を成長させたくなります。

新しいことをを知ったり、新しいことができるようになったり、それらを確認したくなるのです。