思い込みを除くために、知っておくこと(3)
感情と思考のワナ(2)
まず、感情からうける影響を考えてみましょう
感情は思考を偏らせる
これは、わかりやすいと思います。
簡単な例がすぐに思いつきます。
悲しい感情がある時に、「楽しいことを考えろ」と
言われても難しいですよね?
「楽しいことを考える」ためには
まず、楽しい気持ちにならなければ、
できないのです。
悲しい感情があるときは、悲しい考えしか浮かびません。
でも、不用意に悲しい感情を抑え込むと
感情が暴れだしてしまうので、
まずは、しっかり感情を味わって、
いろいろと考えをめぐらせない方が良いのです。
感情は言動を偏らせる
感情は、心(脳)が私たち生物に
ある行動を起こさせるためのものです。
分かりやすい例として「恐怖」があります。
恐怖を感じた時に、人は「闘争逃走反応」という
状態になります。
闘争逃走反応は、我々生物が、
脅威(外敵)に直面したときに、
戦ったり逃げたりするための
行動をするためのものです。
この状態になると
私たちは相手の欠点に良く気付くようになり、
そして、その欠点を攻めたくなります。
自分の欠点にもよく気付くようになります。
自分の身を守るためです。
そして、私たちは脅威から逃げたり
身を隠そうとしたりします。
意識は脅威に極度に集中しています。
楽しいことや快適なことには気持ちが向きません。
生き残ることが最優先だからです。
生物としては、素晴らしい機能です。
でも、これが不適切な「思い込み」から
生まれた感情によるものだと、
困ったことがおきます。
現実に適さない言動に駆り立てられます。
戦わなくてよいものと戦います。
人をの欠点をあげつらいます。
自分の欠点を責めて自己嫌悪に陥ります。
そして、楽しいことには気持ちが向きません。
こんな状態に私達はよくなっています。
とくに自分に自信の無い人や、
「人生は上手くいかない」と思っている人は、
いつも「恐怖」を感じています。
で、周囲と喧嘩をして敵だらけにして、
恐怖を増幅したり、
自己嫌悪に陥りさらに自信を失って、
勝手に周囲に脅威を感じたりします。
そうやって悪循環に落ちていきます。
「自分はダメだ」
「自分は弱い」
という邪魔な思い込みがあるからです。
このように邪魔な思い込みから
生まれた感情に従うと良いことはありません。
そのため、感情の元になった考えが
適切なものか否か吟味が必要になります。
感情を抑圧すると不適切な衝動になる
感情を抑圧すると、暴れだすことは前にお話しました。
それでも、抑圧すると・・・・
心(脳) は別のことをしだします。
どうしようもない衝動・・・
- ギャンブルに走らせる
- 自傷行為に走らせる
- 過食に走る
- 酒に走らせる
などなど
感情を感じさせることをあきらめて
直接行動をさせるように促してきます。
がむしゃらに。
危険な状態に「なにもしないより、ましだ!」と
言わんばかりに、暴れてきます。
「生きていくため」への適切さの
直接行動をさせるように促してきます。
がむしゃらに。
危険な状態に「なにもしないより、ましだ!」と
言わんばかりに、暴れてきます。
「生きていくため」への適切さの
精度はがた落ちになってしまいます。
まとめ
いかがでしょうか?
感情にはこんな仕組みがあります。
ここからわかることがあります。
快適に人生を送るためには、
・感情をしっかり感じる
(感情を抑圧しない)
・ネガティブな時の考えはあてにならない
・感情の元になった考えが適切か吟味が必要
まとめ
いかがでしょうか?
感情にはこんな仕組みがあります。
ここからわかることがあります。
快適に人生を送るためには、
・感情をしっかり感じる
(感情を抑圧しない)
・ネガティブな時の考えはあてにならない
・感情の元になった考えが適切か吟味が必要
・衝動は感情の抑圧のヒントになる
いかがでしょう?
ワークでは、この性質を考慮しています。
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ワークでは、この性質を考慮しています。
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