以前の記事「他人への怒りは、自分の心の偏りを知る手がかり」で
怒りには、自分の心をみじめにさせるだけではなく、人生を窮屈にする考えが含まれていることを見てきました。
この記事ではその解消方法を考えます。
これを繰り返すことで、怒ることが減っていくのとあわせて、生きづらさが減っていきます。
憎しみや怒りを感じたときに
頭に浮かぶ考えを洗い出して、
その考え事に、以下の手順で感覚を観察します。
強い感覚があるものは、全て取組むのが良いのですが、
考えをみつけるきっかけとして、
説明した以下の考えがないか探りましょう。
- 相手を変えようとする考え
xxしろよ!
なんで、xxしないんだよ! - 自分が守っている規律・ルール
xx すべきだろう!
xxするのが当たり前だろう! - 報われなかった努力・我慢
xxしてあげたのに!
xxを我慢してきたのに - 被る被害・不安
そのせいで、xx になってしまっただろ!
このままじゃ、xx になってしまうだろう!
考えがでてきたら、メモをしておいて、考えから解放される手順を行います。
夫婦間のよくあるパターンで以下のようなものがあります。
- 相手を変えようとする考え
①なんで、分かってくれないのよ! - 自分が守っている規律・ルール
②夫だったら、私のことを理解しているのが当然だろう! - 報われなかった努力・我慢
③妻として、あなたに色々としてあげたのに - 被る被害・不安
④おかげで、私は寂しい思いになったでしょ!
この考え、理屈で考えておかしなところが
色々あるのに気付きますでしょうか?
①:この例では状況がわからないので、何とも言えませんが、「わかるわけないでしょ・・・」ということが多くあります。
②:夫だからといって、分かることと分からないことがあります。
③:妻が色々としてくれたことと、夫が理解できるか否かは関係ありません。
④:「分かってもらえない」と「寂しくなる」は、直結はしません。
怒りの感情が強いと、自分の不適切な考え方にも気づけなくなることが良くある例です。
特定の考えから解放されてくると、自分の不適切さにも気づけるようになてきます。
職場でよくある例
- 相手を変えようとする考え
①なんで、このぐらいの依頼を受けてくれないんだよ。 - 自分が守っている規律・ルール
②ビジネスで重要な課題には協力すべき。自分の役割を果たすべき - 報われなかった努力・我慢
③私は自分の役割を一所懸命果たしてきた - 被る被害・不安
④これでは、受注できないよ!評価得るチャンスを失うよ。
前の例よりは、辻褄があってるように見えますが、
- 依頼先にスキルか時間が無いのかもしれません。
- 自分の説明が上手く伝わっていないのかもしれません。
- 相手には違うプランがあるのかもしれません。
この例だけでは、判断しようはありませんが、
この例のような考えに囚われていると、
このような可能性を見失いやすくなります。
この仮説のどれかが正しければ、
(たいがいそんなことが多いものですが)
視点を変えた方が解決は早くなります。
「他人への怒りは、自分の心の偏りを知る手がかり」で説明しましたが、怒りや憎しみを引きずり、これらの考えを反芻していると、
他のことも上手くいかなくなっていきます。
なるべくはやく処理をしましょうね。
早めに処理することで、ウツウツした気持ちの改善や、他の物事が上手くいかないのも改善しやすくなります。
と…
私自身にも言い聞かせています。 ![]()
昔よりは、人が変わったように怒らなくなりましたけど、やっぱりイラっとするときはイラっとします。
それを早く処理をして、気分の良い時間を増やせるようにもなりました。
