あなたは、相手から優しくされると戸惑ってしまうことがありますか？
そんな経験なら誰でもあるんじゃない？
そう思われたなら、
もしかしたら、あなたはアダルトチルドレンの中の
スケープゴートタイプかもしれません。
スケープゴートタイプの特徴については、下記の記事をご覧ください。
今回は、スケープゴートタイプの恋愛についてお話しします。
一般的なスケープゴートタイプの恋愛は、こんな感じです。
1. 自己価値感の低さ
子ども時代に家族からの否定や非難を受け続けたことで、自己価値感が低く、自分には価値がないと思い込んでいる可能性があります。
恋愛関係においても自分を低く評価し、相手に対して過度に依存したり、相手の要求に応え続けたりする傾向があります。
2. 過度な責任感
子ども時代の「身代り役」の経験から、恋愛関係においても自分がすべての問題を解決しなければならないと思い、過度な責任を感じて自分を犠牲にする傾向にあります。
3. 紛争回避
子ども時代の経験から対立を避ける傾向が強く、恋愛関係においても自分の感情や意見を抑え込み、相手に従うことが多いです。
その結果、関係が一方的になりやすく、自分のニーズ（望んでいるもの）が満たされないことがあります。
4. 相手を助けたいという強い欲求
自分が家族内でスケープゴートにされた経験から、恋人に対しても助けたい、守りたいという強い欲求を持つことがあります。
しかし、その欲求が強過ぎると、相手に対しても自己犠牲的になり、バランスの取れた関係を築くのが難しくなることがあります。
5. 不健全なパートナーの選択
理不尽なことをして家庭の不和を招いた両親と似た相手をパートナーに選びやすく、男性は「自分が支配・コントロールしやすい女性」を、女性は「自分を支配・コントロールしようとする男性」を選びやすい傾向にあります。
6. 強い見捨てられ不安
子ども時代の経験から「自分は見捨てられるに違いない、自分は裏切られるに違いない」と感じ、恋愛関係でも「恋人に対して素直になれない、恋人を疑いやすい、恋人から優しくされると戸惑ってしまう」という傾向があります。
「じゃあ、どうすればいいの？」という声が聞こえてきそうですが…。
次は、健全な恋愛関係を築く方法についてご紹介します。
1. 自己認識の向上
自分の過去の経験が、現在の行動や感情にどう影響しているかを理解することが重要です。
自己認識を高めることで、恋愛関係においても自分の感情やニーズ（望んでいるもの）を認識し、適切に表現することができます。
2. 自己価値感の改善
自己価値感を高めるためには、心理カウンセリングやセラピーが有効です。
ポジティブな自己肯定感を育むために、自分の強みや成功体験を意識することが大切です。
3. コミュニケーションのスキル向上
健全なコミュニケーションを学び、相手と対話をすることで、対立を避けるのではなく、建設的に解決する方法を身につけることができます。
4. 境界線の設定
過度に相手の問題に巻き込まれないように、適切な境界線を設定することが必要です。
できないことにノーと言ったり、ノートに書き出して、その内容を相手に伝えることで、（自分の時間、空間、感情、価値観、エネルギー）を守ることができます。
5. バランスの取れた関係を築く
自分のニーズ（望んでいるもの）と相手のニーズ（望んでいるもの）のバランスを取ることが大切です。
過度な自己犠牲を避け、相手に対しても健全な依存を求めることが重要です。
まずは、自分の過去の経験が、
今の自分の行動や感情にどう影響しているかを
理解することから始めましょう。
そして、自分には価値があると認識することが最も重要です！
あなたが「身代り役」を引き受けたおかげで、
家族は崩壊しなくてすんだのですから、
「あなたには、素晴らしい価値がある」
そう思いませんか？
たとえ崩壊してしまったとしても、
あなたの行いは、きっと家族の誰かを救っています。
でも本当は、子どものあなたが犠牲になる必要はなかったのです。
親が、社会の大人たちに助けを求めて、
なんとか自分の子どもたちを守らなければいけなかったのです。
家族が壊れそうだったのは、
あなたのせいではありません。
あなたが「身代り役」になったのは、
ただ、ただ、
みんなで仲良く安心して暮らしたかっただけなのではないですか？
さぁ、あなたも、
この健全な恋愛関係を築く方法を実践してみましょう
何から始めて良いかわからない時は、
心理カウンセラーまたは精神の専門家に相談することをお勧めいたします。
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