今回は、アダルトチルドレンの7つのタイプの中の
4つのタイプについてお話しします。
1. ヒーロー(英雄役)タイプ
・周囲の高い期待に応えるために、自分の限界をあまり意識せずに、積極的に頑張り続けます。
・周囲の期待に応えたい気持ちが強すぎるため、失敗することに強い恐れを感じていますが、それを抑圧して頑張り続けます。
・少しの失敗で大きなショックを受けてしまい、立ち直るまでに多くの時間を要する場合があります。
・責任感が強いことが裏目に出て、自分を責めてしまい、劣等感に苦しみます。
・休みを取ったり、気分転換をしたりするのが苦手なため、ワークライフバランスを整えることが難しいです。
・「無理です」「助けてください」などの弱音が言えず、燃え尽き症候群などのメンタル疾患で、心身の不調に悩まされることが多いです。
・自分の本音をうまく伝えられないため、人間関係を築くことが難しい場合があります。
2. スケープゴート(身代り役)タイプ
・家庭崩壊を防ぐため、自分が家族のストレスのはけ口になろうとします。
・無実の罪を着せられたり、八つ当たりをされても黙って一身に受け止め、耐え忍びます。
・自分が家族の汚れ役に徹することで、家族を守っていると考える傾向があります。
・優しい性質を持っていることが裏目に出て、誰かを救うために自分が身代わりになり、自分を犠牲にし過ぎるため、自分を破滅させてしまう傾向にあります。
・自分を痛めつけてしまい過ぎるため、少しのことで怒りが爆発し、人間関係のトラブルが多く、長続きしないことがあります。
・大切にされた経験が少ないため、「自分は価値のない」「どうせ自分は嫌われる」「どうせ誰にもわかってもらえない」と感じることが多いです。
・自傷行為(過食、拒食、リストカット、薬を過剰に飲むなど)をしてしまうリスクがあります。
3. ロストワン(いない子)タイプ
・「自我」を抑え込み、自分の存在感を消すことによって家族の負担を減らそうとします。
・家庭内の不和を恐れているため、親や兄姉の意見に従うことを優先して、自己主張や感情表現を避けます。
・空想が好きで一人でも楽しく過ごせるし、一人でのんびり過ごす方が安心する性質を持っています。
・他者に干渉されたり、詮索されることがすごく嫌だと感じます。
・自分から人と距離を取っているにもかかわらず、疎外感や孤立感を感じることがあります。
・大勢の人の前だと緊張や恐怖を感じ、多くの人たちとコミュニケーションを取ることに苦痛を感じます。
・内面には豊かな感受性と独創性を持ちながらも、それを人前で表現することに抵抗を感じます。
・人と話すことが苦手なため、人間関係をうまく築くことができません。
4. ピエロ(おどけ役)タイプ
・自分のネガティブ感情は押し殺して笑顔で隠し、周りのネガティブな雰囲気を積極的に和ませることで安心しようとします。
・シラけた空気や気まずい空気、険悪な空気になることがすごく怖いと感じます。
・人との争いやもめ事に巻き込まれるのも、見るのも嫌だと感じます。
・怒鳴り声や大きな物音がすると、かなりの恐怖を感じます。
・他者や自分自身のネガティブ感情(寂しさ、悲しさ、孤独、恐怖、不安、怒りなど)を極端に怖れ、嫌います。
・自分自身のネガティブ感情も極端に嫌うため、本音を認め、それを表現することができません。
・自分の本音を表現できないため、自分のことは誰にもわかってもらえないと思っています。
・自分を認められないため、自己肯定感が低く、自分に自信が持てません。
・他者のネガティブ感情にも過剰に反応し、常に他者の顔色をみる癖が付いています。
アダルトチルドレンの人たちは、
自身の生まれ持った資質を活かしながら、
家庭内の平和を強く願い、
自分を犠牲にし過ぎた結果、
その時に身に付いた癖により、
大人になって人間関係に悩むことが多い傾向にあります。
過剰な自己犠牲の原因は、
親や家族の不和によるものです。
家庭内の争いを無くし、
家庭を安心安全な場所にして、
家庭崩壊を防ごうと彼らなりに努力した結果、
過剰な自己犠牲が必要だったのです。
家庭の不和の原因は様々ですが、
決して、アダルトチルドレンの人たちの責任ではありません。
誰かに話したり、相談したりすることで、
心の重荷を軽くすることができます。
自分は気づいていなくても、
トラウマを抱えていることも多いです。
今、生きづらさを抱えて苦しい気持ちがあるなら、
心理カウンセラーや精神の専門家に相談してみることをお勧めいたします。
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